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「上は制服、下はパジャマ」「ほふく前進でトイレ!?」オンライン授業で珍事件多発!

LIMO / 2020年5月22日 19時15分

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「上は制服、下はパジャマ」「ほふく前進でトイレ!?」オンライン授業で珍事件多発!

~「家族の協力は不可欠」という結論~

国立成育医療研究センター(https://www.ncchd.go.jp)(※1)が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行期におけるこどもたちの健康・生活を調査するために、厚生労働科学研究の一部として実施している『コロナ×こどもアンケート(https://www.ncchd.go.jp/news/2020/becb925ce2c517cf3f4b98a0ca6662e33a2cc577.pdf)』(※2)。

先日発表された中間報告によると、子どもたちの50%が困っていることして挙げたのが『勉強のこと』。また、小学生の保護者の75%、中高生の保護者の64%が知りたいこととして、『学習支援』を挙げています。健康を守るための休校措置とは理解しつつも、「このまま長引くと、学習が遅れてしまうのでは」と、親子ともに不安を感じている様子がうかがえます。

そんな中、パソコンやタブレットを活用した授業やホームルームを取り入れる学校が増えています。先生・子ども・保護者、それぞれの試行錯誤が続く今、「オンライン授業」から生まれた様々なエピソードをご紹介しましょう。

親子で苦戦「端末足りない!」「パソコンわからない!」

スマホは弟に貸したくない

「高1の長男と中2の次男がいますが、うちにパソコンは1台。スマートフォン(スマホ)でもOKというので、長男は自分のスマホで、スマホを持たない次男にはパソコンでやらせてみました。

ところが、スマホの小さい画面では資料の内容が見づらいと感じた長男が「パソコンを使いたいが、プライベート満載の自分のスマホを弟に貸すのはイヤだ」と言い出して・・・。授業が重ならない時間帯は交替でパソコンを使わせることに。そのスケジュール管理の担当は、もちろん母である私。ひとつ仕事が増えた気分です」

いきなり「ダウンロード」とか言われても・・・

「大学に入学したばかりの娘は、指1本でタイピングするのがやっとレベルの“パソコン超初心者”。いきなりオンライン授業からの学生生活スタートでパニックの連続です。履修登録、授業に使うアプリのインストールやセットアップ・・・、不明点が出るたびに親に助けを求めてきます。

夫婦ともに、インターネット検索とWordとExcelがちょっとできる程度で、ITスキルには自信なくて困っています。最初のうちは、教授が『動画をダウンロードしてください』などと指示を出そうものなら、親子で大騒ぎでした

色々心配・・・

我が子の学ぶ姿・・・下はパジャマ?

「子どもの学校のオンライン授業は制服着用がルールなのですが・・・。子ども本人は「どうせ映らないから~」と、上は制服、下はパジャマ、下手したら下着姿で授業を受けているんですよ。

最初は違和感を覚えていた私も、だんだんそれが当たり前に…。学校が再開されたときに、子どもが間違ってその姿で登校しても、気が付かずにそのまま送り出してしまいそうで怖いです(笑)」

勉強会という名の・・・

「Zoomの使い方をマスターした娘。授業がない日や、早く終わった後などに、友達数人と『オンライン勉強会』を開催するようになりました。一人で課題プリントをこなしていた時よりも楽しそうですし、お互いに声を掛け合って自主的に勉強しようという姿勢があることには、親として安心感を覚えます。

時々休憩と称して、2~3時間おしゃべりしていることもあるので、ちょっとだけ心配になりますけど(笑)」

オンライン授業は『事故多発地帯』!?

親子の会話が筒抜け!

「中学生の娘がオンライン授業を受けています。授業開始数分前に入室して待機中、なんとマイクをミュートにし忘れていた模様!親子の会話が参加者全員にダダ漏れでした。

友だちからは「聞こえてたよー」とLINEが来るし、娘は恥ずかしがって落ち込むし、散々でした。小さな弟妹が乱入してきたり、家族が映り込んだり・・・他の子も『事故』はちょこちょこ起こしてるみたいですけどね」

授業中に画面真っ暗!

「私が使っていた古いノートパソコンを、子どものオンライン授業用に与えています。バッテリーの消耗がかなり早いので、電源をつないでいないとすぐに落ちてしまうという代物。

慣れないうちは、子どもが電源をつなぎ忘れて授業に参加し、途中で電源が落ちるというハプニングが何度か起こりました。今では授業前の電源チェックが日課です」

家族もペットも全面協力中!

母はトイレまで”ほふく前進”!?

「ヘタにZoomの背景機能を使うと悪目立ちする」という理由で、リビングの入口ドアを背にして授業を受けている我が子。リビングを中心に生活している私は、マイクがONになっている間は音を出せないし、映り込みを避けるためトイレや洗面所にも行けないんです。

どうしても移動が必要なときは、”ほふく前進”ですね。子どもの勉強のためとはいえ、結構不自由な生活を強いられているなあ、というのが本音」

静かに待ってるワン!

「一斉休校になり、子どもの運動不足解消のために、ペットのワンコのお散歩係をお願いしています。オンライン授業が終わってからお散歩というルーティーンができているのですが、最近ではワンコのほうがそれを理解していて。授業の間、じっと子どものそばで終わるのを待っているんですよね。その姿が健気で微笑ましく、とても癒されます」

まとめ

子ども、保護者、そして現場の先生方、みんなが試行錯誤中のオンライン授業。家庭での学習を円滑に進めるためには、どうしても保護者の協力が必要となる部分が多くなります。でも、自宅にいながらクラスメイトや先生とつながれるなんて、親の子ども時代には想像もつかなかったことです。子どもたちにとっては、IT機器の取り扱いに慣れたり、メディアリテラシーに触れたりできる絶好のチャンス。ここで得たスキルは“コロナ後”の勉強や生活に、必ず役に立つものではないかと思います。

みなさんのお宅ではどんなオンライン授業風景が繰り広げられていましたか?戸惑うことも多いと思いますが、子どもの学習を間近に見ることができる数少ない機会。親にとっても、有意義な経験にしていきたいですね。

【参考】
※1  国立成育医療研究センター(https://www.ncchd.go.jp/)(東京都世田谷区)
受精・妊娠に始まり、胎児期、新生児期、乳児期、学童期、思春期を経て次世代を育成する成人期へと至るリプロダクションによってつながれたライフサイクルに生じる疾患(成育疾患)に関する医療(成育医療)と研究を推進するために設立された国立高度専門医療研究 センター。病院、研究所、臨床研究センターから成る。(※参考「理事長挨拶(https://www.ncchd.go.jp/center/aisatsu.html)」など)
※2 『コロナ×こどもアンケート(https://www.ncchd.go.jp/news/2020/becb925ce2c517cf3f4b98a0ca6662e33a2cc577.pdf)』
国立成育医療研究センターのスタッフを中心とした研究者・医師有志のグループが開設するLINE公式アカウント『コロナ×こども本部』にて実施されているアンケート。5/31まで期間を延長中。

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