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学校再開の時期ズレで不公平感?受験生が抱える「不安」とは

LIMO / 2020年5月27日 10時0分

学校再開の時期ズレで不公平感?受験生が抱える「不安」とは

学校再開の時期ズレで不公平感?受験生が抱える「不安」とは

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大防止のため、学校が休校となりました。これによって学校での学習が遅れるのは必至で、特に受験を控えている高校3年生には大きな影響を与えそうです。実際にどの程度の影響があるのか、㈱ODKソリューションズの「受験生への新型コロナウイルスの影響に関する調査(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000037156.html)」をもとに見ていきましょう。

受験への不安を抱える高校3年生は9割以上!

㈱ODKソリューションズの「受験生への新型コロナウイルスの影響に関する調査」(調査期間:2020年4月27日~30日の4日間、調査対象:2021年度(2021年4月入学者対象)入試を控える高校3年生200名、調査方法:㈱ネオマーケティングの調査協力のもとにインターネットリサーチ)によると、受験に不安がある受験生は93.5%という結果になりました。

「不安がある」が76.0% 、「どちらかといえば不安がある」17.5%の合計での数値になりますが、多くの受験生が不安を抱えていることがわかります。

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新型コロナウイルスの影響による不安について(出典:㈱ODKソリューションズの調査より)

また休校などによって受験勉強が遅れてしまうことも不安材料といえそうです。「受験勉強に支障が出ている」が39.0%、「どちらかといえば支障が出ている」が39.0%、合計78.0%の受験生が受験勉強に支障が出ていると回答しています。

休校などへの学校の対応の差で不安になる受験生

具体的にどのようなことに不安を感じているのかというと、最も多かったのが「学校ごとの対応(休校等)の差による勉学への影響」で63.1%、次いで「試験の中止・延期の可能性」で60.4%、そして「家での学習」の59.4%となっています。

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受験生が不安に思っていること(出典:㈱ODKソリューションズの調査より)

また「大学のオープンキャンパスに参加できない可能性」が58.3%、「受験に関する情報収集」が35.8%、「大学に関する情報収集」33.7%となり、大学や受験に関する情報不足への不安もあることがわかりました。

異なる学校再開のタイミング。受験に不利になるのでは?

休校になった学校がいつから再開するのかは、各都道府県や自治体、学校によって異なります。「再開時期の違いによって受験勉強にも不公平さが出てきてしまうと感じるか?」という質問に対して「感じる」が44.5%、「どちらかといえば感じる」が29.0%、合計で73.5%となりました。

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学校の対応の違いで不公平さを感じているか(出典:㈱ODKソリューションズの調査より)

特に学校再開のタイミングの違いによって授業のスピードが変わることについて「不公平さを感じる」が61.2%、「どちらかというと感じる」が29.9%で合計91.1%が不公平さを感じていることがわかりました。

受験方法の見直し、考えてる?

このような不安がある中で、受験方法を見直そうと考える受験生もいます。「受験方法の見直しを検討しているか?」という質問に対して、「検討している」が8.0%、「どちらかといえば検討している」が20.5%となり、合計で28.5%となりました。

具体的にどのような見直しを「検討する」、あるいは「どちらかというと検討する」のかというと、「AO入試の検討」が63.2%、「推薦入試の検討」が63.1%という結果になりました。他にも「志望校のレベルを下げる」が45.7%、「私立大学の受験校を増やす」が38.6%など大学の選択肢を変えることも検討しているようです。一方で「見直しを検討しない」が20.0%、「どちらかというと検討しない」が21.5%で41.5%は以前と変わりなく志望校に向けて受験勉強をしていくと回答しています。

まとめ

COVID-19の影響で休校となり、学習に不安を抱える受験生も少なくありません。また感染拡大が落ち着いた地域では学校が再開されることになり、タイミングの違いによっても不公平さが生まれてしまっているようです。ただ今の時点で受験方法の見直しをしない受験生も4割以上いることからも、まだまだ希望を捨てずに頑張る高校3年生も少なくないと言えそうです。

参考

「受験生への新型コロナウイルスの影響に関する調査」 ㈱ODKソリューションズ(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000037156.html)

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