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「家にこもりきりで会話がない…」 1人目の産後に起きる生活の激変

LIMO / 2020年4月28日 10時0分

「家にこもりきりで会話がない…」 1人目の産後に起きる生活の激変

「家にこもりきりで会話がない…」 1人目の産後に起きる生活の激変

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大により、外出自粛が要請されている日本。外出自粛の必要性を強く感じる一方で、自由に外出や外食ができなくなった日常に困惑や不安を感じている人も多いでしょう。

3児を抱える筆者もその1人ですが、ほとんど外出をしない生活に入って思い出したのが、ママ1年目の生活。1人目の産前産後の生活ギャップに大きな戸惑いを感じていた日々を振り返ります。

1人目の産前産後の生活に大きなギャップ

妊娠するまでは好きなお店へ買い物に出かけ、夜遅くまで飲み会に参加し、自由に旅行へ行けるのが現代の一般女性でしょう。また、妊娠中には周囲から「好きに出かけられるのも今のうちだよ」といわれるものの、そこまで実感できていませんでした。

ところが、産後は状況が一変。まず産後1カ月は、ほぼ外出ゼロ。1カ月健診を無事終え、外出がスタートします。

外出できるようになっても、まず夜の外出や飲み会はゼロに。産後半年は夜間も頻回授乳のため睡眠不足ですし、子どもを早く寝かせようと考えると、夜の外出はなくなります。友人に呼び出されたら飲みに行き、遅くまでワイワイ語り明かすなんてこともできません。

そもそも産後は外出するということに一大決心がいります。赤ちゃんの機嫌の良いタイミングを見計らい、オムツやミルクなどを準備し、大きなベビーカーを出してと、出発前に入念な準備が必要。外出のハードルが一気に上がるのです。

外出するにも、赤ちゃんを連れて行ける場所は限られます。ベビーカーが入らない小さなお店や、授乳室がなかったり、おむつ替えができない場所には自然と足が遠のくように。赤ちゃんもグズるので、ゆっくり買物やカフェでランチをするなんて夢のまた夢です。

基本的に外出先はスーパーか児童館や公園になり、自然と外出の回数や時間は減少。気軽に友人に会える回数も減るなど、産前と産後の大きなギャップに驚きました。

結局は「慣れ」の問題だった

当時を思い出すと、結局は「慣れ」の問題だったのだと気付かされます。3人目ともなれば慣れたもので、今の生活のほうが当たり前に変わりましたが、特に1人目の産後は、初めての大きな生活ギャップに慣れるまで大変でした。

それまですべてが自由だったのに、「自由に外出できない」「夜は外出できない」「出かけるまでが大変」「出かけても短時間で帰宅」「出かけても自由気ままに動けない」「気軽に遠出や旅行も行けない」状態。

1人目のときは生後半年くらいまでは児童館にも行かなかったので、「ここ1カ月間、大人と話したのはスーパーやコンビニの店員さんか、宅配便の人だけ」ということも当たり前でした。

当時はすべてに驚き、自分が置かれた環境に慣れることがなかなかできませんでした。平日の昼間には「会社に行ってランチは外食だったな」と思い、金曜日になれば「花金で飲みに行っていたな」と思い、土日になれば「自由に街をぶらぶらしたな」と思い出す日々。

最初の頃は「できないこと」ばかり思い浮かべ、落ち込んでいました。急激な環境の変化に、ただ驚いては流されるだけで、受け身だったのです。

しばらくすると段々と、いくら自分が悩んだところで環境は変わらないと自覚。同時に、変化を嘆くだけでは赤ちゃんや自分の体調に悪いと思うように。 「自分ができること・できないこと」を切り分けたのが大きかったように思います。

そこで、プラスに変化したものに目を当てるようになりました。たとえば、ほとんど大人と話すことがなくなったせいで、以前より「顔見知りの人との会話や時間」も大切にするように。スーパーやコンビニの店員さんや児童館の方と顔見知りになり、色々と話す時間を大切にするようになりました。友人や同僚などの話す相手が多かった昔は、ほとんどなかったことです。

幸せのハードルが下がったのも、大きな収穫です。ちょっとのお散歩や会話、天気がいいだけでも幸せを感じれるようになり、日常の小さな幸せを見つけることが上手になりました。

そして、ある程度環境に慣れてきたら、子育て支援を行う団体に所属するなど、能動的に動くようにもなりました。その環境下でも自分ができることを始めてみると、楽しいことが増えたのです。

それが1年過ぎ、2年過ぎ…となると、さすがにこうしたギャップにも慣れっこになり、それが当たり前へと変わっていきます。もちろん、現状は健康への不安が大きいですし、社会全体で感染拡大を抑えなければならないなど状況は全く別ですが、生活に起きた急激な変化に覚えがあったのでした。

スタート時ほどゆったり過ごす

今回は状況が別なので、もちろん慣れればいいという問題でもありません。ただ当時を振り返ると、外出ができなくなった当初ほどストレスを感じやすい、ということが思い出されます。

外出自粛が始まったいま、大切なのは頑張り過ぎずゆっくり過ごすこと。「家の中にいるなら大掃除をしたり、いつもより豪華な料理を作ろう」なんて張り切ってしまうこともあるでしょうが、頑張り過ぎると疲れます。特にニュースなどで不安を感じるストレスもあるので、今はなるべく、ゆったりと過ごしましょう。

また、できないことばかりに視点を当てると、気分が落ち込みます。小さなことでも今できることを見つけ、その時間を大切にすると、1日の中でも喜びの時間がでてきます。

普段よりも自分を許すことを増やし、ゆったりと家事や育児、仕事をしていきたいと思います。

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