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外食・旅行しにくい今こそ「ふるさと納税」で各地の名産品を!

LIMO / 2020年6月2日 10時0分

外食・旅行しにくい今こそ「ふるさと納税」で各地の名産品を!

外食・旅行しにくい今こそ「ふるさと納税」で各地の名産品を!

ふるさと納税といえば、バラエティ豊かな返礼品のイメージがあると思います。その一方で、手続きが面倒な気がして実は利用したことがないという人もいらっしゃるでしょう。

しかし、ふるさと納税は自己負担額を超える価値の返礼品がもらえることを考えると、普通に納税するよりお得なので利用しないのはもったいない! 筆者も面倒だと決め付けていましたが、昨年初めて利用したところ、思った以上に手続きは簡単でもっと早く利用すればよかったと後悔しています。

そこで今回は、ふるさと納税の制度内容や確定申告・ワンストップ特例制度について説明します。

ふるさと納税制度をおさらい

ふるさと納税では、自分が住んでいる市区町村以外の自治体に寄付をすることにより、寄付金のうち2,000円を超える部分について所得税の還付・住民税の控除が受けられます。また、その土地の名産品などをお礼として(返礼品)もらえる点が魅力的な制度です。

寄付金額にかかわらず自己負担は2,000円。たとえば、10,000円の寄付の自己負担分は2,000円、10,000円ずつ3か所に寄付して合計が30,000円でも2,000円が自己負担分になります。

ただし、寄付金の控除上限額は年収や家族構成により異なります。ふるさと納税サイトの「ふるさとチョイス」や「さとふる」などでは控除額を計算できるので、ふるさと納税を行う前に必ずシミュレーションしておきましょう。

参考:「ふるさとチョイス かんたんシミュレーション(https://www.furusato-tax.jp/about/easy_simulation?about)」

確定申告とワンストップ特例制度について

ふるさと納税をすると、各自治体から「寄附金受領証明書」が届きます。この証明書を確定申告に添付して申請するのが通常の流れです。

ただし、条件次第では確定申告を必要としないワンストップ特例制度も利用できます。ワンストップ特例制度は「寄附金税額控除に係る申告特例申請書」と「本人確認書類」を寄付した自治体に送付するだけなので手続きはとても簡単です。適用されると、翌年6月以降に支払う住民税から寄付金から2,000円を差し引いた額が控除されます。

なお、確定申告では所得税からの還付と住民税からの控除が行われるのに対して、ワンストップ特例制度では住民税からの控除だけとなります。

ワンストップ特例制度を利用できる条件は以下の通りです。

確定申告が必要ない給与所得者(年収2,000万円を超えないなど)

1年間の寄付先が5自治体以内

申し込みの都度「寄附金税額控除に係る申告特例申請書」を寄付した自治体に送っていること

提出期限は寄付をした年の翌年1月10日までなので、忙しい年末ギリギリになって焦ることがないよう、ゆとりを持って寄付した方が良いでしょう。

一方、確定申告をする場合は、前年1月1日〜12月31日のすべての所得と納めるべき税金を計算して、例年は2月16日〜3月15日までに申請及び所得税の納付を行う必要があります※。

※今年は新型コロナウイルス感染症の影響により申請・納付期限が延長されました。

確定申告が必要なのは自営業や不動産収入がある人に加えて、給与所得者でも2,000万円以上の給与所得がある人や医療控除・住宅ローン控除を受ける人などです。また、ふるさと納税で寄付する先が5自治体を超える場合も確定申告を行います。

ふるさと納税の確定申告記入については、確定申告の「寄付金控除」の項目に、寄付した金額、どこの自治体に寄付したかの詳細を記載するだけです。

国税庁ホームページの確定申告書作成コーナーでは、それぞれの自治体へ寄付をした金額を打ち込むと、合算した金額から自己負担の2,000円を差し引いた額が寄付金控除欄に入力されます。申告書の提出は税務署に出向くほか、郵送やe-taxでの送信を利用すれば税務署に足を運ばなくて済みます。

筆者も自営業のため確定申告でふるさと納税の申請を行っていますが、もし給与所得者で「確定申告が面倒だから5自治体を超えての寄付はしない」と思っている方がいるのであれば、意外と簡単だということを知っていただきたいと思います。

なお、詳細を知りたい方は「ふるさとぷらす ふるさと納税の確定申告(https://furusatoplus.com/info/005/)」をご参照ください。

各地の名産が楽しめる返礼品

ふるさと納税では各自治体が魅力的な返礼品を用意していますが、お肉や海産物、野菜、フルーツ、お米など、各自治体の名産品が返礼品となるケースが一般的です。たとえば、普段なら購入を躊躇してしまうブランド牛肉などの高級食材でも気軽に利用できるのが嬉しいですね。また、年間で数回に分けて定期便として送ってくれる返礼品もあります。

「ふるさとチョイス」「さとふる」というようなふるさと納税に特化したサイトでは、出品数も多く、いろいろ見比べたい場合に便利です。また、「楽天市場」や「yahoo!ショッピング」などに自治体が出品している場合は、普段の買い物のような感覚で手続きができ、さらに会員登録していればポイントも貯まるのでお得です。

緊急事態宣言は全面解除となりましたが、まだまだ以前のように外出したり、旅行に行ったりということは難しそうです。年末にあわてて利用するのではなく、今のうちにゆっくり各地の名産品を吟味して、自宅でプチぜいたくを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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