ライオンの給料はどのくらいか

企業年収給与研究シリーズ

シリーズでお伝えしている「企業年収給与研究」。最新の有価証券報告書（https://ssl4.eir-parts.net/doc/4912/yuho_pdf/S100I7OF/00.pdf）をもとに注目企業の従業員の年収・給与や従業員数を見ていきましょう。今回は国内ヘルスケア大手であるライオンです。

ライオンの平均年間給与はいくらか

ライオン（提出会社）の2019年12月31日時点での平均年間給与は706.9万円と700万円を超えています。また、従業員の平均年齢は43歳5か月となっており40歳を上回っています。平均勤続年数は17.7年となっています。

ライオンの従業員数は何人か

有価証券報告書の提出会社（単体）の従業員数は2017年12月31日時点で2850名。単体で2000人以上の従業員数がいます。単体のセグメント別従業員数は以下の通りです。

一般用消費財事業：2221名

産業用品事業：2名

海外事業：ー名

その他：ー名

全社（共通）：627名

また、連結の従業員数は7151名。セグメントごとの内訳は以下の通りです。

一般用消費財事業：2338名

産業用品事業：689名

海外事業：3253名

その他：244名

全社（共通）：627名

過去3年の業績動向

ライオン（連結）の業績推移についても見ておきましょう。

まず、売上高ですが、過去3年をみると、2017年12月期は3427億円、2018年12月期には3494億円、2019年12月期には3475億円と推移しています。なお、2017年12月期より国際財務報告基準を採用しています。

また、税引前当期利益については、2017年12月期には319億円、2018年12月期には356億円、2019年12月期には314億円と推移しています。

投資家が重視する「ボトムライン」でもある親会社の所有者に帰属する当期利益は、2017年12月期には208億円、2018年12月期には256億円、2019年12月期には205億円と推移しています。

まとめにかえて

年収や給与といった金銭面での条件は仕事をする人にとっては誰もが気になる要素ではないでしょうか。金銭面での処遇以外にも、働きがいや働きやすさといった職場環境が大事なのは言うまでもありません。

ただ、年収や給与などの「お金」の話は親しい仲でも聞きにくいというのが実際ではないでしょうか。こうしたデータが就職活動や転職活動の参考になれば幸いです。

【注意点】有価証券報告書における年間平均給与及び従業員数について

平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。また、従業員数は就業人数です。基本的には、社外からの出向者を含み、社外への出向者は含みません。

【ご参考】有価証券報告書とは

日本証券業協会によれば、有価証券報告書は「金融商品取引法に基づいて上場会社が事業年度ごとに作成する会社内容の開示資料です。株式を上場している会社は、各事業年度終了後、3か月以内に財務局長および上場証券取引所に有価証券報告書の提出が義務付けられています」とされています。