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「夫達は兄弟なのに…」義姉の華やぐ生活にモヤモヤするのは不毛?

LIMO / 2020年6月21日 10時45分

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「夫達は兄弟なのに…」義姉の華やぐ生活にモヤモヤするのは不毛?

悪い人ではないけれど、どうしても苦手な人というのはいるものです。それが友人やご近所の人であれば距離を取ることもできますが、親戚にいる場合、嫌でもその人の話が入ってきてしまうため「親戚トラブル」はいつまでも続くものなのではないでしょうか。

特に女性は身近な存在を「人は人」と割り切れず、相手と比較してモヤモヤする人が多い傾向にあるようです。

年の近い義兄夫婦

30代のYさんはご主人と同級生。彼にはお兄さんが一人いました。一流企業に勤めるお兄さんは、いかにも仕事一筋な人で女性と交際経験も少ないような人でした。ご主人と結婚する前からお兄さんと顔見知りだったYさん。「素敵な人だからいい女性と巡り会ってほしい」と思っていたそうです。

そして、Yさんたちが結婚を決めた頃、お兄さんも会社の人の紹介で女性と交際、スピード結婚することに。お兄さんやYさんたちよりも若いその女性は、かわいらしく華やかな人だったといいます。Yさんと女性は同時期に結婚の準備が進んだこともあり「姉妹仲良くしましょう」と徐々に距離を縮めていったそう。

結婚後しばらくすると、地味だったお兄さんは奥さんのセンスもあってかハイブランドの服や小物を持つように。また、いつも自宅で食事をしていた人が週に何度も外食する生活へと変化していったといいます。

「久しぶりに会った義兄はかなり変わったという印象でした。今までは、大きな会社に勤めているのに地味な人だなと思っていましたが、今の義兄は『ザ・一流企業の人』といった感じ。義兄の収入なら無理なくできるだろうし、奥さんがこういう生活をしたい人なんだという印象でした」

子供の持ち物も歴然の差

その後、Yさんと義姉は同時期に妊娠することに。「また同じタイミングだね」と義姉は喜んでメールをくれたそうですが、実は内心複雑だったというYさん。

「付き合っていくうちに徐々に気が付いたのですが、義姉はイベントや雑誌の中のような生活が好きないわゆる『キラキラ女子』。私や夫はまあ人並みの生活ができればいいという考えなので、時折その考え方についていけないというか。妊娠中も『ベビーシャワーとかってどうした?』と聞かれましたが、そんなものは芸能人がやるものなんじゃないの?と思ってしまいました。また、ベビー用品の話をしていても百貨店中心にそろえているようで、我が家とは金銭感覚が全く違うんだとハッキリ気づくきっかけになりました」

赤ちゃんグッズは一時のものなので、高値の品をそろえるつもりのなかったYさんですが、義姉から身近で「良いものを」「安心できるものを」と何度もいわれたことで、赤ちゃんに対し「お金をかけてあげられない申し訳なさ」といったものを感じるようになってしまったそう。

それからというもの、今まで以上に義兄夫婦の持ち物や贈答品が気になるようになったYさん。出産後もお子さんの服はいつも有名ブランドのもので、お下がりなどは縁のない様子。また、義実家へのお中元や父の日・母の日の贈り物などのたび「お義姉さんはきっと高いものを贈っているんだろうな」とモヤモヤするようになってしまったそうです。

全く気にしない夫

子供の成長とともに、同級生の従妹と我が子の差が気になるようになってきたYさん。自分が劣等感を感じるように、お子さんがみじめにならないか気になりご主人に相談しました。

「兄貴は昔から優秀だった。お金もそりゃたくさん持ってるだろうし、子供だって優秀になるのは自然なこと。うちは俺の子だし、考えても仕方ないよ」

そんな風に、全くYさんの悩みがわからない様子だったそうです。確かに、年収ベースで話をしたら向こうは雲の上の人。しかし、同じ祖父母を持ち、年に何度も顔を合わせる相手が豪華な生活をしていたら、普通は自分と比べるものではないか、とYさんは思ってしまうそうです。

気になる子供の思春期

小学校中学年になったというYさんのお子さん。Yさん一家は公立中学校への進学を考えているそうですが、義兄の家は当然のように中学受験の準備に入っているそうです。みじめになりたくないため、なるべく義姉と連絡を取らないようにしているそうですが、悪気のない義母があちらの近況を話してくるため嫌でも耳にしてしまうそう。

今のところお子さんは従妹に対し特別な感情は持っていないようですが、たまに「おもちゃがたくさんあって羨ましい」ということは呟くとのこと。

親戚が近くに住んでいたり、交流がある家はどうしても相手の生活が目に入ってしまいます。親の気持ちが伝わり、子供の関係に影響を与えてしまってはと気持ちをひた隠しにしているそうですが、それでも気にせずにはいられないとか。

自分の思いがお子さんの劣等感につながるのではと最近特に悩むYさん。ご主人や実母は「割り切れないなら情報を遮断しては」というそうですが、悪気なく交流を持ってくる義姉と距離を取ることの難しさに頭を悩ませているそうです。

「人は人」。多くの人がその言葉を知りながら簡単に割り切れずにいます。比べること自体不毛といってしまえばそれまでですが、同じコミュニティにい続けなければいけない場合、抜け出すのは簡単ではないとYさんは語ってくれました。

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