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投資はギャンブルではなくビジネス。初心者が知っておくべきルールとは?

LIMO / 2020年5月2日 20時0分

投資はギャンブルではなくビジネス。初心者が知っておくべきルールとは?

投資はギャンブルではなくビジネス。初心者が知っておくべきルールとは?

投資のやり方を解説する本やセミナーは多数存在します。ですが、その前に知っておかなければならいのが、投資をするうえでの心得です。投資のやり方だけを知っていても心得を知らなければ、大損してしまうことも。たとえば車に乗ることができても、ルールを知らなければ事故を起こしてしまうことと同じです。

『12万人が学んだ 投資1年目の教科書(https://www.amazon.co.jp/gp/product/4761274476/ref=as_li_qf_asin_il_tl?ie=UTF8&tag=kankidirect-22&creative=1211&linkCode=as2&creativeASIN=4761274476&linkId=5bb72eb5e27fecace0fa09fd0236ca39)』の著者である高橋慶行氏に、“投資1年目の投資家”が知っておくべき「投資のルール」について聞きました。

投資はギャンブルではなくビジネスとして取り組む

投資を未来予想ゲームだとか、必勝法があって、そのとおりにやれば簡単に勝てるようなギャンブルのように考えている方が多いのですが、それは誤解です。

投資は「予想」でやるものでありませんし、「ギャンブル」などでもありません。一生に数回、ギャンブルのような大勝負に勝つことではなく、再現性のあるやり方で何度も小さな勝負に勝つことによって、安定的な利益を積み上げていくことができるのです。

また、それは決して簡単なことではなく、技術をしっかりと身につけたうえで実現するものです。

最近ではスマートフォンのアプリなどで簡単に資産運用ができるサービスが増えています。スマートフォンで買い物をすることも当たり前になった今の時代には、ワンクリックで資産運用が始められるということも当たり前になってきましたが、そういう「簡単にできる環境の変化」も「投資は簡単に儲かるものだ」という誤解を生む1つの原因なのかもしれません。

投資が簡単にできる時代になったテクノロジーの変化は素晴らしいものです。しかし、だからこそ、よく考えてほしいと思うのです。お金を使ってお金を増やすということの本質を理解せずに、お金をショッピングするかのように投じると大抵の場合は損をする結果になります。

日本人は学校でお金の勉強や投資の勉強をすることはないので、投資で堅実にお金を増やすための正しい教養を持っている人はほとんどいません。教養は1日で身につくものではありませんし、教養が身についたとしても利益は市場の動きに左右されるので、すぐに莫大な利益が手に入るわけではありません。

ですが、投資1年目の投資家にとって大切にしたい心得というものはあります。その心得とは、ビジネスとして投資に取り組むということです。

ルールを決め、守りながら利益を上げていく

ほとんどの日本人投資家は「何かいい情報を手に入れれば儲かる」と誤解をしていますが、そんな夢のような情報はありません。

継続して安定的な利益を得ることを目指すのであれば、他人の意見を鵜呑みにしてはいけません。しっかりと投資を学び、模範的な行動を繰り返していく投資家のみが安定的な利益を得られるのです。

つまり、投資も1つのビジネスなのです。

ビジネスにおいては、たとえば会社員であれば必ず会社のルールに従わなければなりません。ルールの中には、絶対に外してはならない重要なルールもありますし、重要なルールと思われながらも実は会社の利益に直接つながらないようなものもあるでしょう。

しかしルールが会社にとって必要なものだと考えられているので、基本的には社員はそのルールを守ります。ルールは社員に不自由を感じさせてしまうことがありますが、ルールがあるからこそ予期せぬトラブルを未然に防ぐという効力もあります。

投資家も同じく、利益を生み出すためのルールというものをきっちり作って、そのルールを守りながら利益を上げていくようにしていかないと、安定利益はなかなか実現できません。

たとえば株で銘柄を選ぶ際にも、自分なりの銘柄選定の理由を決めておくことが大切です。

JPX日経400というカテゴリの銘柄があります。これは資本の効率的活用や株主を意識した経営など、グローバルな投資基準に求められる諸要件を満たす「投資者にとって投資魅力の高い会社」400社から構成されるものです。

JPX日経400の選定方針に納得しているのであれば、この400社の中から銘柄を選ぶというルールにしてもいいでしょう。この中から自分の投資資金で選べる銘柄を絞り込み、さらに直近の株価の推移を見て、上昇トレンドに転じたところだろうという銘柄があれば、それを買うなどといったルールをさらに付け加えるのもいいでしょう。

大切なことは、ビジネスとして、決めたルールを守ること。そして、淡々とそのルールを継続することで利益を積み上げていくことです。

もちろんそのルールにある程度の根拠があることが大前提ですが、時にはルールを守り、時にはルールを守らないという投資を続けていると、結局は感情に任せたギャンブル的な投資になりがちで、将来的に安定した利益を得ることはできません。

投資ができるということは、大きなアドバンテージ

日本は、老後不安や終身雇用の崩壊など、さまざまな不安が叫ばれるようになりました。

これからの時代は、ひとりひとりが自分自身にしっかりと知識を付けて、自分の身を自分で守らなければという意志を強く持たないとならないと思います。

技術などが伴わない収入やあぶく銭のように何かの拍子に手に入れたお金は、簡単に失ってしまうものですが、技術をしっかりと身に付けて、その上に築きあげられた収入というものは簡単にはなくなりません。投資を通じて、簡単にはなくならない「堅実な収入源」を作る技術を身に付ければ、老後の不安も軽減されるでしょう。

投資を自分でやろう、自分自身でお金の運用をしようという姿勢は、自分の頭脳に経験やノウハウを蓄積するものでありながら、世界の動きや経済の動きなども把握でき、まさに、今の世の中を歩んでいくために必要なアドバンテージをもたらしてくれるものになります。

投資は勤めることで得られる収入とは違い、時間や場所などに縛られない、自由度が圧倒的に高いという特徴があります。

ネットで投資が簡単にできる時代になり、簡単に資産運用が始められるようにはなりましたが、「楽に稼げる」ようになるには、ビジネスと同じように「稼げる仕組み」の下準備を行う必要があるのです。

投資も1つのビジネスだから、ビジネスとしてゼロから勉強し、最終的には収入源を構築していくのだという決意が、投資1年目の投資家には必要です。

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