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米株高、円安を受け日本株も買われる展開か。日経平均は3日ぶり2万円台回復

LIMO / 2020年5月10日 19時15分

米株高、円安を受け日本株も買われる展開か。日経平均は3日ぶり2万円台回復

米株高、円安を受け日本株も買われる展開か。日経平均は3日ぶり2万円台回復

【日経平均株価】テクニカル分析 2019年5月10日

米中貿易協議の進展が好感され日経平均も2万円台へ

2020年5月8日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は前日より504円32銭高の20,179円09銭となりました。3営業日ぶりに終値ベースで2万円台を回復しています。

8日に、中国の劉鶴(リュウ・ハァ)副首相と米国のライトハイザー通商代表部(USTR)代表およびムニューシン財務長官が電話協議し、両国が署名した第1段階の通商合意について話し合ったと発表されました。

新型コロナウイルスの感染拡大を巡り両国が対立していましたが、報道を受けて懸念が後退したことから米株、日本株なども買われました。

今週の展開はどうなるでしょうか。欧米では新型コロナウイルスの新規感染者数が減少傾向にあることから、経済活動再開への期待も高まっています。

一方で、実体経済の悪化はこれから企業業績などに反映されてくるところです。ところが足元では、投資家の間では、これらは織り込み済みで、むしろ今後の期待感から株が買われる傾向にあります。

そんな中、8日に4月の米雇用統計が発表されました。内容は失業率が14.7%と1930年代の世界恐慌以降で最悪のレベルまで上昇したというものでした。

ところが、同日のダウ工業株30種平均は前日比455ドル43セント高の24,331ドル32セントと続伸。ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合株価指数も続伸し、今年初めて5連騰となりました。

投資家の間にリスクテイクの動きが広がり、為替相場では安全資産とされる円が売られ、ドルが買われています。8日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、前日比40銭円安・ドル高の1ドル=106円60~70銭で取引を終えました。

週末の米株高、円安を受けて、日本株も週初から買われる可能性があります。

政府は緊急事態宣言を5月31日まで延長しましたが、状況次第ではそれ以前に解除されることもありそうです。いずれにしても、実体経済と乖離(かいり)して、期待感から買われる銘柄も出てきそうです。投資家の心理を見極めながら、チャンスを捉えたいところです。

2万円が下値サポートになっての戻りに期待

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。先週は大型連休のため、2日しか営業日がありませんでした。7日は窓をあけて下落して寄り付きましたがその後は陽線引け。8日にはさらに窓をあけて上昇し高値引けとなりました。

今後の展開はどうなるでしょうか。先月から、5日移動平均線を挟んで小刻みな動きが続いています。

チャートの形は悪くありません。4月上旬に5日移動平均線が25日移動平均線を下から上に抜けるゴールデンクロスが形成されました。その後いったん5日線が25日線に近づく動きもありましたが、先々週あたりから扇型に広がってきています。これは上昇トレンドの形です。

まだ75日線は下向きですが、今週、来週あたりで5日線、25日線が75日線に近づき、ゴールデンクロスが形成されそうです。

ポイントとしてはやはり、2万円をキープできるかどうか。さらにこのままのペースで進展すれば、20,500円付近で75日線を回復することになりそうです。そうなれば目線を上に持って積極的に買っていけるのではないでしょうか。

逆に、今週、2万円を下回るようであればしばらくもみ合いになる可能性もあります。ただし、25日線(19,300円付近)、心理的節目となる19,000円、直近の押し安値である4月22日の安値(18,858円)あたりにはサポートがありますので、押し目買いの好機と考えたいところです。

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