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コロナ離婚、いわゆる「コロリ」へ至る我が家の状況

LIMO / 2020年5月5日 18時0分

コロナ離婚、いわゆる「コロリ」へ至る我が家の状況

コロナ離婚、いわゆる「コロリ」へ至る我が家の状況

総務省のデータに見る日本の夫の家事の手伝わなさ

戦後初めて日本人全体が危機的状況に置かれているともいえる「新型コロナウイルス感染症」。平和ボケしていた自分が恥ずかしくなるほど、世の中は混乱し生活の危険が迫っています。

政府からの要請で自宅にいることが多くなった今、新たな問題として浮上し始めたのが「コロナ離婚」。略して「コロリ」在宅ワークもしくは自宅待機となった夫が家にいるにも関わらず、家事や育児に協力せず、離婚、もしくは離婚の危機に瀕しているというもの。今回は我が家の状況をお伝えします。

コロナショックで早速、無職になった夫

私の夫はエンターテインメント業界で仕事をしてきました。覚悟はしていたものの、突然無職になった夫。彼のストレスも半端ないでしょうが、私のストレスも倍増、いやそれ以上になったというのが正直なところです。

もともとエンタメ業界というのは、第三次産業で、「有事」の際に一番にマイナス影響を受ける職業ではあります。東日本大震災などのことも振り返れば、多くの人が納得いただけるかと思います。それにしても今回も無職になるのは早かった…。そして私たち夫婦の生活費はすべて私の負担となったのです。

まあ、それは百歩譲って仕方ないとしましょう。現状、そのような家庭はいまでは沢山あることでしょう。

問題はここからです。

無職なのに家で家事を手伝わない夫

夫が家事をほとんどやらないのです。家にいるのに。そして無職なのに。

こちらが頼めば、しぶしぶやってくれるという程度で、自ら手伝おうという気は全くない様子。

そんな状況が続くと、こちらもだんだんイライラしてきます。

「なぜ私がお金の負担もして、家事までこなさなければならないのだ!」

手伝いを頼むにしても、機嫌よくやってくれるようにこちらが気を遣いながら頼むというのも許せません。ある日、前日の夜の洗い物をわざと残しておき、朝も起きないようにしていると、先に起きた夫が片付けてくれていました。

嬉しくなった私は、これから洗い物は夫に任せてみようと、今度は朝食の後片付けをお願いしてみました。すると夫の口からは衝撃の言葉が出てきたのです。

「え?洗い物はさっきやったじゃん」

私は即座に、「いやいやあれは昨日の夜の分で、1日3食あったらすぐに洗い物が出てくるのだよ」と諭しまいたが、夫はまたもや不機嫌になってしまいました。

私が離婚を意識した出来事とは

こういう事の繰り返しで、馬鹿馬鹿しくなり自分でやってしまうのが私のいけないとことかなとは思います。

しかし、今回の怒りはやがて「離婚だ」という意識に変化していきました。

決定的だったのは、私が体調の悪い中、食事の準備や後片付けをし、ふと寝室を覗くと夫がスマホでYouTubeを見ながら爆笑していたことです。

「今度こそは絶対に離婚してやるからな!」とイライラしているのは私だけなのでしょうか。

夫が手伝わない日本の世帯データとは

他の家庭は旦那さんが家事も手伝ってもらっているのだろうかと最初は思っていました。しかし、必ずしもそうではないらしいのです。

こんな驚くべきデータを発見してしまいました。

総務省「平成28年社会生活基本調査」(https://www.stat.go.jp/data/shakai/2016/pdf/gaiyou2.pdf)の「世帯の家族類型,共働きか否か,行動の種類別総平均時間-週全体,夫・妻)」の中で興味深いデータがあります。

データを見て驚愕するとともに、自分だけじゃなかった!と安堵もしました。

なんと共働き夫婦(夫婦のみ世帯)の中で、夫の家事時間が一日の内で『14分』なのに対し、妻の家事時間は『180分』と約13倍も違うのです。

共働きだろうと専業主婦であろうと家事の負担が妻に重くのしかかっているという事実が浮き彫りになっています。決して日本の共働き夫婦の妻にとっては喜ばしいデータではないですが、「私だけではなかった」という気持ちになりました。

まとめにかえて

こうしてみてくると、新型コロナウイルスとは関係なく、夫婦の「家事格差」は存在し、それが妻の負担になっているという問題があるようです。新型コロナウイルスは離婚の背中押しにすぎないのかもしれないなと。

何をしていいかわからない、手伝おうとは思うが邪魔になると嫌だからしないなど、男性にも言い分はあるかもしれません。また、夫のサポートがすごいというご家庭もあるかもしれません。

ただ、家事は、名の付く作業から名の無いものまで多岐にわたります。そして、終わりはないものです。そこを十分理解して、夫である皆さんはこの新型コロナウイルスを機に、家庭の中の様子をじっくりと観察して、自ら行動してほしいなと思います-離婚を避けたいと思うのなら。

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