日本マクドナルドHD、外食苦戦を尻目に既存店・全店売上高がプラス成長(2020年4月)
LIMO / 2020年5月15日 12時0分
日本マクドナルドHD、外食苦戦を尻目に既存店・全店売上高がプラス成長(2020年4月)
注目小売店月次実績シリーズ
シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。国内でハンバーガーチェーン店「マクドナルド」を運営する日本マクドナルドHD(2702)の、2020年4月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。
直近の月次実績
2020年5月7日に更新された、日本マクドナルドHDの2020年4月既存店売上高は、対前年同月比+6.5%増でプラス成長。内訳は客数が▲18.9%と減少したものの、客単価が+31.4%と大きな伸びを見せ増収を果たしました。
また全店売上高も+6.7%となり増収。新型コロナによる緊急事態宣言の中で、既存店及び全店ともにプラス成長となりました。
今期の既存店売上高の振り返り
では、同社のここまでの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか(同社は12月決算)。
既存店売上高は今期、プラス成長月3カ月・マイナス成長1カ月となっています。新型コロナウイルス問題の影響による来店客数の減少から、3月は若干のマイナス成長(対前年同月比▲0.1%)となりましたが、4月は客単価の上昇を背景にプラス成長に復帰しました。外食各社が外出自粛の影響で業績が悪化する中、同社は堅調な推移を見せています。
また全店売上高は既存店がマイナス成長となった3月もプラス成長(同+0.5%)であり、今期は4月まで全ての月でプラス成長を維持しています。
過去1年の株価動向
最後に同社の株価動向を見ていきましょう。
同社株価は2019年10月に5,570円の高値を付けた後に下落し、2020年3月には安値4,290円に到達しました。しかしその後反発し、現在は2019年末水準でもある5,400円~5,500円付近で取引されています。
新型コロナ問題で外食各社が苦戦する中、同社は4月にプラス成長を果たしました。外出制限の解除が見込まれる5月以降の伸びが注目されます。
参考資料:月次動向(2020年度)(https://ircms.irstreet.com/contents/data_file.php?template=1553&brand=74&data=272442&filename=pdf_file.pdf)
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