「餃子の王将」の王将FS、売上高対前年同月比が90%台まで回復(2020年6月)
LIMO / 2020年7月13日 6時0分
「餃子の王将」の王将FS、売上高対前年同月比が90%台まで回復(2020年6月)
注目小売店月次実績シリーズ
シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は「餃子の王将」を運営する王将フードサービス(9936)の、2020年6月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。
直近の月次実績
2020年7月2日に更新された王将フードサービスの2020年6月直営既存店売上高は、対前年同月比93.5%。内訳は客数85.8%、客単価108.9%で、客単価のプラスで客数のマイナスがカバーできずマイナス成長となりました。
直営全店売上高も94.1%であり、既存店・全店ともに同程度のマイナス成長となっています。
今期の既存店売上高の振り返り
では、同社のここまでの直営既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか(同社は3月決算)。
前期の直営既存店売上高はプラス成長月10カ月、マイナス成長月2カ月(7月と3月)となりました。新型コロナウイルス問題が本格化した今期の数字を見ると、対前年同月比で4月78.3%、5月88.2%、6月93.5%と推移しており、4月で底打ちして6月は90%台まで回復しました。
直営全店売上高については、前期はマイナス成長となったのは3月のみです。今期は4月76.9%、5月86.6%、6月94.1%で、既存店と同様の推移を見せています。
過去1年の株価動向
最後に同社の株価動向を見ていきましょう。
同社の株価は、2018年10月に8,050円の高値を付けた後は下落が継続。2020年は6,500円付近で取引を開始した後に下落しており、3月に4,670円の安値に到達しました。その後はリバウンドして5月に6,500円台まで上昇したものの、現在は5,600円付近まで値を落としています。
新型コロナウイルス問題の影響を受け、3月以降は直営既存店・直営全店ともに売上高が対前年同月比でマイナス成長となるものの、4月で底打ちした状態です。緊急事態宣言全面解除後の6月は90%台まで回復しており、7月にプラス成長を回復することができるのかが注目されます。
参考資料:月次売上高(2020年6月)(https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS00845/344a6ebe/b126/4e6e/a598/be1ec42beaa6/140120200702457000.pdf)
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