「丸亀製麵」運営のトリドールHD、全店売上高の対前年同月比が50%を割る(2020年4月)
LIMO / 2020年5月17日 12時0分
「丸亀製麵」運営のトリドールHD、全店売上高の対前年同月比が50%を割る(2020年4月)
注目小売店月次実績シリーズ
シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回はセルフ式うどん店「丸亀製麺」他を運営するトリドールHD(3397)の、2020年4月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。
直近の月次実績
2020年5月8日に更新されたトリドールHDの2020年4月既存店売上高は、対前年同月比54.7%。内訳は客数52.6%、客単価103.9%で、緊急事態宣言の影響により客数が大きく減少しマイナス成長となりました。
全店売上高は47.6%と50%を切る結果となり、既存店・全店ともに厳しい結果となりました。
今期の既存店売上高の振り返り
では、同社のここまでの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか(同社は3月決算)。
既存店売上高は前期、対前年同月比でプラス成長月9カ月、マイナス成長月3カ月であり、概ね堅調な推移を見せました。しかし新型コロナウイルス問題の影響から3月は84.7%とマイナス成長に転じ、4月は54.7%まで落ち込むことになりました。
一方、全店売上高は3月を除き全ての月でプラス成長が継続していました。新型コロナ問題で12カ月連続のプラス成長が止まり、続く4月もマイナス成長になっています。
過去1年の株価動向
最後に同社の株価動向を見ていきましょう。
同社株価は昨年11月に1,585円の高値を付けた後に反落。2020年に入っても下落は止まらず、2月後半からの株式市場全体の下落もあり、3月には一時1,000円を割れました。
その後はいったん1,200円台を回復したものの、4月に再度1,000円を割れた後に上昇。現在は1,300円台を回復し、2月の急落前の水準に戻しています。
新型コロナウイルス問題の影響から、4月は既存店及び全店ともに対前年同月比で大幅な落ち込みを見せることになりました。外出自粛の緩和が見込まれる5月はどの程度の回復を見せることができるのかが注目されます。
参考資料:月次売上高レポート(2020年4月期)(https://www.toridoll.com/ir/finance/report.php)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
決算好調な「くら寿司」&「スシロー」、株価は明暗が分かれる結果に…要因は、株主優待と寿司ネタ?
MONEYPLUS / 2024年12月19日 7時30分
-
トランプ再選後、アジア通貨は「中国人民元」が最も下落 ~アジア・マーケット動向の振り返り【解説:三井住友DSアセットマネジメント】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年12月12日 7時15分
-
中国通信セクター
トウシル / 2024年12月4日 16時0分
-
ドラッグストア成長鈍化、勝ち組の分かれ目は? あらゆるコスト上昇で利益確保が難しい状況に
東洋経済オンライン / 2024年11月30日 7時40分
-
「一風堂」「町田商店」「山岡家」ラーメン銘柄、御三家は株価も業績も一人勝ち状態 頭一つ抜けているのは?
MONEYPLUS / 2024年11月28日 7時50分
ランキング
-
112月末まで!今年の「ふるさと納税」注意したい点 定額減税の影響は? 申し込む前に要チェック
東洋経済オンライン / 2024年12月26日 13時0分
-
2焦点:日産との統合、ホンダから漏れる本音 幾重のハードル
ロイター / 2024年12月26日 14時46分
-
3なぜスターバックスの「急激な拡大」は失敗に終わったのか…成長を一直線に目指した企業の末路
プレジデントオンライン / 2024年12月26日 15時15分
-
4「プライドが高い日産」に手を焼くホンダの未来が見える…深刻な経営危機に陥った「国内2位メーカー」の根深い問題
プレジデントオンライン / 2024年12月26日 10時15分
-
5昭和的「日本企業」は人事改革で解体される? 若手社員への配慮と、シニアの活性化が注目される背景
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年12月26日 5時55分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください