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ママアナウンサーの子育てが事業になったワケ

LIMO / 2020年6月20日 10時15分

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ママアナウンサーの子育てが事業になったワケ

誰もが"おうち時間"に関心を寄せている中、月額300円で自宅にいながら世界中のママ講師からオンラインレッスンを受けられるサービス「Himemama Premium School」(https://himemama.com/himemama-premium/)が今、注目を集めています。

華やかなアナウンサー時代を経て現在はHimemamaの代表を務める坂上さんは、明るい声には似合わない言葉で子育て時代を振り返りました。

「愕然としたっていうか、これが一生続くのかって思うと絶望しかなかったですね」

写真や経歴からは想像もできない、坂上さんの今までとこれからに迫ります。

これは私にしかできない仕事?

大学時代にはじめたバイトで得たつながりから、大手通信会社に就職した坂上さん。

「深夜2時に寝て、3時間寝たらまた起きて、みたいな生活でした」激務の代償はすぐに現れ、1年間で3回も救急車に運ばれたそうです。

「このままだと過労死する、って医師に言われたんです。やりがいがある仕事だったんですけど、そのあたりから『これは私にしかできない仕事なのかな』って思うようになって」数年後、企業の記念パーティーに出席したことで、坂上さんの漠然とした疑問は決意に変わりました。

「司会をされていたアナウンサーの女性が本当にもう素敵で。私もこうなりたいって思ったんです」

社会人5年目のことでした。

「退職して、まずフジテレビのアナウンサースクールに通いました。それからプロダクションに所属させてもらってアナウンサーとしての活動をはじめました」順調に任される仕事は増えていきました。しかし、出産を機に事務所を退所したことで、環境は大きく変わることになります。

眠れない、食べられない、先が見えない

「当時は出産するとキャリアをリセットしなきゃいけなかったんです」仕事を通して社会と関わっていた頃の自分とのギャップに苦しんだといいます。

「産んだ瞬間『親』になっちゃったわけですよ。こんな大変なら教えてほしかった!って思いましたね」自分のタイミングで眠ることも、食べることも、トイレに行くこともできない。「なんのために生きてるんだろう」なんて気持ちばかりが浮かんでくる…。それでも、兄嫁から届いた1通のメールが坂上さんを救いました。

「『2~3カ月で慣れるからね、もうすぐ眠れるようになるから大丈夫だよ』って言ってくれて、本当に救われましたね。頼れる、話を聞いてくれる人がいるってこんなに大事だったんだなってそのとき思ったんです」

この体験が、後のHimemama立ち上げにつながっていきます。

7人のママ友

「そんなことがあって、子供が3カ月くらいのときに、区主催の母子教室に参加しました。そこで当時その周辺に住んでいた7人のママに出会ったんですけど、実はその7人からHimemamaははじまったんです」

当初は情報交換のための集まりだったといいます。しかし半年後には、メーリングリストに100人近くもの名前が並んだのです。

「それだけ集まると、メンバーの中には資格や一芸を持った方がたくさんいらしてて、赤ちゃんとの暮らしをもっと楽しいものにできないかなってことも考えるようになったんです」

Himemamaでは講師もママが務めています。

「ママとしての『私』でいるってことはとても大切です。だけど、社会で役割を持てるってことも、同じくらい大事なんじゃないかな」

Himemama Premium Schoolの強み

4月に正式リリースされたばかりの「Himemama Premium School」では、月額300円で世界中のママ講師から講義を受けることができます。ヨガ、瞑想、料理、英語教育、ジャンルの幅は広く、現在の会員数は5,000人を超えています。

特別セミナーやインタビューも充実しており、次の1万円札の顔に決定している渋沢栄一氏の子孫である渋澤健氏が講師を務める金融セミナーや、小児科医による子供とママのための感染症対策講座もあり、ママの学びをしっかりサポートしてくれます。

1回のレッスンは3~5分と短時間で、何回でも受講できるため、まとまった時間を取りづらいママにも優しい仕組みとなっています。

さらにHimemamaは講師へのサポートも手厚いのが特徴です。講座動画の買取もはじめるそうです。1動画につき1万円。総額100万円分の買取を目指しているといいます。

「ママは自分に値段をつけるのが苦手です。リアルで2,000円取っていたところをオンラインだと500円にしちゃったりするんです。自分の価値の上げ方っていうのも、伝えていけたらと思っています」

お金=生きる

「最初はこの事業だけでは生活できなかったので、アナウンスの仕事をこなしながら事業をしていたんですけど、ここ2~3年でHimemamaでの収入が一桁増えたこともあって、やっと『経営者になれたな』って思えるようになりました」

アナウンサーらしい快活な語り口のまま、坂上さんはお金に対する価値観をこう締めくくりました。

「お金って『生きる』ってことに直結していて、ツールとしてとても大事です。ママのお金に対する価値観はそのまま子供に伝わります。Himemamaでは金融セミナーも開催していますので、ぜひ活用してもらえたらいいなって思いますね」

参考

Himemama(https://himemama.com/)

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