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日経平均は2万円超えなるか? 新型コロナ収束期待でNYダウは約1カ月ぶり高値

LIMO / 2020年4月19日 20時45分

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日経平均は2万円超えなるか? 新型コロナ収束期待でNYダウは約1カ月ぶり高値

【日経平均株価】テクニカル分析 2019年4月19日

新型コロナウイルスのピークアウト期待から米株が上昇

2020年4月17日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は前日より607円06銭高の19,897円26銭となりました。終値ベースでは3月6日以来の高値です。取引時間中には一時、19,922円と2万円台に迫りました。

要因の一つは米トランプ大統領の発言です。16日にトランプ氏が、新型コロナウイルスの感染者が少ない地域から、経済活動を段階的に再開する方針であると発表。景気の改善につながるとの期待から投資家の間に買いが広がりました。

また、米国の大手バイオ製薬会社であるギリアド・サイエンシズ社の抗ウイルス薬「レムデシビル」が、新型コロナ重症患者の治療で効果があると報道されたことも好材料と見なされました。

今週の展開はどうなるでしょうか。欧米ではトランプ大統領をはじめ一部の指導者が感染拡大にピークアウトの兆しがあると言い始めています。

楽観するにはまだ早いと思われますが、市場はすでに期待を先取りするような形で上昇しています。17日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、24,242ドル49セントと3月10日以来、ほぼ1か月ぶりの高値になっています。

日本株は週初から連れ高となるでしょうか。国内を見ると、新型コロナウイルスによる死者数は欧米に比べて抑えられているものの、感染者数はじりじりと増えています。

政府は16日、緊急事態宣言の対象を全都道府県に拡大しました。国内での経済活動がさらに停滞することが懸念されます。国内外の株式相場は戻り局面にはあるものの、今後の決算で業績が悪化するようであれば、売られる銘柄も出てくるでしょう。

一方、米国ではネット通販のアマゾン・ドット・コムや動画配信のネットフリックスなどの「巣ごもり消費」銘柄が買われています。国内でも17日にはフリマアプリのメルカリが年初来高値を更新しました。

このような状況下でも株価が上昇する銘柄もあります。当面は、好業績銘柄を中心に個別物色の戦略をとっていくのも一つの方法でしょう。

17日の東証1部の売買代金は2兆6104億円と、商いも徐々に活況になりつつあります。チャンスがあれば積極的に狙っていきたいところです。

25日線が上向きに転じ、チャートの形も良好

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。3月19日に大底を打つと、その後は18,000円付近で二番底(Wボトム)を形成し、5日移動平均線、25日移動平均線をともに回復しました。

先週は5日線を挟んだ小刻みな動きとなりましたが、週末には窓をあけて上昇し陽線の高値引けとなりました。

今後の展開はどうなるでしょうか。チャートの形は悪くありません。ポイントとしては、先週の終値が3月25日の高値(19,564円)を超えたことです。

というのは、3月19日を大底とすると、ここが戻り高値になっていたからです。ここを超えたことでWボトムが完成し、短期的な上昇トレンドが形成されました。

もう一つ注目したいのは、直近の上昇で25日線が横向きになりさらに上向きに転じてきていることです。

上値メドとしては当然ながら心理的な節目となる20,000円を超えられるかどうか。ただし距離が近いので、週初寄り付きからいきなり20,000円超えで始まる可能性もあります。

その後、21,000円付近は過去にもみ合ったところなので抜けるまでにパワーがかかるかもしれませんが、抜けてしまえば23,000円付近まで一気に上昇する可能性もあります。

逆に、足元で急上昇しているため上昇一服となることもあり得ます。その場合でも25日線の18,500円付近までは押し目買いの好機と考えていいでしょう。

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