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中小企業に勤める独身女性…社畜OLが抱える苦悩と今後の展望

LIMO / 2020年5月1日 19時45分

中小企業に勤める独身女性…社畜OLが抱える苦悩と今後の展望

中小企業に勤める独身女性…社畜OLが抱える苦悩と今後の展望

政府より発出された「緊急事態宣言」によって、日本経済も大きく動いているようです。東京商工リサーチが発表した4月15日17時時点の「『新型コロナウイルス』関連倒産状況(https://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20200415_02.html)」によると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関連する経営破たんは61件に及ぶそうです。

現在は倒産していない中小企業も、今後の社会情勢によっては危機に晒されるおそれも考えられます。その危機を打破する政策・対策を、政府ならびに企業も考えていかなければならないでしょう。

今回、中小企業に勤める独身女性へ、日々感じる苦悩と将来の展望を伺いました。なかには、独身女性らしい悩みもあるようです。

リーマンショック以上?先の見えないコロナショック 

2008年にアメリカの投資銀行「リーマン・ブラザーズ」が経営破たんしたことにより、世界各国で金融危機に陥りました。このリーマンショックによって、世界レベルでさまざまな企業が倒産に追い込まれました。

そして、このリーマンショックを上回るのでは…といわれているのが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が影響する、いわゆる「コロナショック」です。
「緊急事態宣言」が発出された地域を中心に、倒産する企業が増加傾向にあるといわれています。出口の見えないコロナショックに、私たちは立ち向かわなければなりません。

解雇が先か倒産が先か 

「緊急事態宣言」発出された地域に在住のOL、A子さんもコロナショックに危機感を抱いているひとりです。中小企業に10年勤めるA子さんは、会社の経営難を肌で感じているのだとか。

「コロナショック以前から、業績悪化はわかっていました。ここ数年、新卒者の採用はありませんでした。さらに外注で頼んでいた清掃業者も断り、社員全員で掃除するようになったのも、経営難からだと思っています。そんななかでの、このコロナショックですから、働き続けるのは無理かな?と薄々感じています。」

そう語るA子さんは、「緊急事態宣言」以降会社に出社していません。務め先は接客業で、不特定の人と接することから感染の危険性があると判断され、会社の指示により自宅待機を余儀なくされました。

「私の担当業務はテレワーク向きではないので、実質休業状態です。さらにあの経営難なので、給料保障もどこまでされるのか不透明な部分があります。同僚のなかには『退職』を選択する人も…。

私自身、今まで仕事しかしてこなかったので『これからどうしよう…』と悩んでいます。転職するにも、このコロナ不況では再就職も難しいはずですよね。」

自身を「社畜OL」というA子さん。緊急事態宣言でおこもり状態になってから、これからどうするべきかを考える時間が増えたようです。

自宅待機で仕事なし? 

「緊急事態宣言」以降、出社する必要のなくなったA子さんは生活が激変したそうです。通常であれば、10時オープンに合わせて接客がはじまりますが、現在は自宅待機。出社時刻に体温と体調の状態をメールで報告すれば、ほぼ1日の業務は完了だといいます。

「私の仕事は接客や在庫管理だったので、店舗が休業すればなにもすることはありません。だからといって、毎日ダラダラ過ごすわけにはいかないので…今はスキルアップのタイミングだと思い、接客や営業関連の書籍を読み漁っています。こういうとき、サブスクは便利ですね。家から1歩も出ることなく、さまざまな本を読むことができます。」

接客業のA子さんは、出社しなければ仕事はありません。しかしこの時期を利用して、前向きに行動しているようです。そんなA子さんにも、引っかかることがあるのだとか。

「この時期に、同僚が退職を決めました。理由を聞けば、結婚が決まったそうです。『おめでとう』と声をかけましたが、内心『その手があったか!』羨ましかったです。」

自宅待機中の給料保障は気になるところですが、「独身OLには同僚の結婚報告の方が心は揺れた」といいます。

社畜OLだった私の今後

厚生労働省は「新型コロナウイルス感染症の影響による労働者の休業等について(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000612981.pdf)」内で、企業は「使用者の責に帰すべき場合は「休業手当」の支払い義務がある」と謳っています。しかし、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による休業の場合、休業手当がきちんと支払われるかどうかは企業側の対応によって異なるようです。

自称・社畜OLのA子さんは、悩みながら「最後まで同じ会社で働く」ことを選択しました。本音をいえば「だれか良い人がいれば、すぐにでも寿退社したい」そうですが、良い相手が見つかるまでは、今まで通り働き続けるようです。

「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)終息宣言」が出たあかつきには、出会いを求め、もっと外に出ていくというA子さん。そこで素敵な出会いが待っていることを願っているようです。

【参照】
東京商工リサーチ「「新型コロナウイルス」関連倒産状況【4月15日17時現在】(https://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20200415_02.html)」
厚生労働省「新型コロナウイルス感染症の影響による労働者の休業等について(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000612981.pdf)」

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