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「巣ごもり破綻」が増加中?陥ってしまう根本的な原因

LIMO / 2020年5月24日 17時45分

「巣ごもり破綻」が増加中?陥ってしまう根本的な原因

「巣ごもり破綻」が増加中?陥ってしまう根本的な原因

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に伴って、4月7日から5月6日までの予定で発令された緊急事態宣言。

「ステイホーム」や「ソーシャルディスタンス」といったワードが声高に叫ばれ、スーパーやドラッグストアなど一部のお店を除いて営業を自粛するなど、かつてない異例の事態となりました。

残念ながらGWが開けても宣言の解除には至らず、引き続き不要不急の外出を控える日々。

そんな状況下で外に出たところで大半のお店は閉まっているし、お金を使う機会も減るだろう…と思いきや、「巣ごもり破綻」に陥ってしまう人がひそかに増えているんだとか。

大阪、京都、兵庫については解除が発表されるなど、徐々に緊急事態宣言が解除され日常を取り戻しつつあるものの、またいつ第二・第三の感染拡大が起きても不思議はありません。

そこで今回は、そのような状況下で「巣ごもり破綻」に陥ってしまう人の特徴についてとりあげてみました。

ついつい「テイクアウト」を頼んでしまう

友人と飲みに行きたいのにお店が開いていない、心の底から外食を楽しめる雰囲気じゃない。そのような中、テイクアウトやデリバリーに力を入れる飲食店が増加したこともあって、外食がわりにこれらを楽しむ人も多いですよね。

ストレスが溜まる自粛生活において、たまにデリバリーを頼む分にはなんら問題ありませんが、回数があまりに増えてくると話は別。気づけば食費が普段の倍になっていたなんてケースも、少なくありません。

LINE Pay㈱の「新型コロナウィルスの影響による家計の支出状況の調査」(https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2020/3216)によれば、COVID-19の拡大に伴って支出が「増えている・今後増えそう」と回答した人は全体の約4割であり、どのような支出が増えたかという質問に対しては「食費」と答えた人が70%に達しました。

筆者もついつい週末にデリバリーを頼んでしまうことがあり、自粛前よりも確実に食費が増えたなと感じています。

無駄にネット注文が増える

Amazonや楽天市場などで、いまや欲しいと思ったものがネット上で簡単に手に入る時代。テイクアウトやデリバリーの増加に加え、ECサイトの利用頻度が増えたという人も多いのではないでしょうか。

本当に必要なものを購入するのであればともかく、買う予定がないものまで買ってしまっている場合は注意が必要です。

また、「送料無料」といった文言にも気を付けましょう。

筆者もそうですが、特に小さいお子さんがいる家庭の方は、「3密」を避けようとスーパーマーケットへ買い出しに行く機会を最小限に留めている方も少なくないはず。

そんなとき、ネットスーパーは非常に重宝する一方で「〇円以上で送料無料!」といったフレーズに釣られていつもより購入額が増えていることも。配送料ばかりに目が行きがちですが、トータルで見たときに配送料を支払った方が結果として安く済んでいたとなれば、本末転倒ですよね。

ゲームやサブスクに課金する回数が多くなる

ステイホームが長引くにつれ、必然的に増えるのが家でのネットやゲームの利用時間。

中でも、「サブスク(定期購入・定額課金サービス)」の利用が増えている方は注意が必要です。特に利用しがちなサブスクサービスとして、以下のようなものが挙げられるでしょう。

暇つぶしのための動画配信サービス

子ども向けオンライン学習コンテンツ

運動不足解消のためのオンラインフィットネス

オンラインコミックや電子書籍の配信サービス

リモートワークに必要な有料アプリ

サブスクの怖さは、その手軽さにあります。

オンラインで簡単に決済が済むことに加え、個々のサービスにかかる額は少額であることから、トータルの決済金額に意識が向きにくいといえるでしょう。必要不可欠な課金もあるとはいえ、その大半は娯楽に利用されるものが多く、まとまればそれなりの金額になってしまいます。

家で楽しむためのコンテンツやサービスが充実している昨今だからこそ、課金する前に今一度「本当に必要なものか」を考える癖をつけることが大切なのかもしれません。

クレカ決済に気を付けよ

COVID-19で巣ごもり破綻に陥ってしまう原因として、

テイクアウト・デリバリーの増加

ネット注文の利用増加

ゲームやサブスクへの課金額の増加

などが該当するとお伝えしました。

これらの決済が基本的にはすべてクレジットカードや電子マネーによる「オンライン決済」であることもまた、巣ごもり破綻を加速させている要因のひとつでしょう。

対面で手元の財布から実際に支払いを行えば、必然的に残高に意識が向くものの、オンライン決済ではその実感を得ることがなかなかできません。

また昨今では、ペーパーレス化に伴って支払明細の郵送が行われないケースも増えており、著者もそうですが、オンライン上でしか利用金額を確認することができないことも。

となると、ますます「お金の見える化」が遠のいてしまい、結果として巣ごもり破綻へ拍車がかかってしまいます。

普段よりも意識を向け、クレジットカードの支払い明細を都度確認する癖をつけてみてはいかがでしょうか。

きっと今の時点でも、「こんな支払いしたっけ…?」という消費が紛れ込んでいるはず。早めに無駄遣いを発見することが、巣ごもり破綻防止への第一歩となるでしょう。

参考

「新型コロナウィルスの影響による家計の支出状況について」(https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2020/3216)LINE Pay調べ

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