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相場はコロナ収束期待と実体経済悪化の睨み合い? 日経平均はGWを前に小動きか

LIMO / 2020年4月26日 20時35分

相場はコロナ収束期待と実体経済悪化の睨み合い? 日経平均はGWを前に小動きか

相場はコロナ収束期待と実体経済悪化の睨み合い? 日経平均はGWを前に小動きか

【日経平均株価】テクニカル分析 2019年4月26日

米原油相場下落の影響を受け下落するも、その後は一服

2020年4月24日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は前日より167円44銭安の19,262円00銭となりました。

前週末17日の終値は19,897円と、2万円にあとわずかのところまで迫りました。ただし、これを受けた先週は週初から利益確定の売りが出て、心理的節目となる2万円を超えることができませんでした。

先週はさらに原油安が嫌気されました。ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)は20日、期近の5月物が前週末比55.90ドル安の、1バレルマイナス37.63ドルとなりました。価格がマイナスになったのは史上初です。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で原油の需要が大幅に減少しています。実需のない投機筋は決済しないと原油の現物を引き取らなければならなくなります。原油が余っているため、貯蔵能力もひっ迫しています。

そこで、赤字になってでも誰かに引き取ってもらいたいと投げ売りになりました。ただ、その後週末にかけて、相場は上昇しています。

今週の展開はどうなるでしょうか。週末にかけて原油先物相場が連日で上昇したことが好感され、米国株も伸びています。24日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸しました。

週初から日本株も連れ高になる可能性がありますが、新型コロナウイルスの収束には依然として不透明感があり、個々のニュースに相場が反応する状況が続いています。

バイオベンチャーのギリアド・サイエンシズの新型コロナウイルス治療薬についても、その進捗に一喜一憂して相場が乱高下しています。米トランプ大統領の言動に相場が振り回されることも多いため注意したいところです。

海外では悪材料出尽くし感から自律反発の動きも出てきています。しかし、実体経済としては今後、業績を下方修正する企業も出てくるでしょう。銘柄によって明暗が分かれそうです。

日本では大型連休で市場も休場になることから、投資家も積極的な売買は控えることになりそうです。仕込みの時期ととらえるのも一つの方法です。

小幅にもみ合う展開が続く。半値戻しに期待

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。前週末17日には終値19,897円となり、3月25日の戻り高値(19,564円)を超えて終わりました。このまま、このあたりが下値サポートになっていくことが期待されましたが、先週初からは下落し、25日の高値も、5日線も割り込んでしまいました。

ただローソク足の実体は短く、方向感を出しづらいところです。このような局面では短期の移動平均線をはさんでローソク足が上下するので、あわてて飛びつかないようにしましょう。

現状は小幅にもみ合う展開で、心理的節目となる19,000円付近、かつ25日線付近で下げ止まっています。今後の展開はどうなるでしょうか。

チャートの形は悪くありません。17日に高値を更新して、いったん下げたものの、短期的な上昇トレンドラインや25日線も割り込んでいないことから、押し目買いの好機だと考えられます。

注目すべきは、前週、先週あたりの動きを受けて25日線が上向きになってきたことです。

上値メドとしては、17日の19,922円、心理的節目となる2万円、さらに1月17日(23,995円)から3月19日(16,358円)までの大きな下落の半値戻しとなる20,236円などになるでしょう。

逆に下値メドは、4月3日の安値(17,646円)になりますが、ここを割り込むまでは短期的な上昇トレンドは維持されますので、「買い」でチャンスをうかがいたいところです。

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