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「ポンコツ」から「ピラティス指導員」へ~今こそ長期的なカラダづくりを~

LIMO / 2020年5月4日 10時15分

「ポンコツ」から「ピラティス指導員」へ~今こそ長期的なカラダづくりを~

「ポンコツ」から「ピラティス指導員」へ~今こそ長期的なカラダづくりを~

外出自粛が続き、運動不足を気にして宅トレを始めた方も多いようです。運動不足解消や痩身を目的と始めることもいいですが、これを機に、長期的なベネフィットを踏まえて本格的に体力づくりを始めるのもいいかもしれません。実はピラティスは、長期的な体作りに最適です。

ヨガよりもあまり馴染みのないピラティスですが、運動音痴で筋力もかなり弱ってしまった筆者がピラティスの指導員を取得するようになったモチベーションについて紹介します。

母親から同情されるポンコツへ

アメリカの郊外で生活する筆者の移動はほとんど車です。仕事でもほぼ座りっぱなしです。一応、「ジム通い」はしていると言えども、実は少しマシーンを軽い負荷で20~30回動かすだけで、ほとんどがジャグジーとサウナ目的のリラクゼーションで通っているようなものです。

帰国するたびに、東京の歩く生活スタイルに戻っては、自分の足が弱っている事に気付きながらも、何の努力もせずにいました。

7、8年前のこと。母と買い物をしていた時、とうとう母の歩調に追いつけず、トボトボと母の後ろを歩く筆者に母が振り返って「ちょっと大丈夫? しっかりしてよ」と。

一応、東京でOLをし、銀座界隈を闊歩した時期も一瞬はあったのですが…。アメリカでの車生活が長くなるにつれ足の筋力も弱まり、郊外暮らしで人に見られるという緊張も薄れ、30歳も年上の母親から、はっぱをかけられるほど、無様なポンコツになってしまいました。

恥を忍んでピラティスクラスへ

偉そうなことを言う母はと言えば、我々子供たちもそれぞれ独立し、父に先立たれた後、1人暮らしになり「頼れるのは自分だけだから」と、シニア専用のエクセサイズクラスに何年も通っていました。転ばないバランス力や筋力をつけ、体をきたえているのです。

さすがに母からの「しっかりして」という言葉に目を覚まし、アメリカに戻ってから、トレッドミルをしたり、自己流で筋トレもどきを始めました。

ところが、急に闇雲に自己流の運動を始めたせいか、数カ月後、膝を痛めてしまいました。そんな時、勤めていた大学の体育学部でピラティスのクラスがあることを知りました。今まで、日本でもアメリカでも何度かヨガクラスには参加した事がありましたが、身体が固い筆者は何度も挫折を繰り返していたのです。

そんな落ちこぼれが、今考えれば、いきなりハードルの高いピラティスの世界へ迷い込むとは。無知とは怖いものです。当時「ピラティス」とは何だかよくわからないまま、そのクラスを受ける事にしました。

アジア人でしかもおばさんは筆者のみ。初心者向けとは言え、クラスメイトはダンス専攻だとか、チアリーダーだとか、身体能力の高い若い学生。こちらはポンコツ。いくら後ろ列の隅に隠れても、逆に目立ってしまい、恥ずかしい思いをしました。

「最後に頼れるのは自分自身」

しかし、辞めませんでした。確かに「しっかりして」という言葉はきっかけだったのかもしれませんが、持続させたのは「頼れるのは自分だけ」という言葉が引っかかっていたのです。

少子高齢化が進むなか、しっかりと体力や筋力の自己管理をしていかなければ、後々困るのは自分であり、生活スタイルや態度はすぐに身体に現れることを考えさせられたのです。

先生は、50代後半の運動科学博士でもある女性の教授でした。実技だけではなく、運動科学を背景にピラティス学を分かりやすく冗談をまじえながら教えてくれました。落ちこぼれの筆者にも特別目をかけてくれました。

先生に恵まれたこともあり、学べば学ぶほどピラティスに魅かれていきました。毎日、家で練習してクラスメイトに少しずつついて行けるようになりました。何より喜んだのは先生。約4カ月間での変わりように、「こんなに変わるのなら、ビデオにとっておけばよかった」と。

今になっては笑い話ですが、先生は、最初「オーマイガット!この人どうしよう」と困っていたのだと話します。その後もその先生と友人関係を保ち、クラスに参加させてもらいながら、指導員として働くつもりはないものの、頑張った証として(マット)ピラティスの指導員の試験を受けることにしました。

ピラティスのすすめ

ピラティスは必要なところに筋肉をつけて体を引き締めます。筆者は、ピラティスを始めてから、ニワトリのようだった足に筋肉がつき、正直足は以前よりも太くなりましたが、必要な筋肉が付いたおかげで膝の負担が軽くなり手術せずにすみました。

また、正しく呼吸に合わせて身体をコントロールすることで体幹を鍛えバランスが良くなるなど、運動音痴の筆者でさえも、それなりにその効果を実感できるほど様々なベネフィットがあります。

ピラティスを始めるにあたっては、自分自身である程度の基本的知識を学んでください。そして無理せず、自分にあった動画サービスを見つけることをおすすめします。継続は必ず力となります。是非参考にしてみてください。

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