ノーベル賞受賞の本庶氏から提訴される小野薬品工業が一時急落! 日経平均株価は6日続伸
LIMO / 2020年6月9日 7時0分
ノーベル賞受賞の本庶氏から提訴される小野薬品工業が一時急落! 日経平均株価は6日続伸
【東京株式市場】 2020年6月8日
株式市場の振り返り-日経平均株価は約7カ月半ぶりの6日続伸、終値で23,000円台を回復
2020年6月8日(月)の主要指標(カッコ内は前日終値比)
日経平均株価 23,178円(+314円、+1.4%) 6日続伸
TOPIX 1,630.7(+18.2、+1.1%) 6日続伸
東証マザーズ株価指数 1,012.0(+15.9、+1.6%) 続伸
東証1部上場銘柄の概況
値上がり銘柄数:1,592、値下がり銘柄数:526、変わらず:51
値上がり業種数:30、値下がり業種数:3
年初来高値更新銘柄数:48、年初来安値更新銘柄数:1
東証1部の出来高は17億307万株、売買代金は2兆8,712億円(概算)となり、いずれも先週末より増加しました。
新型コロナウイルス感染の影響懸念が残る中、好調な雇用統計を背景とした米国株式相場の急騰を受けてリスクオンモードが継続しました。売買代金は3兆円には届きませんでしたが、週初としては高水準です。
そのような中、日経平均株価は約3カ月半ぶりに23,000円台を回復し、約7カ月半ぶりの6連騰となりました。さらに、高値引けとなっています。取引時間中の高値は23,178円(+314円)、安値は23,028円(+165円)となり、値幅(高値と安値の差)は約149円でした。
なお、TOPIXも同じような値動きで6日続伸となりました。
東証マザーズ株価指数は続伸、売買代金は36日連続で1,000億円超え
東証マザーズの出来高は1億5,275万株、売買代金は1,914億円となりました。出来高は先週末より増加しましたが、売買代金は横這いでした。個人投資家の物色意欲が継続し、売買代金は36日連続で1,000億円を上回りましたが、連日で2,000億円を下回っています。
なお、一部主力銘柄に買戻しが入ったこと等から株価指数は続伸となり、3日ぶりに1,000ポイント台を回復しました。
日産自動車が急騰するなど自動車株が上昇、SMCは上場来高値更新後に売られる
個別銘柄では、株価指数寄与度の高い大型株が買われ、ファーストリテイリング(9983)、ソフトバンクグループ(9984)、東京エレクトロン(8035)などが値を上げ、ファナック(6954)は+4%高の大幅上昇となりました。
また、為替相場の円安進行を好感して自動車株が引き続き買い戻され、日産自動車(7201)が一時+9%高に迫る急騰となり、マツダ(7261)、ヤマハ発動機(7272)、日野自動車(7205)なども終値で+5%超高へ急騰しています。
さらに、ハイテク株ではシャープ(6753)が+7%高へ迫るまで急騰し、パナソニック(6752)も大幅高で引けました。
さらに、銀行株が一気に買い戻され、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)や三井住友フィナンシャルグループ(8316)など軒並み+5%高前後へ急騰したのが目を引きました。
一方、中外製薬(4519)やテルモ(4543)など株価上層が続いた医薬品株の一角が利益確定売りに押されました。また、ノーベル医学・生理学賞の本庶佑氏(京都大特別教授)から特許をめぐる協力金支払いで提訴されることが明らかになった小野薬品工業(4528)も一時▲6%安に迫る急落となりました。
その他では、SMC(6273)が取引時間中に上場来高値を更新した直後から売りに押され、終値は大幅安となったことが注目されたようです。
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