自粛生活で普段と違う支出が増えた!「コロナ出費で赤字」を避ける方法
LIMO / 2020年6月5日 20時15分
![自粛生活で普段と違う支出が増えた!「コロナ出費で赤字」を避ける方法](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/toushin1/toushin1_17643_0-small.jpg)
自粛生活で普段と違う支出が増えた!「コロナ出費で赤字」を避ける方法
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、通常とは異なる出費が増えている人も少なくないのではないでしょうか。毎日のように新型コロナウイルス関連のニュースが流れており、精神的にも落ち着かない日々が続いています。
こういう時期だから仕方ない…と思うままにお金を使っていると、一気に赤字家計に陥ってしまう危険性が潜んでいるかもしれません。
新型コロナでどんな出費が増えた?
2020年4月に明治安田生命が行った「家計」に関するアンケート調査では、新型コロナウイルスの影響で増えた支出について聞いたところ、全体では約半数(45.1%)、同居家族が4人以上では61.1%が「食料品にかかる費用」が増えたと回答しています。休校やリモートワークの影響は、やはり「食費」に顕著に表れていると言えるでしょう。
こうした必要に迫られての出費は仕方ない面もありますが、一方でいつもとは違う出費が増えていることでお財布の紐がゆるみ、必要以上に買い物が増えている人もいるようです。
・自粛生活充実のために、ゲームや書籍を大量購入してしまった
・家にいる時間が増えたことで、ついついお酒を飲みすぎてしまい、アルコール代やおつまみ代が増えた
・外出を減らすためにネットショッピングを利用しているけれど、余計なものまで買ってしまう
日本全国で緊急事態宣言が解除され、少しずつ日常生活が戻りつつあるものの、新型コロナウイルスと共に生きる“ウィズコロナ”が始まるとも言われており、影響の長期化を見据えてしっかりと家計や生活リズムを管理していく必要がありそうです。
コロナ出費は別会計にしてみる
そこで、少し面倒でもおすすめしたいのが、コロナ関連の出費と通常の支出を分けて管理することです。コロナ関連でどれくらい出費が増えているのかが明確になれば、「こんなときだから仕方ないよね」と必要ないものまで買ってしまう誘惑を抑えやすくなります。
先述の明治安田生命の調査では、決済手段として「キャッシュレス(クレジットカード・電子マネー等)」が全体の約7割まで浸透しており、昨年調査時(52.5%)に比べて約2割増加していることを明らかにしています。
【最も多く利用する支払い手段】
・クレジットカード決済:46.4%
・電子マネー決済:12.1%
・QRコード決済:10.5%
(上記キャッシュレス決済3種の合計:69.0%)
・現金:30.3%
・仮想通貨:0.5%
・その他0.3%
新型コロナウイルスの影響が長引けば、他人との接触を減らせるキャッシュレス決算を選ぶ人は、今後ますます増えていくでしょう。
しかし一方で、キャッシュレス決済はお金を使っている感覚が薄れやすく、しっかり管理しないと使い過ぎる傾向にあります。家計簿などを活用して、コロナ関連の出費と通常の支出はきちんとチェックしていくことが大切です。
アルコール代と食費を分けて、飲酒量チェックを
自粛生活のストレスや収入減の不安をまぎらわせたい、終電を気にする必要がないなど、さまざまな理由から飲酒量が増えている人もいるようです。
リーマンショックや東日本大震災の時も、アルコール依存症の受診者数の増加が見られており、各専門機関では注意喚起を行っています。また、アメリカの話ではありますが、3割以上の人がリモートワーク中に飲酒したことがあるという結果も出ています。
自分でしっかり飲酒量を管理できる人はよいのですが、飲み始めるときは「これ1本だけ!」と思っていても、ついついもう1本だけ…と飲む量が増えていく人もいるでしょう。
自粛生活に入ってから飲酒量が増えた自覚がある人は、食費とは別にアルコール代を計算して、自分の飲酒量をチェックしてみましょう。「アルコール代は週に〇円まで」など予算を決めて、その範囲内に抑えるのも有効ですよ。
手軽にコロナ出費を管理する方法
新型コロナウイルス関連の出費を管理したほうがよいとはわかっていても、こまめに家計簿をつけたりするのは面倒くさいと感じる人も多いのではないでしょうか。
そのような人は、コロナ関連の出費用と通常の支出用で別々のクレジットカードを使い分けるなどして、決算手段を分けておくのがおすすめです。そうすると、クレジットカードの明細を確認するだけで、どれくらいの出費があったのかを簡単に把握することができます。
また、事前にキャッシュレス決済を登録しておくと自動的に家計簿に反映する機能付きの家計簿アプリを使うのもよいですね。
このようなやり方では、在宅することで増えた水道光熱費など細かい部分を把握することはできませんが、大まかにでも支出額を知ることで節約意識が働きますし、今後の資金計画も立てやすくなるでしょう。
おわりに
新型コロナウイルスの影響で自粛生活が始まり、予定外の出費が増えている人も多いようです。食費や日用品費の増加などは仕方がないことではあるのですが、それで終わっていては赤字家計になってしまうかもしれません。
まずは自粛生活の期間分だけでもいいので、何にいくら使ったのかをチェックして、使った分をどう補てんしていくかという計画を立てることから始めてみてはいかがでしょうか。
【参考】
・『「家計」に関するアンケート調査(https://www.meijiyasuda.co.jp/profile/news/release/2020/pdf/20200427_01.pdf)』(明治安田生命)
・『外出自粛・巣ごもりで飲酒量増加 依存症悪化の懸念も(https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58568170Y0A420C2CE0000/)』(日本経済新聞)
・『<新型コロナ>寂しさ、空虚感まぎらわしたい…飲酒量増えてませんか?(https://www.tokyo-np.co.jp/article/11754)』(東京新聞)
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