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同じ年収でも貯蓄額に差が出る! 貯蓄上手に聞いた「お金を貯める仕組みと習慣」

LIMO / 2020年6月29日 20時0分

同じ年収でも貯蓄額に差が出る! 貯蓄上手に聞いた「お金を貯める仕組みと習慣」

同じ年収でも貯蓄額に差が出る! 貯蓄上手に聞いた「お金を貯める仕組みと習慣」

会社の同期で年収は同じくらいなはずなのに、しっかりお金を貯めている人もいれば、貯蓄なんかない!という人もいますよね。どうすれば貯蓄ができるようになるのでしょうか。貯蓄ができる人の「お金を貯めるための仕組みと習慣」を参考にしてみましょう。

同じ年収でも金融資産の保有額にバラつきがある

金融広報中央委員会が発表した「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和元年)(https://www.shiruporuto.jp/public/data/survey/yoron/futari/2019/)」によると、金融資産※保有額の平均値は1,139万円、中央値は419万円。また、各年代の年収階層別の保有額も示されていますが、そこからは同年代で同じくらいの年収額でも貯蓄額にばらつきがあることが見て取れます。

たとえば、20代の収入のボリュームゾーンである年収300万円〜500万円未満で見てみると、金融資産保有額の平均値は98万円、中央値は78万円です。

しかし、金融資産を保有していないという世帯が17.6%、保有額が100万円未満と答えた世帯が35.3%を占め、この2つを合わせると52.9%と過半数を占めることが分かりました。一方で金融資産が300万円〜400万円あると答えた世帯も5.9%あります。

また、50代の収入のボリュームゾーンである年収500万円〜750万円未満を見ると、金融資産保有額の平均値は892万円、中央値は480万円です。

そして、金融資産を保有していないという世帯が18.8%、保有額100万円未満の世帯は6.1%で、合わせると約4分の1。一方、保有額1,000万円以上の世帯は全体の32%と、二極化している印象を受けます。

同調査では、どの年代でも高年収とされる年収1,000万円を超える世帯で、「金融資産を保有していない・保有額100万円未満」と答える世帯が一定数存在することが示されています。つまり、収入が多いことは必ずしも貯蓄額に直結しないというわけです。

※金融資産:預貯金、保険、有価証券、その他金融商品(土地・住宅・貴金属等の実物資産、現金・預貯金で日常的な出し入れや引き落としに備えている部分は除く)

貯蓄上手の人に学ぶ、貯まる額に差が出る仕組み・習慣は?

もし、年収はそこそこあるのに貯蓄額は周りに比べて少ないかも…と感じているのであれば、どうすれば貯蓄体質になれるかを考えてみる必要があるでしょう。貯蓄ができている人はどんなことをしているのか、3人の働く女性に聞いてみました。

自動的にお金が貯まる仕組みを作る

証券会社勤務のAさんは、給料を2つの口座に分けて入金するように設定しています。そして、一つを貯蓄専用の口座として手をつけず、もう一つの口座に入金された分だけで生活を回しています。そうすることで、貯蓄用の口座には自動的にお金が溜まっていく仕組み。

会社によっては給与の振込口座は一つしか設定できないかもしれません。その場合でも、毎月決まった日に給与振込用の口座から貯蓄用の口座に振り替える、といった設定ができる自動振替などのサービスを提供している金融機関も多いので、ぜひ利用してみたいですね。

また、Aさんは個人型確定拠出年金のiDeCo(イデコ)を利用して、老後資金の準備をしています。

というのは、公的年金は支給開始年齢が現状より引き上げられる可能性もあるので不安。それに今は預貯金の利率が低く、かといって投資だと運用益に税金がかかってしまうからだといいます。

一方、iDeCoを利用して掛け金を運用すれば、「掛け金全額が所得控除の対象となる」「運用益が非課税になる」「受け取り時にも控除がある」という3つの面で節税になるというメリットが。また、掛け金は毎月自動引き落しという利便性もあります。

このようにAさんは自動的に貯蓄を増やす仕組みを作って、着実にお金を増やしていました。

カレンダーで毎日の支出管理

医療機関で働くBさんは、カレンダーに毎日の支出をメモしています。毎日、目にするカレンダーに書いておくことで、自然とお金のことを意識するようになるそうです。

たとえば、ある月に冠婚葬祭での臨時出費がかさんだことが目に入れば、その月の残り支出を抑えようとコントロールしやすくなります。また先々出費の予定がある場合もそれを目につくようにしておくと、そこまでに出費を控えておこうという気持ちになるとBさんはいいます。

このように1枚のカレンダーに記録すれば、その月の予算と実際に使ったお金との差額が見えやすくなるので便利ですね。

サブスクサービスの見直し

人材系企業で働くCさんは、毎月固定費を見直すことがルーティンだそうです。解約をしない限り毎月自動的に課金されていくサブスクリプションサービスは、利用回数が減っていないかチェックしないと無駄な出費になるからだといいます。

動画サービスや漫画アプリなどは少額だと思っていても、年間換算すると数万円に上ることもあるので、使わなくなったサービスにお金を払うことがないよう、Cさんのようにしっかりと出費の管理をしたいものですね。

おわりに

同じ年代・同じ年収レベルでも、貯蓄額に差があることが金融広報中央委員会の調査に示されていました。自分の貯蓄に不安があるのであれば、今回紹介した事例を参考に、月数万円でも自動的に貯蓄できる仕組みを作ったり、出費の見直しを習慣付けるなど、簡単なことから始めてみてくださいね。

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