回転ずしのスシローGHD、大幅減の既存店・全店売上高は前年同月比50%台(2020年4月)
LIMO / 2020年5月11日 12時15分
回転ずしのスシローGHD、大幅減の既存店・全店売上高は前年同月比50%台(2020年4月)
注目小売店月次実績シリーズ
シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は回転寿司チェーン店「スシロー」を運営するスシローグローバルHD(3563)の、2020年4月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。
直近の月次実績
2020年5月7日に更新されたスシローグローバルHDの2020年4月既存店売上高は、対前年同月比55.6%。客数45.3%、客単価122.7%と客単価の上昇はあったものの、緊急事態宣言による外出自粛で客数が40%台まで落ち込んだことが大きく影響しました。
また全店売上高も58.0%で、既存店・全店ともに大幅なマイナス成長となりました。
今期の既存店売上高の振り返り
では、同社のここまでの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか(同社は9月決算)。
既存店売上高は、前期(2019年9月期)が全ての月でプラス成長となり、今期(2020年9月期)も2月までプラス成長が続きました。しかし新型コロナ問題が本格化した3月は86.3%とマイナス成長に転じ、さらに緊急事態宣言が出された4月はマイナス幅が拡大しています。
全店売上高も既存店同様に前期から今期2月までプラス成長が続きましたが、今期は3月(90.7%)、4月と連続してマイナス成長となっています。
過去1年の株価動向
最後に同社の株価動向を見ていきましょう。
同社の株価は2019年6月の1,498円を底に上昇し、2020年1月には2,578円に到達しました。その後は反落し、2月後半以降の株式市場全体の下落により、3月17日には1,298円まで下落しています。
しかしWボトムパターンを形成し、4月安値1,250円を付けた後は上昇しており、5月8日には2,000円目前の水準を回復しました(なお、2020年3月31日に1→4株の株式分割を実施)。
前期から高い成長を維持していた同社ですが、新型コロナの影響から4月は大幅な売上減に見舞われました。5月から徐々に外出制限の解除が見込まれますが、以前の好調さを取り戻すことができるのかが今後注目されます。
参考資料:スシロー全店および既存店前年同月対比実績(2020年9月期)(http://www.sushiroglobalholdings.com/financial/highlight/monthly/)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
うまちゃんの財ザク! 米国の金利が下がってくるとグロース市場の小型成長株が買われやすい傾向 GENDA、タイミー、トライアルも注目
zakzak by夕刊フジ / 2024年9月13日 11時0分
-
日本マクドナルドHD、24年度上期大幅営業増益の理由とは
ダイヤモンド・チェーンストア オンライン / 2024年9月11日 20時55分
-
9月優待ランキング:年初来高値更新後の暴落でも株価再浮上が期待できる&優待充実の一石二鳥系優待株!
トウシル / 2024年9月10日 7時30分
-
9月優待ランキング:物価高に対抗!驚きの高額&大盤振る舞いの日用品系優待株
トウシル / 2024年9月10日 7時30分
-
2期連続で減益…負け組だった「ワークマン」が復活? 株価上昇は円高、異常気象が要因か
MONEYPLUS / 2024年9月5日 7時30分
ランキング
-
1ほっかほっか亭「コラボ依頼して賛否」への違和感 日清食品「10分どん兵衛」の成功例に倣えるか
東洋経済オンライン / 2024年9月20日 15時20分
-
2ミニストップ、外国籍の利用客に“不適切な張り紙” 「問題を重く受け止め」謝罪
ORICON NEWS / 2024年9月20日 15時53分
-
3血管をむしばむ「超加工食品依存症」に要注意!医師が食べてほしくないもの3選
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年9月20日 11時0分
-
4あの「ポーター」が人気商品を大胆に変えた裏側 価格2倍にしても素材変えた吉田カバンの挑戦
東洋経済オンライン / 2024年9月20日 13時0分
-
5漁業関係者、「ぬか喜びにならなければ」=歓迎も中国側の手のひら返し警戒
時事通信 / 2024年9月20日 20時55分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください