1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

年収800万円なのに…お金が貯められない30代女性が抱える問題点

LIMO / 2020年5月3日 19時45分

年収800万円なのに…お金が貯められない30代女性が抱える問題点

年収800万円なのに…お金が貯められない30代女性が抱える問題点

決して年収が低いわけではないのに、なかなかお金が貯まらない。世の中にはそんな人もいるようです。しかし、お金を貯めるのに必要なのは収入だけではありません。お金が貯まらない理由に気付き、自分の行動を変えていくことです。

今回は、年収800万円なのに貯金ゼロという金融機関勤務の30代女性Aさんに聞いた話をもとに、お金が貯まらない原因を見ていきます。

無意識の出費が多すぎる

そもそもAさんは、「お金が貯まらないなあ」「年収は800万円あるのになんでだろう?」と課題感を抱きつつも、自分のお金の使い方について意識していませんでした。

「正直、自分は無駄遣いしているつもりはない。贅沢な暮らしをしているわけではないし、別に余計なものは買っていない。同僚はもっと買い物をしているし、生活も派手。なのに、なぜ自分は貯まらないのかわからない」と嘆きます。

収入が高くてもお金が貯まらないのなら、それだけ使っているはずです。しかしAさんは、そこを深掘りして原因を追究することをしていませんでした。「なんで?」とは思うものの、実際の自分の行動にしっかり向き合ってこなかったのです。

こういう場合は、まず毎月の出費を書き出して整理してみることが第一歩になります。面倒かもしれませんが、これをやらない限り自分の無駄遣いの原因はわかりません。原因がわからないということは、無駄遣いをやめられないということです。

結局Aさんの場合、毎月1〜3万円ほどネットショッピングで服や靴を買っていたほか、週末ドライブも兼ねてレンタカーで友人とアウトレットに行き、ブランドものの財布やバッグを購入していることがわかりました。

「営業職だから、こういうのは身だしなみの一つ。この出費は仕方ないと思って購入していた」と言うAさん。理屈として成り立たないわけではありませんが、「仕事につながることだから仕方ない」とはいえ、自分の財布からお金が出ていっていることは事実です。

その買い物を仕方ないと捉えて「なかったこと」にしてはいけません。出費を出費として認識し、「今月は靴を買うから、ほかの出費は抑えよう」と自分にブレーキをかけることが大事なのです。

お金が貯まるイメージが持てない

また、Aさんと話している中で「お金を貯める理由は?」と尋ねると、こんな答えが返ってきました。

「それは老後資金のためだろうし、いつかする結婚のためだとは思うけど、今のところ結婚の予定はない。このままいけば老後資金のためだろうなあ」

つまり、お金を貯める動機が明確ではなく、「なんとなく老後資金かな」と思っているだけの状態。このままでは動機が希薄すぎてお金を貯めるモチベーションになりません。

また、「3年後の自分はいくらぐらい貯まっていると思う?」と聞くと、「自分がお金を持っているイメージがない。このまま貯金ゼロもありえる」と言うのです。

つまり、先述したようにお金を貯める動機が希薄で、いくら貯める必要があるのか、どうやって貯めるのかがイメージできていないので、最終的なゴール地点である「お金を貯めている自分」につながらないというわけです。

人間はイメージできないことは成し得ません。お金を貯める目的と貯めるべき金額を明確にして、お金が貯まっている自分をしっかり頭の中に思い浮かべられるようになることが大切です。

値段以外の理由に気を取られている

「普段買い物するときに何を重視する?」という質問に対しては「値段と質を見ている」と答えたAさん。しかし、一緒に買い物に行くと、無意識のうちに「コレ、なんかいい!」という曖昧な基準でモノを購入していることがわかりました。

ちょっとしたコンビニのお菓子でも、類似品が並んでいる中で期間限定のものを選んだり、たとえば同じミルクティーでも、オマケがついている割高なほうを選んでいました。

人間は目で見ていろんな情報をキャッチするので、つい値段以外の部分に気を取られてしまいます。期間限定やオマケ、「〇割引き」などというキャッチーなPR文句にごまかされてしまうこともありますが、それは買い物の基準が明確になっていないから起きるのです。

自分が必要な買い物の基準を明確に決めること、そして買い物に行く前に購入するものを決めておくこと、この2つをしっかり守れば必然性のない出費は避けられるはずです。

筆者も、買い物に行くときには無駄なものを買わないように必ず買い物リストを作っていきます。具体的な商品まで自分で思い浮かべます。服を買うときも、「このブラウスなら6,000円までなら買おう」と、あらかじめ自分が出せる金額を思い浮かべて、それ以上だったら買わないということにしています。

自分の目で見て値段を先につけるというクセをつけると、その金額を上回ったら買わないというように判断に迷うこともありません。

おわりに

年収がそこそこあるのにお金が貯まらないという状況には、必ずどこかに問題があるものです。そういう場合は、冷静に出費の状況を整理してみると自分が抱えていた課題が見えてきます。なぜかお金が貯まらないという人は、ぜひ一度自分の生活を振り返ってみてくださいね。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください