23期ぶり最高益更新のNECが一時急騰! 日経平均株価は3日続伸
LIMO / 2020年5月12日 7時20分
23期ぶり最高益更新のNECが一時急騰! 日経平均株価は3日続伸
【東京株式市場】 2020年5月11日
株式市場の振り返り-日経平均株価は3日続伸、取引時間中に一時20,500円台を回復
2020年5月11日(月)の主要指標(カッコ内は前日終値比)
日経平均株価 20,390円(+211円、+1.1%) 3日続伸
TOPIX 1,480.6(+22.3、+1.5%) 続伸
東証マザーズ株価指数 833.1(+10.3、+1.3%) 反発
東証1部上場銘柄の概況
値上がり銘柄数:1,728、値下がり銘柄数:398、変わらず:45
値上がり業種数:28、値下がり業種数:5
年初来高値更新銘柄数:29、年初来安値更新銘柄数:0
東証1部の出来高は13億1,355万株、売買代金は2兆2,098億円(概算)となり、いずれも概ね先週末並みでした(微減)。
新型コロナウイルス感染の影響懸念が残る中、先週末の米国株高を受けてリスクオンモードがやや強まりました。ただ、積極的な売買は少なく、売買代金は活況には程遠い2兆2,000億円程度に止まっています。
そのような中、日経平均株価は上値を追う展開が続きましたが、大引けに掛けてやや失速して終わりました。取引時間の高値は20,534円(+355円)、安値は20,285円(+106円)となり、値幅(高値と安値の差)は約294円となっています。
なお、TOPIXも同じような値動きで続伸となり、上昇率は日経平均株価よりも大きくなっています。
東証マザーズ株価指数は反発、売買代金は16日連続で1,000億円を上回る
東証マザーズの出来高は2億670万株、売買代金2,271億円となり、いずれも先週末より大幅減少となりました。ただ、先週末がイレギュラーに高い記録だったため、減ったとはいえまだ高水準を維持しています。
これで売買代金は16日連続で1,000億円を超え、さらに2,000億円をも上回りました。
また、株価指数も+1%超高の反発となり、着実に800ポイントを固める態勢に入ったようです。
スズキやマツダなど自動車株の買戻しが続く、吉野家HDなど外食株も一斉に上昇
個別銘柄では、株価指数の寄与度の高い主力大型株では、ファーストリテイリング(9983)が大幅高となり、リクルートホールディングス(6098)が一時+8%高に迫るまで急騰し、電通グループ(4324)も一時+6%高に迫る急騰となりました。
また、自動車株が引き続き強烈に買い戻され、インド工場再開が報じられたスズキ(7269)が一時+8%超高に急騰し、金融機関へ3,000億円の融資枠設定を依頼したと報道されたマツダ(7261)も目先の懸念低減から買われて+8%超高の急騰で引けています。
さらに、ハイテク株では8日に2020年3月期の連結純利益(国際会計基準)が従来予想を350億円上回り、23期ぶりの最高益更新となったことを発表したNEC(6701)が一時+9%弱高へ急騰しました。しかし、12日に決算発表を控えているため、その後は売りに押されてやや失速しました。
なお、テレワーク普及によるセキュリティー対策関連サービスや、ウィンドウズ7のサポート終了に伴う買い替え需要が利益増を後押ししたと報じられています。
その他では、緊急事態宣言の段階的解除による営業時間延長が期待される外食株が軒並み上昇。吉野家ホールディングス(9861)、ゼンショーホールディングス(7550)、くら寿司(2695)、すかいらーくホールディングス(3197)などが急騰しました。
また、コロワイド(7616)やペッパーフードサービス(3053)などは+10%超高の爆騰となったのが目を引きました。
一方、新興市場のバイオ株の値動きに影響を受けた医薬品株が総じて軟調に推移し、塩野義製薬(4507)が▲5%強安の急落となり、中外製薬(4519)、エーザイ(4523)、小林製薬(4967)などが大きく値を下げました。
“巣ごもり生活”関連銘柄にも利益確定売りに押されるものが散見され、任天堂(7974)、神戸物産(3038)、オカモト(5122)、エフピコ(7947)、ニチレイ(2871)などが下落しています。
新興市場(東証マザーズ)では、新型コロナウイルスへのワクチン開発で期待が高まるアンジェス(4563)が、乱高下の末に続落となりましたが、売買代金は全市場ベースで堂々の第1位となりました(注:ETFを除く個別銘柄)。
また、公開価格(3,000円)復帰まであと一歩に迫っていたメルカリは大幅反落となっています。
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