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経済活動再開期待から日経平均は反発。さらに株価は戻るのか?

LIMO / 2020年5月17日 19時0分

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経済活動再開期待から日経平均は反発。さらに株価は戻るのか?

【日経平均株価】テクニカル分析 2019年5月17日

39県で緊急事態宣言解除決定後の日経平均は4日ぶり反発

2020年5月15日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は前日より122円69銭高の20,037円47銭となりました。

先週は、週初11日の終値が前週末より211円57銭高の20,390円66銭となりました。3月6日以来およそ2か月ぶりの高値です。しかしその後は、韓国、ドイツなどで新型コロナウイルスの新規感染者数が増えていることなどから、第二波への警戒感が広がり売られる展開となりました。

また、新型コロナウイルス感染拡大の経緯に関する米中の対立も再燃。ただ下げ幅は限定的で、総じて2万円を挟んで一進一退といった動きでした。

今週の株価はどうなるでしょうか。日本政府は14日、緊急事態宣言を39県で解除することを表明。経済活動の再開が期待されることから、15日の東京株式市場で日経平均株価は4日ぶりに反発しました。

ただし、ただちに「ビフォー・コロナ(コロナ前)」に戻れるかというと疑問もあります。むしろ、回復までにはかなり時間を要するという見方が多いようです。

来週から米国の大手企業では決算発表が相次いで行われる予定ですが、多くの企業で業績が悪化しています。見通しもかなり保守的ですが、中には半導体製造装置大手の米アプライドマテリアルズのように早くも業績が改善すると発表し、買われている企業もあります。国内株でも関連銘柄が上げているようです。

直近の相場の難しいところは、業績が下がっても「思っていたほど悪くない」といった評価で買われることもあることです。投資家の心理をつかみ、動きがあれば付いていきたいところです。

ただ、足元では商いがやや細っているので注意が必要です。15日の東証1部の売買代金は2兆1444億円でした。投資家の間に様子見傾向があります。

「アフター・コロナ(コロナ後)」には、さまざまな業界で地図が塗り替えられる可能性もあります。中長期的な視点での仕込みの時期とも言えるでしょう。

25日線と75日線に挟まれてもみ合う展開

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。4月の上旬から5日移動平均線にローソク足の実体がかかりながら、じりじりと上昇を続けています。

5日線を回復したり、割り込んだりといった動きを繰り返していますが、値幅が小さいとこのような動きになりがちなので、5日線を割ったからといってただちに目線を下に持つべきというわけではありません。

今後の展開はどうなるでしょうか。現状は、25日線に下値をサポートされるような形になっています。25日線は上向きになっており、チャートの形は悪くありません。一方で、上からは75日線が下向きに降りてきており上値を抑えられています。

5日線、25日線とゴールデンクロスが形成されそうです。75日線を上抜けるのか、あるいは25日線を下抜けるのかが注目されますが、この間にもみ合うことも考えられるので、どちらかの抜けを確認してから出動しても遅くはないでしょう。

明るい兆しとしては、5月11日の高値(20,534円)が、1月17日から3月19日までの下落の半値戻し(20,236円)を達成したことです。「半値戻しは全値戻し」への期待も高まります。

直近の上値メドとしては、同下落局面の3分の2戻しの21,529円となります。逆に下値メドとしては、25日線の19,700円付近、心理的節目となる19,000円、足元の押し安値である4月22日の安値(18,858円)あたりになるでしょう。

ただ、そこを割り込むと、4月3日の安値(17,646円)の一番底まで見えてくるので注意が必要です。

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