コロナで苦境の飲食店を応援! 自粛中の「生きたお金の使い方」とは
LIMO / 2020年5月16日 20時0分
コロナで苦境の飲食店を応援! 自粛中の「生きたお金の使い方」とは
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による自粛の影響が長引き、我々の生活や行動範囲も大きく様変わりしつつあります。なかには、生活スタイルの変化から「これを機に継続的に出費を抑えていこう」と前向きに考えている方もいるかもしれません。
一方で、思うように外出がままならない現状に戸惑いを感じていたり、近所の飲食店やお気に入りのお店の経営状況が気にかかっているという方も多いのではないでしょうか。日々のニュース等でも報じられている通り、現在多くの飲食店や観光施設は先の見えない厳しい経営状況に置かれています。
そこで今回は、苦境の飲食店を応援したい!と考えている方に向けて、自粛中の「生きたお金の使い方」について紹介していきたいと思います。
コロナウイルスの影響で減った出費は「交際費」と「旅費・交通費」
スマートアイデア株式会社が行った「コロナ禍家計に関する緊急調査レポート」によると、コロナウイルスの影響で減った出費の上位を占めたのは「交際費(46.2%)」と「旅費・交通費(29.6%)」なっており、全体の7割以上を占めています。
仕事帰りに同僚と一杯やっていくとか、週末に旅行に行って現地でおいしいものを食べるといったような行動に自粛が求められている現在の状況を考えれば、当然の結果と言えるでしょう。
行きつけやお気に入りのお店が閉店してしまったときの寂しさや悲しさを、誰もが一度は味わったことがあるかと思います。現在のコロナ禍中で、そのような思い入れがあるお店を守っていくためには、どのような協力の仕方があるのでしょうか。
飲食店を応援するためにできることは?
先払いシステムやクラウドファンディングを活用する
飲食店によっては、先払いシステムを設けたりクラウドファンディングを行ったりしているところもあります。
先払いシステムとは、応援したい飲食店の数カ⽉分の食事チケット料⾦を事前に払うサービスのことです。先払いシステムとクラウドファンディングはともに、利用すると割引券などのお得なリターンを受け取れることが多いのも特徴の1つです。
2020年4月に日本リサーチセンターが行った「新型コロナウイルス感染症に関連した支援活動の利用状況についての調査」によると、先払いシステムとクラウドファンディングの認知率は、それぞれ30.0%と44.7%となっています。
また、実際に利用したことがある人の割合は、先払いシステムが1.4%、クラウドファンディングが1.3%となっており、まだまだ認知度も利用率も低いというのが現状のようです。
新しいシステムですので、実際にこのような支援を受け入れているお店はまだ少数派かもしれませんが、自分がよく利用しているお店に対して何らかの形で支援が行えないかを、今一度確認してみてはどうでしょうか。
テイクアウトやデリバリーを利用する
多くの飲食店が営業時間の短縮など、普段とは違う形での営業を余儀なくされています。なかには、新たにテイクアウトやデリバリーを始めているところも多いので、そのようなサービスを利用することでお店を支援することもできるでしょう。
筆者の友人も昨年9月に都内にバルをオープンさせて、ようやく軌道に乗り始めたところをコロナに直撃され、途端に経営が厳しくなったと嘆いていました。しかしめげずに、お店で提供していた前菜を用いた弁当をテイクアウトで販売するなどして、何とか踏みとどまろうと努力しています。
コロナ禍を通り越した時に、また改めて通いたいと思っているお店が行っているサービスは、できる限り利用するというのも良いでしょう。
まとめ
コロナウイルスの影響で、現在そして今後の社会のあり方は大きく変化していくとも言われています。騒動が落ち着いた際には、仲のいい友人たちとゆっくり馴染みの店に集まりたいものですが、その時そのお店が営業できているかどうかは、コロナ禍中の我々の行動やお金の使い方に多少なりともかかっていると言えるかもしれません。
飲食店と消費者の双方がプラスになるようなシステムは、積極的に活用していきたいものですね。
【参考】
・「コロナ禍家計に関する緊急調査レポート(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000012167.html)」(スマートアイデア株式会社)
・「新型コロナウイルス感染症に関連した支援活動の利用状況についての調査(https://www.nrc.co.jp/report/200430.html)」(株式会社日本リサーチセンター)
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