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女の友情に亀裂の予感…独身と既婚子持ちが思う「なんでそんななの?」

LIMO / 2020年6月2日 16時0分

女の友情に亀裂の予感…独身と既婚子持ちが思う「なんでそんななの?」

女の友情に亀裂の予感…独身と既婚子持ちが思う「なんでそんななの?」

学生のころはウマが合っていたのに、なんだか結婚や出産を機に友人との関係が変わってしまった…。そんな風に感じる女性は多いのではないでしょうか。筆者はアラサーの既婚子持ちという立場ですが、独身の友人と遊ぶ機会があると、時々大きな隔たりを感じてしまうことがあります。

「女の友情はもろい」と昔から言うけれど、ライフステージに左右されやすい女性にとって長く安定した友人関係を続けるのは簡単ではなく、どうしても悩みにつながりやすいもの。

今回は出産を機に変わってしまった友人との関係について、なぜギクシャクしてしまうのか、どうしたら良好な関係を続けていけるのかを考えたいと思います。

独身と子持ちの友情は微妙なバランスでもっている

ひと口に「独身と既婚」と言っても、子どものある・なしではそれぞれ立場や環境が異なります。特に友人関係に大きく影響してくるポイントは「出産」「子育て」をしているかいないかということでしょう。ここでは独身女性と子どものいる既婚女性の関係に焦点を当てていきます。

筆者の周りの20〜40代女性を中心に、「独身と子持ちで友人との関係が変わったと感じたこと」について聞いてみました。まずは独身側の意見からご紹介します。

独身者の意見

・なんで夫や義実家の愚痴ばかりなの?

「会うたびにダンナと姑がムカつくという話ばかり。聞いていると結婚に対してネガティブなイメージしか感じられないし、だったらなんで別れないんだろう、とさえ思っちゃいます。言わないけど…」(31歳/商社勤務)

・なんで子どもの話題ばかりなの?

「昔は『子どもは嫌い』なんて言っていた友人が、今では『子育てって本当に大変』『でも一回は経験したほうがいいと思うよ』とか上から目線で語ってくるのが正直めんどくさい! 話題を変えてもすぐ子どもの話に戻るし、他の話題はないのかなって思う」(36歳/販売員)

独身者から見ると、どうも既婚子持ち女性は興味・関心の幅が狭いと感じることが多い様子。話題の中心は家族や子ども関係の人付き合いなので、そう思われるのも無理はないかもしれません。特に会ったこともない姑やママ友の話題、しかも愚痴がメインであれば、長時間聞き続けると辟易してしまいますよね。

また、出産を経験したことで人生の先輩になったかのような態度をとる、いわゆるマウンティング発言も関係に亀裂が入る原因。子育てに充実感があるからと言って、他の女性もそうとは限らないことを忘れないでいたいものです。

子どものいる既婚者の意見

・独身ならではのライフスタイルが遠い世界に感じられる

「海外旅行や自由な恋愛の話を聞いても、今の自分には関係ない世界だと感じる。自分のことばかり考えられる友人に対して、うらやましさと『いつまでその世界にいるの?』って思いが両方あってモヤモヤ」(29歳/専業主婦)

・時間や金銭感覚の違いが想像できないの?

「独身の友人とランチをして、15時に帰ろうとしたら『え、もう帰るの?』と嫌な顔をされた。『晩ご飯つくらなきゃいけないから』と言うと『外食すればいいんじゃない?』と。子どもがいると色々都合をつけなきゃいけないし、ここにも時間とお金をやりくりして来てるのに…。想像できないのかなと悲しくなった」(28歳/育休中)

・経験もないのに子育てに口を挟んでほしくない

「4歳の子を連れて友人と遊んでいたら、子どもが興奮して騒ぎ始めた。私が大きな声で叱ると、『ちょっと余裕なさすぎじゃない?』と言われて内心ものすごくカチンときた」(40歳/看護師)

子持ち側の視点からすると、独身のライフスタイルは自由で気ままに見えるもの。好きなときに外食して、好きなときに寝られて…という些細なことでも子育て中の身には妬ましく感じられることもありますよね。時間もお金も睡眠さえも自由にならない子育ての辛さは、経験者でなくては想像しづらいことかもしれません。

同じように、しつけや子どもへの接し方についても傍からは内情が見えにくいものです。良かれと思って言ったことでも(たとえ一般論だとしても)第三者からのアドバイスには過敏に反応してしまうことも。

どうしたら良い距離感で付き合えるのか

このような立場の違いからの齟齬はどうして生まれるのでしょう。それは、女性同士のコミュニケーションは「気づかい」と「共感」を軸にして成り立つものだからではないでしょうか。

互いの心情を先回りして解釈し、共感することでガス抜きをしつつ絆を深める。それが女性のコミュニケーションの基本だとしたら、ライフステージがそれぞれ異なってくれば相手の心情を先回りするための想像力に限界が出てきます。同じ立場だった時期と違って共感しづらくなるのは当然なのです。

これまで通りのコミュニケーションの仕方では難しいことを受け入れて、ある程度の距離感と割り切りを持って付き合うことが大切になるでしょう。そのためには、相手と自分を比べない理解してもらおうと思わない自分の考えを押し付けないことが友情を長続きさせる秘訣。

そして、「今ちょっと無理だなと思う時期には距離をとることも大切です。相手や自分の中に原因を見出すのではなく、そういう時期を過ぎたらまた楽しく会える、という考え方を持てば気持ちが楽になりますよ。

まとめ

女性の人生はライフステージごとに大きく景色が変わるもの。そうでなくても人は変わっていくので、昔と今では人間関係がしっくりこなくなることも往々にしてあるでしょう。

一時のすれ違いやモヤモヤで友人をシャットアウトしてしまうよりも、それぞれの立場の違いを受け入れて、「そういう時期」と一歩引いた目線で捉えるほうがストレスにならないですむかもしれません。

本当に大切な相手だと思うなら、またお互いが楽しく話せるときまでじっくりと待つのも一つの友情の形ではないでしょうか。

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