内田洋行の給料はどのくらいか

企業年収給与研究シリーズ

シリーズでお伝えしている「企業年収給与研究」。最新の有価証券報告書（http://irvision2next.blob.core.windows.net/8057/ir/12518310669399999999_6682424b-ff83-44e2-9eab-f890d53f47a3.pdf）をもとに注目企業の従業員の年収・給与や従業員数を見ていきましょう。今回は国内大手のシステム構築・オフィス関連家具事業会社である内田洋行です。

内田洋行の平均年間給与はいくらか

内田洋行（提出会社）の2019年7月20日時点での平均年間給与は684.5万円と600万円を超えています。また、従業員の平均年齢は42.7歳で40歳を上回っています。平均勤続年数は18.8年となっています。

内田洋行の従業員数は何人か

有価証券報告書の提出会社（単体）の従業員数は2019年7月20日時点で1068名。単体で1000人以上の従業員数がいます。単体のセグメント別従業員数は以下の通りです。

公共関連事業：550名

オフィス関連事業：298名

情報関連事業：160名

全社（共通）：60名

また、連結の従業員数は3169名。セグメントごとの内訳は以下の通りです。

公共関連事業：960名

オフィス関連事業：1053名

情報関連事業：976名

その他：120名

全社（共通）：60名

過去5年の業績動向

内田洋行（連結）の業績推移についても見ておきましょう。

まず、売上高ですが、過去5年をみると、2015年7月期の1399億円から2016年7月期の1382億円まで減収が続きましたが、その後は増収傾向にあり、2019年7月期には1643億円となっています。

また、経常利益については、2015年7月期は38億円、2016年7月期は38億円、2017年7月期は33億円、2018年7月期は32億円、2019年7月期は41億円でした。

投資家が重視する「ボトムライン」でもある親会社株主に帰属する当期純利益は、2015年7月期は3億円、2016年7月期は22億円、2017年7月期は19億円、2018年7月期は18億円、2019年7月期は24億円となっています。

まとめにかえて

年収や給与といった金銭面での条件は仕事をする人にとっては誰もが気になる要素ではないでしょうか。金銭面での処遇以外にも、働きがいや働きやすさといった職場環境が大事なのは言うまでもありません。

ただ、年収や給与などの「お金」の話は親しい仲でも聞きにくいというのが実際ではないでしょうか。こうしたデータが就職活動や転職活動の参考になれば幸いです。

【注意点】有価証券報告書における年間平均給与及び従業員数について

平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。また、従業員数は就業人数です。基本的には、社外からの出向者を含み、社外への出向者は含みません。

【ご参考】有価証券報告書とは

日本証券業協会によれば、有価証券報告書は「金融商品取引法に基づいて上場会社が事業年度ごとに作成する会社内容の開示資料です。株式を上場している会社は、各事業年度終了後、3か月以内に財務局長および上場証券取引所に有価証券報告書の提出が義務付けられています」とされています。