1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

ドヤ顔でスリッパに突っ込むミサイル猫。7匹の愛猫が変えた「私の人生」

LIMO / 2020年7月9日 20時45分

ドヤ顔でスリッパに突っ込むミサイル猫。7匹の愛猫が変えた「私の人生」

ドヤ顔でスリッパに突っ込むミサイル猫。7匹の愛猫が変えた「私の人生」

ある日の夜、突如聞こえた「ズサアアアー」という音…。不思議に思い、音の発信源を辿ったふくてんさん(@zEChPHPqG2t32nT(https://twitter.com/zEChPHPqG2t32nT))の目に飛び込んできたのは「猫ミサイルとなったミレットくんの姿(https://twitter.com/zEChPHPqG2t32nT/status/1270962394768932864?s=20)」。なぜか瞳をキラキラさせ、満足そうな表情を浮かべるこの姿はTwitter上で大きな話題となりました。

とにかく賢いミレットくんは普段「ワンワーン」や「アンアーン」という、猫らしからぬ声を披露し、ふくてんさんを驚かせることも。この日は冬用スリッパを処分し夏用スリッパに変えたところ、ミレットくんが猫ミサイル化したのだそう。

実はミレットくんが猫ミサイルを習得したのは、今から3年前のこと。

子猫の頃は体全体がスリッパに入っていましたが、成猫になった今では両腕でインしている時と片腕だけインしている時があるのだそう。「腕が特に長いので3年経って、ますます見た目のフォルムがミサイルっぽくなりました。スリッパにインしている時、なぜかいつもドヤ顔なのが異常にかわいいです。」

心を狙い撃つ猫ミサイルが、今後どう改良されていくのか楽しみになってしまいます!

悲観的な私を変えた7匹の愛猫たち

ミレット君を含め、7匹もの猫と暮らすふくてんさんですが、実はもともと猫は好きでも嫌いでもなかったそう。「昔、実家で飼っていた犬を亡くしてから、動物と暮らすことは私の人生ではもうないだろうと思っていました。猫も特別好きなわけではなかったし、自分の人生に何も望んでいませんでした。とても悲観的な性格だった。」

そんな人生観を変えたのが8年前の梅雨、実家にやってきた1匹の子猫。「衰弱してカラスに狙われていた子猫を父が拾ってきました。私は一目ゾッコンとなり、この子をピカピカにかわいくしたいと思いました。」

ネムと名付けたその猫は現在も実家でご両親から溺愛されているそう。「私は3年間一緒に暮らし、実家を出て、近所にあったペット可のアパートで猫と暮らすようになりました。」賃貸での多頭飼い生活に限界を感じたのは、4匹目を保護した頃。「田舎に家を建てる決意をしました。勢いでの行動でしたが、とても自然な流れだったと思います。」

10年前の自分が、今の生活を知ったら仰天して失神していると思う。そう笑う、ふくてんさんは猫たちが心地よく過ごせるよう、家を建てる土地にもこだわったそう。「朝から晩まで仕事であることがほとんどですから、留守中に楽しんでニャルソックできるようにロケーションの良い立地に家を建てました。設計の際には窓も増やしました。」

自宅には、多頭飼いならではの配慮も盛り込まれています。壁は極力減らし、爪とぎをされそうな場所にはあらかじめ、爪とぎ防止パネルを設置。

この金銭投資は、結果的に大正解。猫も人も快適な暮らしができるようになりました。しかし、猫愛が止まらないふくてんさんはDIYでキャットステップを数カ所取り付けるなどし、さらに猫たちが快適に過ごせるよう工夫を凝らし続けています。最近では、「ベランダに猫たちの居場所を制作(https://twitter.com/zEChPHPqG2t32nT/status/1276783229446447104?s=20)」脱走防止がしっかりとなされた「憩いスペース」の制作期間は意外にも、3〜4日。「隙間時間で作ったので、根詰めてやれば1〜2日程度で完成すると思います。」

この居場所を作ったのには、深い理由が。「実は我が家のジニアは散歩猫。リードをつけて毎晩10分程度、自宅の庭を散歩していましたが、ある日、マムシに遭遇してしまいました。」驚き、パニックを起こして暴れるジニアちゃんを両腕で抱えたため、ふくてんさんは傷だらけに。出血が止まらなかったので、夜に救急病院に駆け込みました。「これを機に、散歩をやめる決意をしました。でも、せめてベランダでお外気分は味わわせてあげたいと思い、DIYしたんです。」
猫も人も快適に共生できる家づくり―。ふくてんさんのそんなモットーは、ベランダでも表現されているのです。

救われたのは、私のほうかもしれない…

7匹の愛猫との出会いはどれもふくてんさんにとって、特別でかけがえのないもの。その中でも、特に印象的だったのが多頭飼いのきっかけを築いてくれた、ジニアちゃんとカンナちゃん姉妹。

(左:ジニアちゃん、右:カンナちゃん)

2匹は、ふくてんさんが一人暮らしを始めて半年経った頃に最初に迎えた子。「5年前の夏、偶然、終了間際だった譲渡会に立ち寄った際、くぎづけになったのが1個のケージの中にいた姉妹猫。

「1匹だけ迎える気でいたのですが、保護団体の方から2匹一緒に迎えることを強く薦められて。まさか自分が一気に2匹の里親になるとは微塵も思っておらず、正直戸惑いました。でも、今はその方に感謝の気持ちでいっぱい。私に多頭飼いの喜びを教えて下さったのですから。」

あの時、1匹しか迎えていなかったら、今も私は単頭飼いだったかもしれない。当時をそう振り返るふくてんさんはその身をもって体験してきたからこそ、どんなボロボロの猫でも愛情と病院代をたっぷりかければ、ウルツヤ猫に変身すると力説します。

「ジニア、カンナ、ミレット 、侘助、ホップ、あざみ、金柑…。我が家の子たちは私の仕事柄、全て植物から名付けました。私は全てのことに対して諦めているような悲観的な性格だったので、まさかこんな人生が待ち受けているなんて思ってもみませんでした。住まいや生活、性格すらも全て猫たちに変えられました。」

私の人生も捨てたものじゃなかった。救われたのは、私のほうかもしれない―。そう語るふくてんさんは隣にいてくれる7つのぬくもりに、幸せと明日を生きる活力を貰い続けています。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください