香典・ご祝儀の相場は? 冠婚葬祭のお金を惜しんで「ケチ認定」されないために

LIMO / 2020年6月24日 20時15分

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香典・ご祝儀の相場は? 冠婚葬祭のお金を惜しんで「ケチ認定」されないために

結婚式やお葬式など冠婚葬祭の出費は、ばかになりません。家計のやりくりが厳しいときには「できるなら節約したい」と思うこともあるでしょう。しかし、ご祝儀や香典が他の人より明らかに少ないとなると、相手から良く思われないかもしれないという不安もありますよね。では、最近の平均金額はどれくらいなのでしょうか?

お葬式の香典・結婚披露宴のご祝儀の相場は?

終活サービスを提供する株式会社鎌倉新書の「第4回お葬式に関する全国調査(2020年)(https://www.atpress.ne.jp/news/210169)」では、直近2年以内にお葬式を行った(携わった)経験がある全国40歳以上の男女を対象に、葬儀をめぐる諸々の費用について調べています(2020年2月調査、有効回答数:2,000件)。

その結果、会葬者からの香典の合計は平均で71.1万円で、会葬者の平均人数は55人(遺族を含む)。これをもとに1人当たり金額を計算すると1万3000円弱になります。

故人との関係で見ると、まず親族の場合は、親や祖父母、兄弟姉妹の葬儀の場合、自分の血縁か配偶者の血縁かに関わらず、4割以上が「香典を出していない」という回答。特に自分の親の場合は6割超が香典を出していません。なお、関係別に最も割合の多い金額帯は次の通りです。

自分の親:10万円以上、配偶者の親:5万円以上10万円未満

自分の祖父母:1万円以上2万円未満、配偶者の祖父母:1万円以上2万円未満

自分の兄弟・姉妹:5万円以上10万円未満、配偶者の兄弟・姉妹:1万円以上2万円未満

その他の親戚:1万円以上2万円未満

また、職場関係・友人・知人等の場合、最も割合の多い香典の金額帯は次のようになります。

職場の上司・同僚・部下:5千円以上1万円未満

上司・同僚・部下の家族:5千円未満

友人・知人、友人・知人の家族:5千円以上1万円未満

近所の人:5千円未満

一方、「ゼクシィ結婚トレンド調査2017〜2019」によると※、2019年のご祝儀の相場は、友人・同僚が3万円、上司が4.1万円、親族が7.1万円、恩師が3.8万円、総額は平均224.1万円という結果でした。

過去3年の推移を見ると、友人・同僚、上司、恩師の金額に大きな変化はありません。ただし、親族は2017年が6.6万円、2018年が6.7万円、2019年が7.1万円と3年間で5千円増となっています。

※「暮らしと金融お金何でもデータ(2019年度)4. 冠婚葬祭(https://www.shiruporuto.jp/public/data/life/stat/stat004.html)」(金融中央広報委員会)

平均より少ないと「ケチ認定」されてしまう!?

結婚式やお葬式などは、本人や家族にとっては思い入れのあるイベントです。そこでご祝儀や香典の額を抑えたばかりに、あとあと「あの人はケチだ」と言われたり、関係が疎遠になってしまうことがあるかもしれません。人からどう思われようと構わないというのであれば話は別ですが、冠婚葬祭では常識的な金額を包む方が無難でしょう。

また、冠婚葬祭で包む額には地域差があります。そのため、自分の常識だけで考えずに、その土地に住んでいる方に尋ねるなどして、恥をかかないようにしたいものです。

一方、参列者だけではなく、主催者側もお礼に対して配慮することが必要です。たとえば、結婚式では遠方から参列してくれた人に「お車代」を渡す場合も。ここでも相場と比べて少なすぎる金額の場合、不満を感じる人がいるかもしれません。

世知辛い話ではありますが、結婚式の引き出物や披露宴の料理、お葬式であれば香典返しなどのせいでケチ認定されないようにしたいものです。

予測しにくい冠婚葬祭費は積立で準備

結婚式に参加するには、ご祝儀代だけではなく衣装代やヘアセット代、遠方であれば飛行機や新幹線などの交通費・宿泊代が必要になります。年に何回も参加することになると、相当な出費で金欠に陥る可能性もあるでしょう。

そうならないために、普段から冠婚葬祭のために積立で準備しておくと安心です。たとえば毎月1万円づつ冠婚葬祭用に積立ておいて、必要な時はそこから使う。もしその年に冠婚葬祭がなければ次の年に繰り越しという具合です。

生活費と分けて管理することで、「結婚式に参加する月は生活が苦しくなる…」「急な葬儀で出費がツラい」という状況になることを防げます。

ネットでの葬儀や結婚式も!?

最近では新型コロナウイルス感染症の影響により、葬式は身内だけ、あるいは結婚式が延期・中止になるというケースも出ています。そんな中でネット上での葬儀や結婚式のサービスを提供する企業も出てきました。

こうしたネット葬儀やネットウェディングは大きな会場を借りる必要がなく、主催者としては費用を大幅に削ることができます。参加者も自宅から参加できることで交通費などがかからず、全国どこからでも参加できるというメリットがあります。

従来の型式ばった結婚式やお葬式に対して違和感を持つ人も増えており、冠婚葬祭のあり方も多様化しています。ネットを利用した冠婚葬祭は、主催者・参列者共にコストや時間を削減できることから今後さらに普及する可能性があるでしょう。

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