自粛中の子どもとどう向き合う?子どもとしたい「3つの学び」
LIMO / 2020年5月11日 10時15分
自粛中の子どもとどう向き合う?子どもとしたい「3つの学び」
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大防止のため、国が発令した「緊急事態宣言」。4月末の時点では、「中学校の95%」「高校の97%」が臨時休校を実施しているようです(※1)。
連休明けには解除されると思われた緊急事態宣言も5月末まで延長されましたが、子育て世帯として気になるのは「子どもの学業」について。
長引く休校によって学びの場を失った子どもたちの学力は、放置していると衰えていく一方でしょう。
そこで今回の記事では、主に小学校低学年〜中学年の子どもにおすすめの家庭学習方法やアイデアを3つご紹介します。
「百ます計算」
小学校低学年〜中学年は計算の基本スキルを身につける時期でもあるため、ベーシックな計算問題をよりスピーディーにこなせる力を養いたいもの。
我が家で実践しているのは「百ます計算」という勉強方法で、マスを埋めるようにして足し算や引き算などの計算をおこないます。
百ます計算は「基本的な問題をいかに速く、いかに正確に答えるか」に重きを置いているため、計算力と同時に「集中力」も鍛えることができます。
同じような計算を繰り返すことでタイムや正解率の向上を実感できると、子ども自身の自己肯定感upにもつながり、他の科目にもいい影響が生じるケースもあります。
我が家では小学2年生の息子に百ます計算を実践させていますが、毎日継続することで明らかに計算力や集中力がupしたと実感しています。気分が乗らないときは「大人も一緒にやる」「過去問を見せて子ども自身が成長を感じられるようにフォローする」などのアイデアを交え、できるだけ楽しみながらできるように工夫してみましょう。
「漢字練習」
計算と同じく、漢字スキルもコツコツ積み上げていきたい学習です。休校中は動画やゲームをするためにスマートフォン(スマホ)やタブレットを使用する子どもたちも増えていますが、おすすめは「教育系アプリゲーム」です。
我が家の長男は「漢字クイズ」「書き順クイズ」などのクイズ系が大好きで、ゲーム感覚で楽しみながら漢字の学習をすることができています。特に新小学1年生は、入学後すぐに休校となってしまった子どもも少なくありません。小学1年生にとって漢字の学習はもう少し先になりますが、同系列のアプリには「ひらがなバージョン」「カタカナバージョン」など豊富に揃えられています。
「なかなか家庭学習が進まない!」「教え方がわからない!」と悩んでいる場合は、こうしたスマホ系アプリを上手に活用してみるといいかもしれません。
「家の手伝い」
国立青少年教育振興機構が調査した「青少年の体験活動等に関する実態調査」(※2)によると、普段から家の手伝いをよくしている子どもは「自己肯定感や道徳観・正義感などが高くなる傾向にある」と発表しています。
自己肯定感が高いと「自分で問題を乗り越えようとする」「より自発的な行動ができる」などといったメリットにつながるだけではなく、学習面においても粘り強い力を発揮することができることも。
我が家では、子どもにお風呂掃除や床の雑巾がけなどといった手伝いをお願いしています。
もちろん子どもなので「今日は面倒!」とグズるときもありますが、手伝いを終えて大人から「ありがとう!とっても助かったよ!きれいになったねぇ」などといった声かけにより、誰が見てもわかるほど、子どもたちは満足感でいっぱいのようです。
1日中家にいると、どうしても子どもの態度にイライラしてしまったり喧嘩が増えたりしてしまいますよね。
そんなときこそ子どもに家事の一部を任せ、「自分は家族の役に立っている」と感じられるきっかけを作ってみましょう。毎日の手伝いは、だらけがちな生活を引き締める効果もありますが、それ以上に子どもの心を豊かにしてくれる学びの方法だといっても過言ではないかもしれません。
自粛中だからこそできることを!
「1日中家でやることがない」「暇だけれど勉強はやりたくない」という子どもたちも少なくありませんが、休校中だからできることもあるはずです。今回ご紹介した「百ます計算」「漢字練習」「手伝い」は、内容を変えれば中学生や高校生にも応用することができる学習方法です。
ぜひこの機会に子どもとの向き合い方についてもう一度考え、「実りある休校期間だった!」と振り返ることができるような過ごし方を見つけましょう。
【参考】
(※1)「【コロナと学校】小中学校 全国の95%が臨時休校」(https://www.kyobun.co.jp/news/20200424_03/)教育新聞
(※2)「青少年の体験活動等に関する実態調査」(http://www.niye.go.jp/kanri/upload/editor/107/File/20180129gaiyou.pdf)国立青少年教育復興機構
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