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銀行口座は1つじゃダメ!? お金が貯まる口座の使い分け法

LIMO / 2020年4月27日 19時45分

銀行口座は1つじゃダメ!? お金が貯まる口座の使い分け法

銀行口座は1つじゃダメ!? お金が貯まる口座の使い分け法

みなさんは、銀行口座をいくつ持っていますか? 口座自体は複数持っているものの、いくつかの口座は普段まったく使っていなかったり、そもそもキャッシュカードを無くしてしまった…なんてこともあるかもしれません。

2020年3月にGMOあおぞらネット銀行より公表された『マネーに関する調査2020「貯蓄事情」と「銀行選び」』によると、「使用目的によって銀行口座を使い分けているか」という問いに対し、大学4年生は42.4%、社会人1年生は53.6%が「使い分けしている」と回答しています。

さらに「現在の貯蓄額」について聞いたところ、「口座の使い分けをしている」人の平均貯蓄額は76.6万円、「口座の使い分けをしていない」人の平均貯蓄額は58.1万円と、口座の使い分けの有無によって貯金額には18.5万円もの差があることがわかりました。

目的別に銀行口座を使い分けることが、お金を貯める近道になるかもしれません。そこで本記事では、貯金に効果的な口座の使い分け方法を紹介していきたいと思います。

基本的には3~4口座の使い分けがおすすめ

本記事でおすすめするのは、銀行口座を3~4つ使用する方法です。その内訳を詳しく説明していきましょう。

① 入金専用の口座

1つめの口座は、入金専用の口座です。毎月のお給料などの収入は、必ずこの口座に入金されてくるように設定しておきます。

この口座から、必要に応じて後述する2つめ、3つめの口座にお金を移していくというのが簡単な流れです。入金専用の口座を作っておくことで、自分がどれくらい収入を得ているのかが一目でわかるようになるので、自分で確定申告などを行う際にも役に立つでしょう。

② 貯金専用の口座

2つめの口座は、貯金専用の口座です。①の入金口座にまとまった入金があった時点で、そこから②の貯金口座に毎月決まった貯金額を移しましょう。

とてもシンプルですが、約束事さえ守っていれば確実に貯金額を増やしていける方法です。「そんな簡単なことで貯金が増やせたら苦労しないよ…」と懐疑的に思う人もいるかもしれませんが、下記の2つのケースをイメージしてみてください。

日々節約を意識して、生活を切り詰めてできるだけ貯金しよう

先に〇万円を貯金用に除いておいて、残りは自由に使おう

おそらく目的は同じでも、後者の方が気持ち的に楽だと感じるのではないでしょうか。貯金は長期的に取り組んでいくものなので、できるだけ楽しく前向きに取り組む工夫も必要なのです。

次に大切なことは、毎月の貯金額の決め方です。貯金額は漠然とした思いつきで決めるのではなく、今までの家計収支を元に、適切な貯金額を設定しましょう。

毎月の収支を把握していないと、貯金額が多すぎて生活への負担が大きくなってしまったり、逆に貯金額が少なすぎて余ったお金を不要なものに使ってしまった、というリスクがあります。もし、家計の収支がよくわからないという場合は、家計簿を活用して毎月の収支額を把握することから始めてみましょう。

また、定期預金や証券口座用などの資産形成の元になる資金も、いったんは②の貯金口座を通してから資金移動するようにしましょう。なぜならば、資産運用には損益が生じることが多く、口座をひとまとめにしておくことで元本からどれくらい利益が生み出されたのかを把握しやすくなるからです。

③ 固定費の引き落とし専用の口座

3つめの口座は、引き落とし専用の口座です。住宅ローンや携帯電話料金など、毎月だいたい同じ額だけ引き落とされるお金がありますよね。

こうした固定費も、あらかじめ①の入金口座から引き落とし専用の口座にお金を移しておきましょう。毎月の支払う金額が確定している出費なので、貯金額と同様に他の出費と分けておくと、よりお金の管理がしやすくなります。

④ 支出専用の口座

最後に4つめの口座が、いよいよお金を使う専用の口座です。①の入金口座から、②の貯金口座と③の引き落とし口座にお金を移したあとに残った金額が、現時点で使い道が確定していないお金ということになります。

この残った金額を、④の支出口座に移して、この範囲内で生活費を払うようにしていきましょう。つまり、この口座から支払われるお金は変動費、今後節約できる可能性がある出費ということになります。

この口座の利用明細を念入りにチェックすることで出費が把握しやすくなり、どこで使いすぎているのかも分かるようになります。また、現金払いのときはもちろんのこと、クレジットカードやデビットカードなどの引き落とし先も、この支出口座に設定しておきましょう。

まとめ

本記事では、貯金のコツとして口座の使い分け方法をご紹介しました。簡潔にまとめると、入金口座・貯金口座・引き落とし口座・支出口座の4つに分けてお金を管理していくと効果的です。もし、定期的な引き落とし金額が少ないなどの場合は、使い方を工夫して口座を1つ減らすことも可能でしょう。

そして何よりも大切なポイントは、先に貯金額を別口座に移すことで、簡単に貯金には手を出せない状態にしておくことです。楽しく継続的に節約に取り組んでいくために、ぜひ参考にしてみてくださいね。

【参考】『大学4年生・社会人1年生1000人の懐事情 マネーに関する調査2020 「貯蓄事情」と「銀行選び」(https://gmo-aozora.com/company/report/20200303/)』(GMOあおぞらネット銀行)

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