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3人の面接官に聞いた「リモート面接でも印象に残った人」

LIMO / 2020年6月3日 18時15分

3人の面接官に聞いた「リモート面接でも印象に残った人」

3人の面接官に聞いた「リモート面接でも印象に残った人」

就職や転職活動をするうえで、避けては通れない面接。履歴書や筆記試験だけでは判断しにくい、コミュニケーション能力などが試される場でもあります。そして最近では、会社に出向くのではなく、パソコンを使ったリモート面接を行う企業が増えています。直接の対面でないとはいえ、「面接での印象が採用を左右させる」という点には変わりありません。

実際のところ、株式会社レボが「従業員数300名以下の会社経営者を対象に行なった中途採用に関する調査」では、「『採用して良かった!』と思った中途社員の特徴」の3位に「コミュニケーション能力が高い(30.9%)」がランクインしています。また、反対に「『期待外れだ…』と思った中途社員の特徴」の1位は「コミュニケーション能力が乏しい(40.5%)」という結果でした。

では、リモート面接でコミュニケーション能力をうまくアピールするポイントはどこにあるのでしょうか。3人の面接官に、「リモート面接でも良い印象に残った人」を挙げてもらいました。

第一印象がいい人

「面接開始の瞬間から明るいトーンで話し、笑顔の人は印象に残りやすいですね。『元気で明るい人だな』という第一印象を受けると、面接でのやりとりが心地よく感じます。とくに重要なのは、最初の5秒。このわずかな時間で第一印象が決まる、といっても過言ではありません。

もちろんリモート面接でも、相手の表情や姿勢はしっかりチェックしています。たまに、こちらが声をかけた瞬間に背筋を伸ばしたり、表情を変えたりする人がいますが、それでは遅いですね。『もしかして、コミュニケーション能力が低いのでは…』と感じてしまいます」

ある意味「遠慮がない人」

「意外かもしれませんが、『面接で遠慮しない人』が印象に残りやすいです。積極的にこちらに質問を投げかけてくれたり、自分の気持ちを本音で伝えてくれたり…。『転職を考えている理由は?』という質問に、綺麗事だけでなくマイナス面を正直に伝えてくれるのも嬉しいですね。

今まででとくに印象に残っているのは、うちの会社のいい部分も悪い部分も伝えてくれた女性です。ほとんどの人は誉め言葉ばかり使うのに、彼女は的確な指摘をしてくれました。いい意味で遠慮がなく、つい聞き入ってしまいましたよ。

リモート面接は直接顔が見えないぶん、本音を話すには勇気が必要かもしれません。だからこそ、やりとりのなかで『もっと話したい』『情報収集能力やコミュニケーション能力が高い人だ』と思わせることが大切だと思います」

質問の真意を読み取った回答ができる人

「こちらの質問の真意を読み取り、適切な回答をしてくれる人が印象的ですね。というのも、面接をしていると、『結局何が言いたいのだろう』『そこを聞きたいわけではないのに…』と感じる場面がよくあるんです。

そういう人は実際の接客の場でも、お客様の質問に違った方向の回答をしてしまい、営業成績が低迷してしまいがち。お客様との信頼を築けず、苦労するケースも見受けられます。

慣れておらず手こずりがちなリモート面接でも、『結論から先に伝える』『後から意図に合った内容を補足する』という点を意識している人は好印象です。こちらも答えを知った状態で聞けるので、モヤモヤせずに済みますからね。実際のところ、こういった人はいい営業成績を残していますよ」

おわりに

こう見ると、リモート面接で印象に残った人の特徴の1つとして「コミュニケーション能力の高さを感じる」という点が挙げられるといえます。いい意味で遠慮せず、相手の質問の意図を読み取れる人は、面接官の心も掴みやすいのでしょう。

また、第一印象はあなたに対する全体の印象にも繋がります。「画面に映っていないから」と油断することなく、通信が始まる前から表情や姿勢に意識しておきましょう。たとえ直接の対面ではなくても、印象に残る受け答えをすれば、あなたのコミュニケーション能力の高さをアピールできますよ。

【参考】

株式会社レボ「従業員数300名以下の会社経営者を対象に行なった中途採用に関する調査」

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