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「オンライン飲み会」は子育てママを孤独から救う!? 参加して実感した”つながり”

LIMO / 2020年4月29日 10時0分

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「オンライン飲み会」は子育てママを孤独から救う!? 参加して実感した”つながり”

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大防止のため、全国で外出自粛生活が続いています。在宅勤務に切り替え、可能な限り人との接触を避けているために家族以外とは会話をする機会がめっきり減ったという人も多いでしょう。

そんな中で注目されているのがパソコンやスマートフォンから、オンラインでビデオチャットをして楽しむオンライン飲み会。自宅にいながら画面を通して友人と飲み会ができるということで、外食や外飲みが控えられている今、こうした形の交流を始める人が急増しているといいます。

このオンライン飲み会は、子育て中の人にこそおすすめしたいポイントがあります。今回は1歳8カ月の子どもがいる筆者が、実際に友達とオンライン飲み会をして感じたメリットをご紹介します。

育児中に感じがちな社会との断絶や孤独が解消できる

お酒を飲み行くことが好きで、妊娠前にはよく夫や友達と飲み屋をハシゴしていた筆者。しかし、子どもを産むと自由に友達と会えなくなるだけでなく、そもそも授乳によってお酒も飲めなくなります。

仕事復帰する前は、しゃべることのできない乳児の子どもと家で2人きりの状態が数カ月続き、夫以外とはほとんど会話がない状態。こうした社会との断絶や孤独は、多くの育児中の母親を追い詰めるものです。

オンライン飲み会に数回参加して一番思ったことは、たとえオンラインだとしても“つながり”を感じられるということでした。「今日、何してた?」「仕事はどんな感じ?」「いま世界ではこんな状況らしいよ」といった、たわいもない雑談だけでも社会と断絶していない安心感を得ることができます。

ワンオペ育児で居酒屋に行くことなどほぼ不可能になっていたため、オンラインだとしても友達とお酒を飲み交わす場に顔を出せることの喜びはひとしおでした。

また、子どもがそばにいながら飲み会ができるのも、ワンオペ育児中の筆者にとってはありがたい点です。以前、一度だけ夫に子どもを預けて飲み会に参加した際には「ちゃんとご飯食べたかな」「泣いていないかな」と不安を感じ、心から楽しむ余裕がありませんでした。

お店とは違って、ゆるい空気感のなかでそれぞれが家で楽しめるオンライン飲み会では、途中退席して子どもの世話をしたり、また画面に戻ってきたりできます。そこには“育児”と“飲み会”という、相反する2つの行為が混在していました。

子どもが騒いでいたらミュート機能にできる

子どもがいるママ友同士であればそんなに気にならないかもしれませんが、そうでない友達とのランチやお茶に子どもを連れて行くのは気がひけます。

子どもが騒いで会話の腰を折ったり、周囲のお客さんから白い目で見られたりすることに親自身もそわそわして疲弊してしまうからです。とっさに「ちょっとごめんね」と退席し、お店の外で子どもが落ち着くまであやすこともしばしば。

しかしオンライン飲み会では、自分の音声が相手に聞こえないようにする「ミュート機能」があります。たとえ近くにいる子どもがうるさくしても、自分の音声をミュートにすれば、こちらの声は皆に聞こえなくても自分は皆の会話を聞くことができるというわけです。

子どもが騒いでいると、一緒にいる相手が不快ではないかと気になることはもちろん、自分自身が申し訳なさや「静かにさせなきゃ」と感じることでその場が楽しくなくなってしまいます。ミュート機能があるオンライン飲み会では、そうした状況に陥りにくいのはありがたいと感じました。

しかし、そもそも画面越しなので、子どもが騒ぐ様子が面白く映るということがあるかもしれません。実際にオンライン飲み会で、筆者が暴れる子どもを抱っこしたり追いかけて走り回ったりする様子が無音で画面に映し出されると、その場では笑いも起こっていました。“無音の映像を楽しむ”というのも醍醐味の一つかもしれません。

パジャマでも化粧していなくても誰も気にしない

子どもを連れて外出しようと思うと、なにより大変なのがミルクや離乳食、オムツといった子どものための準備です。そこからさらに、着替えやメイクなど自分自身も身なりを整えなくてはいけません。こうした出かけるための準備やお店に到着するまでの大変さがネックとなるので、子どもを連れて飲食店に行くことはハードルが高くなってしまいます。

しかしオンライン飲み会をやってみると、別にキレイな服に着替えなくても、バッチリメイクをしなくても大丈夫でした。皆もが画面の向こうでは自宅で過ごしているので、パジャマだったり髪の毛もボサボサだったりするからです。また画面越しだとそれほど鮮明に姿が映し出されるわけでもないので、誰も何も気にしません。

筆者はむしろ、普段のよそ行きの格好とは違うリラックスした状態で皆とお酒が飲める心地よさがありました。「子育て中でくたびれた感じに見られたくない」「小ギレイにしなきゃ」といった焦燥感に駆られることのない自由さ。子連れで出かけるより圧倒的にハードルが低いことは、子育て中の母親にとってはとても魅力的だと思います。

子どもを連れて居酒屋なんて行けないけれども、友達とお酒を飲み交わしたいニーズを叶えてくれるオンライン飲み会。コロナ禍による外出自粛をきっかけに、なかなか友達にも会えず外出も難しい子育て中の親が孤独を感じずにいられる方法の一つとして普及していってほしいと思います。

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