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自粛解除、早速!ジジババに孫を丸投げする娘…疲弊する祖父母たち

LIMO / 2020年6月16日 10時45分

自粛解除、早速!ジジババに孫を丸投げする娘…疲弊する祖父母たち

自粛解除、早速!ジジババに孫を丸投げする娘…疲弊する祖父母たち

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大防止のための緊急事態宣言も解除され、全国の小中学校、幼稚園や保育園の登校・登園が徐々に始まってきています。都市部などでは曜日や時間帯をずらす分散型の登校なども多くみられ、まだまだイレギュラーな対応が続きそうです。

そんな中、小さな子供を抱えながら働く共働き家庭にも変化が求められ、「新しい生活様式」を送るためにさっそく祖父母という助っ人たちが活躍を強いられているようです。

緊急事態宣言で溜まった仕事

出社を自粛していたことにより、その間のテレワークではできなかった仕事が溜まってしまったという人も多いのではないでしょうか。また、テレワークが解除されても時差出勤や短時間勤務をせねばならず、普段通りに働けないことも。また、幼稚園や保育園が密を避けた結果、登園時間を変更したパターンなどもあるようです。

・「休園していた保育園がようやく再開。しかし、私の会社は満員電車を避けるため早出しなければならなくなりました。日中預かってはもらえるものの、朝保育園が開くのを待っていては間に合いません。夫の会社も遠方なので、朝どうするか話し合った結果、私の実母にお願いすることに。申し訳ないと思っていますが、もうこれ以上仕事を溜めるわけにはいかないのでわがままをいってお願いしています。帰りは何とか自分たちでしているので多めに見て欲しいです」

・「子供が幼稚園にいっている間パートをしているのですが、以前だったら送迎後パートに間に合っていたのに、時差登園システムになってしまったため、パート始業までに送ることができなくなりました。週に3日ほどなので、父に朝来てもらって息子を送っていってもらっています。数カ月働けなかった分、そろそろ働きたいので仕方ないかなと…」

さまざまな組織が3密を避けるために案を練り実行しているため、今まで綱渡り状態でこなしてきた家事・育児の両立が不可能になった人もでてきているようです。そんなパパママを助けるために駆り出される助っ人が「じいじ・ばあば」となるのは仕方のないことなのかもしれません。

イレギュラーな孫の世話

分散登校や登園は、親たちにとっても初めてのこと。その複雑な仕組みに頭を悩ませた保護者もいる中、学校のプリントをそのまま祖父母に渡し、親の不在中にこなしておくよう迫られてしまうパターンも。

「孫の学校は3チームがローテーションになっていて、この日は登校、登校しない日は何時までに学童まで送っておいてと娘から紙を渡されました。孫はまだ低学年なので自分だけではきちんと理解していないようで、私も覚えるのに必死です。それと、マスクや検温といった今までなかったものまで必要になったとかで、孫がちゃんとできているか見守るのに神経を使います。娘夫婦の職場も大変そうだし、子供たちも安心して通わせてあげたい。そう思うからこそ協力はしていますが、給食があるだとかお弁当が必要だとか毎回違う説明を娘から早口でされるので、ここのところすごく気疲れしています」

祖父母のリスクは消えたわけではない

また、当初から言われている「高齢者は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のリスクが高い」という点を気にする人もいるようです。

・「二カ月前、子供が無症状でウイルスを運んでいたら危険だからと気遣ってくれた娘でしたが、緊急事態宣言が解除されるやいなや孫をしょっちゅう預けるようになりました。東京都などはまだゼロになったわけではないので、少し気になっています。また、マスクをまだ上手にできなかったり、すぐに顔を触る孫の世話は前より気を使います。『預けたせいで感染した』なんて思われたくないのでかなり頑張っています」

・「孫を朝保育園まで送る際、娘のように自転車で送迎できないので孫と二人歩いて登園しています。最近は暑い日も多く、小さな子供を歩かせるのも大変。自分自身も家と園を往復するのは体力を使います。持病もあるので免疫力を下げないようにしないと」

感染後、重症化しやすいといわれる高齢者。かわいい孫ではありますが、もし無症状で感染していたら?とふと思う瞬間もあるようです。

祖父母に「新しい生活様式」を頼む際は配慮を

まだまだ非日常が続くコロナ騒動。長期間に渡るテレワークや休校・休園で多くの保護者も疲れていることと思います。家庭と同様、仕事も大切だとは思いますが、だからといってその負担をそのまま祖父母にスライドすることは、かなり重荷であるということも意識しておくべきではないでしょうか。

会社や学校、自治体などもまだまだ手探りな中両立していくことは本当に大変です。そんなときに一緒に乗り越えてもらいたいと考えるのであれば、過度なお願いは避けながら可能な範囲で協力してもらえるよう、今一度話し合ってみるのもいいかもしれません。

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