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みんなが節約したいと思うことは何? 新生活の貯金に役立つ超簡単な節約法3選

LIMO / 2020年4月24日 18時25分

みんなが節約したいと思うことは何? 新生活の貯金に役立つ超簡単な節約法3選

みんなが節約したいと思うことは何? 新生活の貯金に役立つ超簡単な節約法3選

2020年3月に日本生活協同組合連合会が公表した「春の新生活スタートに関する調査2020」によると、全国の20~59歳の女性に対し「この春から新生活でがんばりたいこと」を聞いたところ、最も多かった回答は「貯金」の41.4%となっており、2位以下の「料理」31.2%、「家事(掃除・洗濯など)」29.9%を、大きく引き離しています。

特に20代と30代女性では、「貯金」と回答した人はそれぞれ52.0%、55.2%と半数を超えており、貯金への意欲の高さがうかがえます。

また、同様に「この春からの新生活で、どのようなことにかけるお金を節約したいと思うか」という質問に対しては、「電気・水道・ガス」が44.3%と最も多く、次いで「外食」の34.7%、「食事(外食除く)」33.6%、となっています

確かに、なかなか給料が上がらない現在の状況を考えると、「収入を増やしたい」と考えるよりも、「できるだけ無駄な出費を減らしたい」と考える方が自然なことなのかもしれません。

そこで今回は、多くの人が節約に選んだ「電気・水道・ガス」「外食」「食事(外食除く)」のコストをどのように減らしていけばいいかを、行動経済学的な視点も含めながら解説していきます。

超簡単な節約法3選

それでは、明日から実践できる簡単な節約法を3つご紹介しましょう。

電気・水道・ガス:ひと月分の平均額を把握し、最適なプランに変更する

まずは、今までの電気・水道・ガス代から、月の平均額を計算してみることです。

当たり前のことですが、電気・水道・ガス代がいくらかかっているかは、住んでいる場所や家族の人数、生活習慣によって大きく異なるので、他の人の電気・水道・ガス代はあまり参考になりません。

そこで、自分の過去3カ月から半年間ほどの請求金額からひと月分の平均額を計算し、その金額を自分の基準とします。そして電気・ガス代については、月の平均額と自分の使用状況を元に、もっと安く使えるような会社やプランがないか調べてみましょう。

2016年の「電力自由化」、次いで2017年の「ガス自由化」によって、自分のライフスタイルにあわせて自由に電気・ガスの会社とプランを選択できるようになりました。たとえば、エネチェンジ株式会社のデータによると、2020年4月21日時点で関東・甲信越(東京電力エリア)においては、選べる電力会社数は60社、プラン数は256プランとなっています。

電気・ガス代のような固定費は、一度自分のライフスタイルに合うような契約に変更してしまえば、あとは継続的な節約効果が期待できるので、ぜひ積極的に活用していきましょう。

外食:外食に行く日程は事前に決めておく

2つ目は、「今日は疲れたから飲みに行きたい!」というような衝動を意識的に抑える方法です。これには、行動経済学の視点が有効です。

まず、行動経済学の前提として、人は本来「現在バイアス」を持っており「将来よりも今を重視してしまう」傾向があります。

たとえば、「今1000円もらうのと、1年後に1100円もらうのはどっちがいいか?」という質問をするとします。「1年後に1100円もらう」というのは1000円が1年間で10%増えているので、預金や一般的な投資よりもお得な話なのですが、多くの人は「今1000円をもらう」ことを選んでしまうのです。

このように、人は将来の得よりも「今の楽しさや得」を選ぶ傾向にあるため、衝動性に負けないようにするためには「行動の仕組化」がカギになります。

一見、外食に行きたいという衝動をなくすのは難しいことのように見えますが、「あらかじめ外食に行く日を決めておく」というように、行動をある程度仕組化しておくと抑止力が働き、突発的な飲み会や外食の回数を減らせるようになるでしょう。

食事(外食除く):ポイント還元を活用する

3つ目は、普段の買い物においてポイント還元を活用することです。「そんなこと知ってるよ」という声が聞こえてきそうですが、ポイントの有効期間を意識している人はどれくらいいるでしょうか。

ネットエイジアの「日本人のポイント活用に関する調査2020」によると、ポイントサービス利用者の現在保有しているポイント平均額は14,670円でした。

一方で、ポイントサービス利用者に、これまでに失効させたポイントについて聞いたところ、「わからない」が49.6%と半数近くを占めており、「わからない」以外の回答をした人の失効額の平均は5,933円となっています。

このように、ポイントの有効期限を意識していない人が少なくないようですが、せっかく集めたポイントを使わない手はありません。お得なポイントは集めるだけではなく、定期的に保有しているポイント数や有効期限をチェックして、積極的に節約のために使っていきましょう。

まとめ

最新のお金に関する調査では、多くの人が「貯金をがんばりたい」と考えており、それぞれの方法で節約に取り組んでいることがわかりました。本記事を参考にしながら、みなさんも無理のない節約生活を楽しんでみてくださいね。

【参考】
「春の新生活スタートに関する調査2020(https://jccu.coop/info/newsrelease/2020/release_200310_01.html)」(日本生活協同組合連合会)
「日本人のポイント活用に関する調査2020(http://www.mobile-research.jp/investigation/research_date_200227.html)」(ネットエイジア株式会社)
「電力自由化(https://enechange.jp/articles/liberalization)」(エネチェンジ株式会社)

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