キラキラママの義妹と高齢出産の私。姑に比較され劣等感に苛まれて
LIMO / 2020年6月24日 10時45分
キラキラママの義妹と高齢出産の私。姑に比較され劣等感に苛まれて
SNSをのぞくと、そこにはキラキラした日常を載せるママたちがたくさん。近年はインフルエンサーなど「一般人でもその人物や生活に注目が集まる」ことが多くなってきました。
総務省が発表した「令和元年版情報通信白書(https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r01/pdf/01point.pdf)」によると、2000年以降はTVの視聴時間低下とともにインターネットの利用時間が増加し、とくに20代の主流はもはやインターネットとなっている現状がみてとれます。最新情報はTVではなくSNSから得ているという人も少なくないでしょう。
しかし、SNSを通した誰かの暮らしと、自分の現実を比べてしまい自己嫌悪に陥ってしまうという人も。隣の芝生は青く見えるといいますが、隣だけではなく世界中が目の前に広がるSNS。そんな悩みを抱える、あるママの話を伺いました。
20代の義妹と高齢出産の自分を比較して…
地方の中規模な街に暮らすNさんは、36歳で出産し、現在3歳の子どもを育てているママ。夫との関係も良好だといいます。そんなNさんが気にしているのは、東京に住む義妹A子と、近所にいる姑のこと。義妹は39歳になるNさんのちょうど10歳年下の29歳。義妹にもNさんが出産した翌年に子どもが生まれ、年齢の近い従兄弟ができたことをお互い喜んでいたといいます。
「とはいえ家も遠いし、年齢も離れているので、個人的な付き合いはほとんどなし。教えてもらったA子さんのSNSを見ながら、ステキな育児をしているなぁと思っていたんです」
手の込んだ離乳食やかわいいベビーグッズ、子どもが歩くようになるとおしゃれなリンクコーデも。キラキラした育児をSNSにあげる義妹の暮らしを眺めながら、Nさんは自分にはない華やかさに心が折れそうになる日もあったのだとか。
「20代の義妹はメイクも服装もいつもおしゃれで、髪を振り乱している自分とは大違いでした。日々増えていく白髪、すぐに散らかる家、シンプルな食卓…自分より若くてキラキラ育児をしている義妹を見ると、自分の手際の悪さ、料理の下手さ、しつけ、すべてがうまくいっていないような劣等感に苛まれるんです」
家族の集まりで義妹と顔を合わせると…
義妹が帰省してくるのは、お正月やお盆など年に1~2回。いつも流行りのファッションに身を包む義妹と顔を合わせると、産後の体形が戻らない自分に嫌気がさします、とNさん。とはいえ、Nさんいわく義妹は「気配りが上手で、実家だからと家事も率先してくれ、人柄もすごくいい」とのこと。
「だから、義妹との関わりだけだったら、それほど気にするところはないんです。おしゃれなママ友は身近にもいますし。一番気になるのは、やっぱり姑でした」
長男の嫁であるNさんは、姑の家の近くに住んでいます。Nさんが義妹のSNSをついチェックしてしまうのも、姑がよくその話題をふってくるからでした。「姑は、自他ともに認めるミーハー。誰とでもすぐ仲良くなり、はっきりとものをいうタイプなのですが、それゆえ『よかれと思ってするアドバイス』が私にはちょっぴり辛いときもあり…。姑にとって義妹は自慢なのでしょうね、いつも比較の対象でした」
姑は、Nさんに対して「A子は服装を変えたら垢抜けたわ。Nさんも、A子みたいな服装をしてみたら?孫ちゃんも3歳だし、おそろいの服とか着たらいいじゃないの」といつもアドバイスをしてくるそう。そんなとき、Nさんは笑顔でその場をなんとかやりすごしているのだとか。
姑の一言でグサッ!劣等感が爆発
前回のお正月のことです。Nさん一家や義妹家族も集まり、久しぶりに親戚が一堂に会しました。A子のSNSをチェックしている姑は、そのおしゃれな生活ぶりを親戚たちに披露していたそう。姑とA子は、一緒にSNSに載せた写真について盛り上がっていました。
「A子がこの前作った、孫ちゃんの誕生日ケーキ見た?あれすごかったわ~!市販のケーキもいいけど、ママがあれだけやってくれると子どもも嬉しいわよね~」
Nさんの子どもは、その前月に誕生日を迎えていました。姑も招き市販のケーキでお祝いしたばかりです。Nさんは、自分を否定された気がしてショックを受けてしまったそう。「姑は娘可愛さで、悪気なくそういうことを言うとは分かっているんです。ほかの人が聞いてもなんともない言葉なのでしょうけれど、まるで母親失格といわれたような気がして、その日は帰ってから涙が出てしまいました」
距離感が難しいときは、あえて近づかないのも手
Nさんの救いになったのは夫でした。夫も、昔から姑の押し付けがましいアドバイスにうんざりしたことが多かったそう。「夫が、落ち込んでいる私をみて、妹と比べないでほしいと姑に伝えてくれたんです。実家の集まりに顔を出さなくてもいい、自分も行かないから、姑に話を合わせるために義妹のSNSをチェックする必要もない、と言ってくれました」
Nさんは、嫁として姑をたてなければという思いが強くありましたが、距離感が難しいときは離れてもいいのだと思えたことで、心が落ち着いたといいます。
育児方針や環境は人それぞれ。誰かと比較をして、自分に自信を失ってしまうのはもったいないのではないでしょうか。本当の自分を理解してくれる相手を大切にして、ときには人間関係やSNSとの距離感を調節することも必要かもしれませんね。
【参照】
総務省「令和元年版情報通信白書(https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r01/pdf/01point.pdf)」
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