「予算」は事前承認で！ 子ども関係の義両親への“おねだり”、苦手意識を克服したい

結婚後は義両親との付き合いが増え、いろんなシーンで気をつかいますよね。筆者が特に、これまでの義両親との付き合いの中で難しく感じたのは、子どもに関わる“おねだり”のこと。子どもが生まれてからはもちろん、出産準備の段階から義両親とお金が絡むやりとりは発生します。

今回は、筆者の出産準備と子どもの1歳の誕生日の体験を例に、そのとき感じたことや気付きをご紹介しましょう。

出産準備…「￥」の事前打ち合わせが大事と知る

ベビー用品やマタニティ用品など、さまざまな準備が必要な出産前。ベビーカーやベビーベッド、チャイルドシートのような“出産準備品の中でも大きなもの”を、両親または義両親におねだりする人も多いのではないでしょうか？

筆者の場合、夫が「今度一緒にベビー用品の買い出しに行こう」と義両親に声をかけ、ベビーカーを買ってもらえるように話をつけてくれました。この段階での筆者と義両親は、まだ気軽におねだりできるほどの仲ではなく…正直、夫から話を進めてくれてありがたかったです。

義両親との買い出し当日、ベビーカーを買ってもらうことがすでに決まっていた筆者は、「あとは選ぶだけ」とかなり気楽に構えていました。というのも、欲しいアイテムを義両親に伝えることが出産準備での“おねだりの山場”だと思っていたからです。

いざ売り場へ行ってみて、ハッと気づきました…ベビーカーの種類は豊富で、価格もそれぞれ大きな差があることに。ベビーカーを買ってもらうことは決まっていたものの、肝心な予算の話をしていなかったのです。

結局その場では、おねだりにふさわしい値段を推し測ることができず、義両親主導で選んでもらうことに。義両親が手に取ったベビーカーを一緒に見て、「このベビーカーはここがいいね」「少し重たいかも？」などと話しながら、結果としてその売り場で平均的な価格帯のベビーカーに落ち着きました。

このときの経験から、「おねだりするときは物だけでなく予算も事前に決めておくべき！」と学んだ筆者。もちろん実の両親におねだりするときにも必要なことですが、付き合いがまだまだ浅い義両親となると、その重要さはぐっと大きくなります。出産準備での義両親との買い出しは、事前の話し合いと確認の大切さを実感させられたシーンでした。

1歳の誕生日…“おねだり”しながら“贈れるもの”もあると知る

子どもの1歳の誕生日は、出産準備に次ぐ大きなイベント。両家の両親や親戚からプレゼントに欲しいものを聞かれ、夫婦であれこれ考えていました。

このときは、出産準備での経験に学び、義両親と事前に話し合って「予算1万円で欲しいものを選んでおく」というところまで決めていました。義両親との仲も深まって、以前よりも話し合いや確認が気軽にできたことを覚えています。

「あまり親しくない状態でのおねだりって難しい」と感じた筆者は、義両親との仲を深めることで、難しさをやわらげていくことが大切だと気づいたのです。

子どもの誕生日も近づいたある日、郊外に住む義母が所用で市街地まで出てくるとの知らせが。めったに出て来ない義母だったので、夫が仕事でいない日ではあったものの、思い切って「プレゼントを探しに行きませんか？」と声をかけてみました。義母のOKをもらい、初めて娘を連れて3人で買い物へ。

当日は、おもちゃ屋さんへ行ったり、ベビー服を一緒に見たり…。孫と一緒に過ごしている義母のあまりにも楽しそうな様子を見て、声をかけて良かったと心の底から思いました。誕生日プレゼントも無事ゲットできて、娘もうれしそう。

楽しい時間を義母と共有したことで距離がぐっと縮まった、思い出に残るおでかけの一日でした。

まとめにかえて

2歳、3歳…と子どもの成長とともに、“おねだり”シチュエーションは何度もやってきます。不思議なことに、「難しい」「何だか気まずい」とこちらが感じていると、どうも義両親の方でも気をつかってしまうようです。

筆者は自身の経験を通じて、義両親との関係を深めること、もらう立場として楽しい時間をプレゼントできたら…というところを意識しながら、少しずつ難しさの克服を目指しています。

義両親との関係にあらためて注目すれば、“おねだり”を苦手と感じる原因が見えてくるかもしれません。お互いが気持ちよく子どものイベントを迎えるられるように、自分の気持ちと行動に目を向けてみてはいかがでしょうか。