「宝くじ」みんなの購入金額はどれくらい?

LIMO / 2020年7月12日 18時45分

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「宝くじ」みんなの購入金額はどれくらい?

~もうすぐ「サマージャンボ宝くじ」の発売日~

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響による緊急事態宣言、長く続いた外出自粛の生活を経て、気が付けば2020年も半分が過ぎようとしています。「あっという間だった」と感じている人、まだまだ続く見えないCOVID-19との戦いに気を引き締める人、それぞれに感じるところがあるのではないでしょうか。

さて、7月といえば、毎年恒例のサマージャンボ宝くじが発売される時期。例年のような、人気の売場での行列風景は見られないかもしれませんが、発売を楽しみにしている人は多いかもしれません。

今回は、そんな宝くじについて見ていきましょう。

データに見る宝くじ

まず、一般財団法人 日本宝くじ協会が2019年9月に公表した「第15回宝くじに関する世論調査」(https://jla-takarakuji.or.jp/data/cyousa/R1yoronchosa.pdf)の結果を見てみましょう。

(対象:全国47都道府県に居住する満18歳以上の男女から無作為に抽出した1万2,565人に対し2019年3~4月にかけて直接面接法により回答が得られた6,104人。※この調査では、母集団となる満18歳以上の男女の全人口を2018年1月1日の住民基本台帳から約1億590万人と推計し、調査結果のパーセンテージを対比させた人数をもとにまとめているとしています。)

宝くじの購入経験

・宝くじ購入経験者(過去に1度でも購入したことがある人)…74.5%(前回76.4%)
・宝くじ人口(最近1年間に1回以上宝くじを買った人)…41.8%(前回49.1%)
・宝くじファン(最近1年間につき1回以上宝くじを買った人)…7.7%(前回9.8%)

最近1年間に購入した宝くじの総額

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最近1年間に購入した宝くじの総額(日本宝くじ協会の資料をもとに編集部作成)

※全体平均:1万120円(前回1万3,550円)、購入者平均:2万4,880円(前回1万3,550円)

こちらの調査は3年に1回。以前に比べて、宝くじを購入する人が減っているということがわかります。また購入金額の平均値も、調査開始以来もっとも少なくなっているようです。

「サマージャンボ宝くじ」当たれば一体どのぐらいもらえるの?

「サマージャンボ7億円」というキャッチコピーが印象的な「サマージャンボ宝くじ」ですが、当選金額の構成はどのようになっているのでしょうか。意外に知らないという人もいるので、ここでちょっと概要を見てみましょう。

「サマージャンボ宝くじ」の当選金額(市町村振興 第848回全国自治宝くじ

1等:5億円(21本)
1等の前後賞:1億円(42本)

1等の組違い賞 10万円(2,079本)
2等 1,000万円 (42本)
3等100万円(630本)
4等 1万円(12万6,000本)
5等 3,000円(210万本)
6等 300円(2,100万本)

「あれ?7億円なんて数字、どこにもないじゃん」と思った人もいるかもしれませんね。実は、そのからくりは「前後賞」にあります。わかりやすく1桁の数字で考えると、「3番」が1等だったとすると、「2番」と「4番」が前後賞になります。多くの人は、宝くじを10枚ずつの連番をセットで購入しますから、その中に1等があれば、当然前後賞もある、ということで、「最高7億円が当たる」というワケなのです。

ちなみに、実際に購入する人は、どのぐらいの金額が賞金だったらいいなあと考えているものなのでしょうか?前述の踏査では、「希望する賞金金額」についての結果も公表されています。

「ジャンボ宝くじ」1等と前後賞を合わせた賞金の希望額

2億円未満(計) 34.5%(前回39.1%)

2億円超(計)  34.0%(前回31.3%)

4億円超(計)  20.6%(前回18.9%)

購入する人は減っているものの、高額当選金を希望する人は増えているようですね。

「宝くじ」当たれば、お金持ちの仲間入り⁉

当たれば、最高7億円がもらえる「サマージャンボ宝くじ」。実際に当たれば、すごいお金持ちになりそうなイメージがありますが、ちなみに、一般的にお金持ちとは、どのぐらいのお金を持っている人のことを指すのでしょうか?

野村総業研究所(NRI)が2018年12月に公表した「2017年の日本における純金融資産保有額別の世帯数と資産規模の推計」(https://www.nri.com/jp/news/newsrelease/lst/2018/cc/1218_1)では、資産保有額別に以下のように定義づけています。

「超富裕層」:世帯の純金融資産保有額が5億円以上

「富裕層」:世帯の純金融資産保有額が1億円以上5億円未満

「準富裕層」:世帯の純金融資産保有額が5,000万円以上1億円未満

「アッパーマス層」:世帯の純金融資産保有額が3,000万円以上5,000万円未満

「マス層」:世帯の純金融資産保有額が3,000万円未満

たしかに、7億円に当たれば即「お金持ち」の仲間入り、というこことにはなりそうですね。なお、サマージャンボの販売予定数は2億1,000万枚。1等がでるのは、確率にして1億分の1。「宝くじを買うのは、夢を買うこと」という言葉が、とても納得できるような気がしますね。

最後に~人はどうして宝くじを買ってしまうのか~

宝くじの当せん金には、法律による決まりがあるのをご存知でしょうか。実は、当せん金付証票法(第5条)によって「その発売総額の五割に相当する額をこえてはならない」と定められているのです。

これにより、半分以下の払戻率しか期待できないのが現実です。それにもかかわらず、「もしかしたら当たるかも」と思わせる宝くじには、どのような心理が影響しているのでしょうか。

これには、行動経済学における「確率加重関数」が関わっていると考えられています。それは「本来はとても小さな確率なのに、実際より大きく感じる」という現象のこと。たとえば、飛行機に乗ると「もし事故が起きたら…」とソワソワすることがありますよね。しかし、実際に事故が発生する確率はわずかなはずです。また、「なにかあった時のために」と生命保険などに加入しておくのも、この心理からといわれています。同じように、宝くじを買う時も「もしかすると高額当選するかも」という気持ちが働くということなのでしょう。

参考

「第15回宝くじに関する世論調査」(https://jla-takarakuji.or.jp/data/cyousa/R1yoronchosa.pdf)一般財団法人 日本宝くじ協会
「ジャンボ宝くじ公式サイト」(https://www.takarakuji-official.jp/brand/jumbo/)
「野村総合研究所、日本の富裕層は127万世帯、純金融資産総額は299兆円と推計」(https://www.nri.com/jp/news/newsrelease/lst/2018/cc/1218_1)野村総合研究所

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