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婚活アプリの相手に幻滅…自粛中会えないからこそ見えた「彼の本性」

LIMO / 2020年5月16日 20時45分

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婚活アプリの相手に幻滅…自粛中会えないからこそ見えた「彼の本性」

長引く自粛ムードで婚活が思うように進まず、ストレスを抱えている方は多いもの。時には、会えないからこそ見えた「意中の人の本性」に幻滅してしまうことも…。

東京都に住む佐藤愛さん(仮名)も、そのひとり。婚活アプリで知り合った浩さん(仮名)との未来に期待を弾ませていましたが、自粛期間に明らかとなった彼の裏の顏に幻滅し、関係を終わらせました。

誠実な男性と婚活アプリを一緒に退会

愛さんと浩さんが出会ったのは、今から4ヶ月前のこと。「相手からいいねをもらって、連絡を取るようになりました。顔はそこまでタイプではありませんでしたが、アプリ内でトークをしているうちに気さくで優しい人柄がいいなって思うようになったんです。」

慎重派の愛さんは「すぐに会うのではなく、まずメッセージを介して浩さんのことを知りたいのですがいいですか?」と伝えると、浩は「女性は特にこういうアプリは怖いと思うから、ゆっくり知っていきましょう」と言ってくれ、2人は毎日のトークで徐々に距離を縮めていくようになりました。

いつもねぎらいの言葉をかけてくれ、少し気のある素振りを見せてくれるトーク文。それを受け取り続けているうちに愛さんは「この人と会ってみたい」と思うようになり、2人は食事をすることに。しかし、その矢先、自粛要請が発令されたため、その約束は叶いませんでした。

残念がる愛さんに浩さんは「いま無理して会って、一生会えなくなるほうが悲しいから自粛後にゆっくり会おう」と言ってくれたそう。さらに、「愛さん以外に俺は考えられないから、もしよかったら一緒にこのアプリを退会しませんか?」と言ってくれ、2人は共にアプリを退会することに。

「不安だと思うから、愛さんは俺が退会した後に退会しているかどうかをチェックした上で退会してくれればいいからね。」そう言う彼の気遣いも愛さんの心には響きました。「言ってくれたように、彼が退会したことをチェックして、私も退会しました。そんなところまで思いやってくれるのが嬉しかった。」

友人からのLINEで発覚した「彼の本性」

その後、2人はLINEでなにげない日常を報告し合い、交流を深めていきました。そんなある日、浩さんから「ちょっとの隙間時間でいいから会いたい」との連絡が。しかし、自粛ムード真っただ中ということもあり、愛さんは「自粛が終わったらって約束したから、それまで待とう」と返信。すると、浩さんからは珍しく連絡が絶え、2日後に「わかった。ごめんね」と返事が来たそう。愛さんは仕事が忙しかったのだろうと思い、特に気にしていませんでしたが、数日後、友人から信じられない話を聞くことに。

「ねえ、愛がいい感じだって言っていた人、無料のマッチングアプリにいたよ。」友達からそのトークと共に届いたスクリーンショットを見て、愛さんは驚愕。実は浩さんは婚活アプリはやめたものの、無料のマッチングアプリを利用していたのです。

「前に友達に、アプリでいい人に出会って付き合うかもっていう話をして、LINEで写真も送ってのろけていました。その時、私は婚活アプリに登録していた彼の写真を送ったのですが、無料のマッチングサイトでも彼はその写真を使っていたようで…。」

愛さんの友人は初め、写真の悪用かもしれないと思い、マッチングサイトでトークをしてみたそう。しかし、「私の写真も送るから、他の写真も見せて」とねだった後に送られてきたのはまぎれもなく浩さんの写真でした。

「彼が投稿していたのは、私が会うのを拒否した日でした。マッチングアプリを使っていたことも悲しかったけど、友人とのやりとりを見るのが一番苦しかったです。彼はそっけない返信をする友人に『今から会おうよ』『ご飯だけでもどう?』って送っていた。返信がこなかったあの2日間、何していたのかなって…。」

揺るがぬ証拠を突きつけたら…?

彼の裏の顏を知ってしまった愛さんはすぐに浩さんへ証拠を突きつけることに。私の友人から送られてきたものです。こういう軽い人とはお付き合いできません。もう連絡とるのはやめましょう。そんな愛さんのトークを添えてLINEを送信すると、浩さんから否定のLINEが届いたそう。「これ俺じゃないよ!最近、携帯会社から情報漏洩あったっていう連絡がきたから、その時に写真を盗まれたのかも。とにかく俺じゃないよ!」

浩さんから届いた釈明が信じられなかったため、愛さんは既読無視することに。すると、その日の夜に浩さんから10回近く電話がかかってきたそう。このままではいけないと思い、愛さんが電話に出ると、浩さんは「ごめん。本当は利用してた。でも、自粛中でもちょっとくらいならいいじゃんって思ったのに、会いたいのに会ってくれないから寂しかった」と吐露。それを聞いた愛さんは浩さんの言葉がすべて上辺のものであるように感じられてしまい、改めて関係を終わらせようと告げたそう。「会えなくて辛い気持ちは分かります。でも、そもそも自粛を守ろうって言ってくれたのは彼。思いやってくれた気持ちは、上辺だけだったのかなって思いました。他の人で寂しさを紛らわせるくらいの存在だったってことですし、嘘をつかれたことで人間性も信じられなくなりました。」

その後、何度か電話で話し合い、ようやく愛さんは浩さんとの関係を終わらせることができたそう。「自粛中は相手への気持ちの重さが問われる期間だって言うことが分かりました。会えなくてもこの人しかいないと思える人を、もう一度探したいと思います」

会いたいのに会えないと、もどかしい思いが募るものですが、縁がある人との未来はそれを乗り越えた先にあるはず。自粛中は相手の誠実性が明るみになるからこそ、会えないからこそ見える「本性」に目を向け、縁を紡いでいきたいものですね。

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