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スーパーで働く人が店内で気になる「それってどうなの?」と思う人たち

LIMO / 2020年4月22日 10時15分

スーパーで働く人が店内で気になる「それってどうなの?」と思う人たち

スーパーで働く人が店内で気になる「それってどうなの?」と思う人たち

ついに緊急事態宣言が全国に拡大するなど、なかなか国内での収束の兆しが見えない新型コロナウイルス感染症(COVID-19)。外出自粛が続く中、「出かけるのは近所のスーパーマーケットぐらい」という人も多いのではないでしょうか?

内食需要で、スーパーの売上は上昇傾向

まず、『オール日本スーパーマーケット協会』『一般社団法人 全国スーパーマーケット協会』『一般社団法人 日本スーパーマーケット協会』が合同で行っている「スーパーマーケット統計販売調査(http://www.jsa-net.gr.jp/report.php)」の2020年2月実績速報版(3月23日発表)の結果から、カテゴリ別の売上高の前年同月比(全店)を見てみましょう。

・食品合計      …106.9%
・青果、畜産、水産合計…106.8%
・惣菜        …107.3%
・日配        …108.0%
・一般食品      …107.7%
・非食品       …111.2%
・その他       …100.8%

「うるう年で営業日が1日多い」「曜日の並びの関係で、例年より土曜日と祝日が多かった」という要素があるものの、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大による内食需要の高まりや、マスクや除菌剤といった衛生用品の需要の増大が後押しをする形で、全カテゴリにおいて数値が伸びているようです。

流通3団体が「消費者に対する呼びかけ」を依頼

2020年、4月14日、前述の販売統計調査を行っている、流通3団体「オール日本スーパーマーケット協会」「全国スーパーマーケット協会」「日本スーパーマーケット協会」3団体が合同で、報道機関に向けて「適切なご来店マナー等のお願い(http://www.ajs.gr.jp/upimages/pdf/518_1.pdf)」を発出しました。

それによれば、
・過熱報道をお控え頂き、お客様に冷静さを呼び掛けて頂きたい!
・お店の営業継続の大切さをお客様に理解頂きたい!
・皆様にとってのお店の安心・安全を確保したい!

として、報道機関に対し「消費者が冷静な買い物行動ができるような情報発信」とともに、消費者に対して「商品の欠品や入荷遅れに対する過剰なクレームを控えること」「自発的な感染拡大防止策をとってお店を利用すること」を呼びかけるよう依頼をしています。

スーパーで働く人が店内で気になること

さて、「商品の欠品や入荷遅れに対する過剰なクレームを控える」は別として、「自発的な感染拡大防止策をとってお店を利用すること」とは、どのようなことを指すのでしょうか?実際にスーパーで働いている人たちに、店内で気になる「それってどうなの?」と思うことについて、話をうかがってみました。

ノーマスク

「まだノーマスクで来店されるお客様をちらほら見かけます。」というのは、スーパーでレジを担当しているAさん。「なかなか手に入らない人が多いとはわかっていますが、ちょっと会話をするだけでも飛沫が飛ぶと聞いています。手作りでも、ハンカチなどの代用品でもいいので、来店されるときは口や鼻を覆うものを着用していただけるようにお願いしたいです。」

かなり浸透してきたようにも思える、外出時のマスク着用。ただ、「短時間だし、もったいないからいいや。」「家の近所だから大丈夫。」とそのまま出かけてしまっていたりしませんか?マスクの最大の効用は、自分から人への飛沫感染を防止することです。短時間の買い物でも必ず着用してでかけるよう、心がけておきたいものです。

一家総出のお買い物

某スーパーで清掃業務を担当するBさんの話。「週末に多いのですが、ご夫婦とお子さん全員など、家族総出でいらっしゃるお客様がいます。もちろん、お子さんが小さくて家においていけないとか、運転できるのがご主人だけとか、それぞれにご事情があるのだろうとは思います。

ただ、買い物をしている奥様をよそに、ひとりだけ手持ち無沙汰にうろうろしているご主人や、飽きて走り回るお子さんを見ると、店内に一緒に入る必要があったの?と思ってしまう時があります。」

一見微笑ましい、家族みんなでのお買い物ですが、感染拡大防止の観点から見ると、必要以上の人が入店することで、店内の混雑(「密」の状態)を作り出すことになるので、控えたほうがよさそう。買い物をするのに必要な人以外は、できるだけ家か車で待機するようにしたほうがよいかもしれませんね。

売場で迷う

「たまに売場でずっと迷っている人がいますが、むやみに商品に触る、手に取ったものを棚に戻すという行為を繰り返すのは控えていただきたいです。」と語るのは、商品補充担当のCさん。

某病院で発生したクラスターで、盲点だった共用のタブレットが感染源になっていたという報道もありましたが、売場でついやってしまいがちな、いったん手に取ったものを戻すという行為は、できるだけしないように気をつけたほうがよいでしょう。事前に買うものを決め、メモをしてから出かけるようにすると、こういった行動を抑えることができますし、滞在時間を短くする効果も期待することができます。

まとめ

農林水産省・経済産業省・消費者庁が3省合同でだしている、「買い物をするときのお願い(https://www.maff.go.jp/j/saigai/n_coronavirus/pdf/200403_kaimono.pdf)」には、以下のように記載されています。

・買い物の際には、 咳エチケット を守り、前後に 手洗い・消毒 をしましょう。
・必要なときに 必要な分だけ 買うようにしましょう。
・転倒やケガをしな いためにも、密集しないことが大事です。
・混雑を避けて 買物をしましょう。
・人との距離を空けて、密集を避けると、感染の危険性が下がります。

私たちの生活を守るために、頑張ってくださっている人がいます。一日も早く、この状態を脱出することができるよう、ひとりひとりができることを、協力していくという姿勢が大切なのかもしれませんね。

【参考】
一般社団法人『日本スーパーマーケット協会』「スーパーマーケット統計販売調査(http://www.jsa-net.gr.jp/report.php)」
オール日本スーパーマーケット協会「適切なご来店マナー等のお願い(http://www.ajs.gr.jp/upimages/pdf/518_1.pdf)」
農林水産省・経済産業省・消費者庁「買い物をするときのお願い(https://www.maff.go.jp/j/saigai/n_coronavirus/pdf/200403_kaimono.pdf)」

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