今、一番心に響くと話題「news every.」藤井貴彦アナから学ぶ「言葉の真価」
LIMO / 2020年4月26日 21時15分
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今、一番心に響くと話題「news every.」藤井貴彦アナから学ぶ「言葉の真価」
新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の拡大を防ぐため、過去に例をみないほど大規模な自粛生活が強いられています。多くの自治体で学校や幼稚園、友達と会うことすらできない子供達。それに対して、いつまでも自粛をせず自分の思うままに行動する人はいまだに後を絶ちません。そんな人たちを歯がゆく思う人々のストレスは日を追うごとに溜まる一方です。
暗い気持ちが続く中、いま日本テレビ「news every.」の放送でメーンキャスターの藤井貴彦アナウンサーが発した言葉が多くの人々の心に響いたと共感を読んでいます。
「私の家は地球」
“STAY HOME”がこれほど求められる中、まだまだ不要不急の外出を止められない人の姿が目立ちます。つい先日、神奈川県の江の島を中心とする湘南海岸を訪れる人々の映像がSNSで公開され、大きな反響がおこりました。投稿をみた人たちからは「自粛前よりむしろ人が増えている」「天気がいいと気の緩む人が多すぎる」など非難の声が多数。
また、沖縄の海を訪れて自身のSNS上で「私の家は地球。ステイホーム中です」などと、まるでとんちのようなことを平然と書き込む人がいるなど、いくら政府や医療関係者が自粛を呼びかけても心に響かない人たちが後を絶ちません。
遊具すら我慢する子供達
そんな自由気ままな大人がいる一方、公園ですら自由に遊ぶことができないという子供も存在します。都内で暮らすIさんは幼稚園の子供が2人います。
「先日、『公園の遊具を介して感染の恐れがある』という記事を目にしました。子供の唯一の息抜きだった公園ですら自由に遊べなくなるなんてとショックでしたが、今は命を大切にすることが一番ということを子供たちに説明しました。最初は悲しそうにした子供たちですが、『生きていればいつかはまた楽しいことができる』と前を向いてくれました。そんな姿に申し訳なさやかわいそうな気持ちが溢れてきて…こんな小さな子供ですら我慢ができるのに、どうしていまだに自分のエゴを通す大人が後を絶たないのか。私には理解できません」
お友達ともう一か月以上遊んでいないという子供たちへの罪悪感と、家族を守らねばという気持ちの狭間で疲弊しているというIさん。仕事以外で遠方へ行く人の気持ちがわからず怒りが収まらないと言っていました。
心に響いた藤井貴彦アナの言葉
「過度なストレスは身体に悪いといって自粛をしない派」と「今が勝負と腹を括り自粛を頑張るからこそ勝手なことをする人間が許せない派」。ギスギスした報道やSNSでの対立が繰り広げられる中、日本テレビの藤井貴彦アナウンサーは「news every.」の中で次のように語りかけています。
「今、緊急事態宣言を受けて自分を律している人ほど、観光や遊びに出ている人を腹立たしく思うかもしれません。しかし、皆さんの様な人たちがいるからこそ、欧米のような医療崩壊を防げています。今はみんなの足並みがそろわなくても、その姿勢は必ず誰かの行動を変えるはずです。 そして全国にはまだ感染者の少ない地域も多くあります。 不用意に生活エリアを越えた移動をしないこと。これが誰かの故郷を守ることにつながります。」
この言葉は多くの人の胸に響き、SNSで一気に拡散。動画や文章を見た多くの人々から共感を得ました。
・「自分はこんなに頑張っているのに、という気持ちからここのところイライラが止まらなかった。藤井貴彦貴彦アナの言葉に救われた」
・「ニュースを見るたび勝手な人間を腹立たしく思っていた。だけどそれは私が『自分を律する人』だったからなんだ。そう思ったら涙が出た」
・「こんなつらい気持ちでいる自分のことを理解して気持ちに寄り添ってくれる発言。自分の大切な田舎を守るだけでなく、誰かの大切な人も自分が守っているんだと思うと頑張る気持ちが湧いてきた」
藤井貴彦アナの心のこもったメッセージは多くの人の心に届き、頑張りすぎて疲弊していた人たちの心に誇りを、怒りでいっぱいだった人たちの心に「いつかみんなの足並みが揃うかもしれない」という新たな視点を芽生えさせてくれたようです。
まとめ
新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の拡大を防ぐためには一人一人の行動の制限や我慢をする気持ちが大切です。一朝一夕に解決する問題ではないため歯がゆく感じたり、めげてしまいそうになりますが、そのコツコツとした頑張りが医療制度を守り、終息後の明るい未来をつくっていくのではないでしょうか。
日本テレビ「news every.」の放送での藤井貴彦アナの言葉のように、今は足並みがそろっていなくても、その行動が誰かの心を動かすかもしれません。その輪が広がり、大きなものになっていつか一つになれる日を信じて、頑張っていきましょう。
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