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財布をにぎる妻がうらやましい!? 夫の「お小遣いの不満」を解消する意外とカンタンな方法

LIMO / 2020年6月15日 10時30分

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財布をにぎる妻がうらやましい!? 夫の「お小遣いの不満」を解消する意外とカンタンな方法

夫は給料をすべて妻に渡し、その中の一部をお小遣いとして受け取る…というように「妻が家計をにぎっている家庭」は少なくありません。

しかし、世間で広く行われているこのシステムが気に入らない…という男性陣も多いようです。彼らの言い分は「こっちは小遣いを節約しながら何とかやっているのに、主婦は家計を自分の好きなように使える」というもの。

果たしてそれは本当なのでしょうか? おやおや、「そんなわけないじゃない!」という主婦の皆さんの反論が聞こえてきましたよ。

「心から自由につかえるお金」なんてない

家計を任されている主婦は、夫の給料を自分の裁量でやりくりしている──そういう意味では「主婦は夫の給料を自由に使っている」というのもあながち嘘ではありません。

しかし、住居費や光熱費、税金に教育費など月々の固定費をまず支払い、貯蓄分をよけてから食費や雑費の予算を組み…となると、なかなか「自由に使えるお金」なんて残りません。仮に余裕があったとしても、急な出費に備えて予備費としてとっておく…という人がほとんどのような気がします。

かといって、主婦だってお洋服は欲しいし、化粧品や美容院代も必要。ママ友とのお付き合いもあります。夫の給料を必死にやりくりして、それらの費用を捻出しても、なぜかお金を使うことに対して罪悪感が芽生えてしまう。それはやっぱり「自分が稼いだお金」ではないから。

となると、自分の趣味嗜好に、あるいはストレス発散のために主婦が「心から」自由に使えるお金って、ほとんどないのでは…?という結論に至るのも、無理からぬ話です。

なぜ、夫は「財布をにぎる妻」に不満を抱くのか?

では、続いて男性がなぜ「専業主婦は夫の給料を自由に使っている」と不満に思うのか…? その理由を分析してみましょう。

新生銀行が2019年6月に公表した「2019年サラリーマンのお小遣い調査(https://www.shinseibank.com/corporate/news/pdf/pdf2019/190621okozukai_j.pdf)」(期間:2019年4月5日〜8日、方法:インターネット調査、回答者:全国の会社員の男女=正社員・契約・派遣・パート・アルバイト=合計2717人)によると、男性会社員月平均お小遣い額3万6747円昼食代の平均は555円1回の飲み代の平均は5415円という結果になりました。

ほとんどの家庭では、夫のお小遣いの中に「昼食代」「飲み代」が含まれているようです。となると、お小遣いの中から1万円程度は昼食に消えていきます。そこに月に2回ほど飲み会が入ると、さらに1万円が追加で消えていく…。本当に自由に使えるお金は実質1万円程度、ということになります。

つまり、「お小遣い」とは本来「自分が好きなように自由に使えるお金であるはずなのに、昼食代や同僚との飲み代など“会社員にとっての必要経費”も含まれています。まずこのことが「小遣い額」の不満につながる大きな要因でしょう。

財布を妻がにぎり、夫の小遣い額を妻が独断で決めている家庭の場合、この不満はさらに大きいはず。たとえ金額的には世間一般で見て妥当だとしても、です。

自分が稼いだお金なのに、裁量権は妻がにぎっている

夫にしても、妻が“好きな時に自分の好きなものを購入できる”というわけでは決してない…ぐらい重々承知の上。それでも、圧倒的に妻のほうがお金を支払っている機会が多い…という点で、なんとなく夫は「自分が稼いだお金を妻は好き勝手に使っている」という感覚に陥るのかもしれません。

妻は数十万のお金を自分の裁量でやりくりしている、それに引き換え自分は数百円をチマチマとやりくりする日々…。ついつい小遣い額を不満に思い「お前はお金を自由に使えていいな」と嫌みのひとつも言いたくなってしまうのでしょう。

「ここぞ」というときは夫に裁量権を!

妻にしてみれば「たとえ数千円でも、何も考えず自由に使えるお金がある」夫こそうらやましい。しかし、夫の立場に立ってみると「十万円単位のお金を自分の裁量で動かせる妻のほうが、圧倒的に自由に使えるお金が多い!」。これが、男性陣の「妻は自由にお金を使っている」という発言の真に意味するところなのです。

では、夫が不満を持たないようにするにはどうすればいいのか? 小遣いを夫の満足する額までアップすれば万事解決。それはもちろんそうですが、そうはいかない…という家庭がほとんどのはず。

では、夫に家計を任せてみる…? しかし、それも「絶対任せられない!」と青ざめる妻もいるでしょうし、何より「それは面倒くさい」という夫も多いことでしょう。

では、ほんの一部分だけ、夫に裁量を任せてみるのはいかがでしょうか? 家族で旅行に行くとき、家電など金額の大きな買い物をするときなどは夫に主導権をにぎってもらうのです。

「ここぞ」というときのお金を任せることで、夫の不満が解消された…というのもよくある話のようです。

まとめ

離婚時の財産分与が基本的に夫婦で折半とされることからもわかるように、夫が稼いだお金は夫のものでも妻のものでもありません。「家庭のもの」です。

必要なお金を夫が稼ぎ、それを妻がやりくりして「家庭を経営」する。それが「家計を妻がにぎっている家庭」の図式なのではないでしょうか。それを理解していれば妻と夫、双方が「相手のほうが自由にお金を使える」という不満を噴出させることはないはず。

そこに至るには、やはり「いつも仕事を頑張ってくれてありがとう」「家を守ってくれてありがとう」というお互いへの感謝の気持ちが必要だ、と思うのです。

【参考】
「2019年サラリーマンのお小遣い調査(https://www.shinseibank.com/corporate/news/pdf/pdf2019/190621okozukai_j.pdf)」新生銀行

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