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ライフスタイルが激変!?コロナ禍で身に付いた新習慣

LIMO / 2020年7月11日 10時15分

ライフスタイルが激変!?コロナ禍で身に付いた新習慣

ライフスタイルが激変!?コロナ禍で身に付いた新習慣

東京都が2020年4月に都内企業を対象に実施した「テレワーク導入率に関する緊急調査(https://www.hataraku.metro.tokyo.lg.jp/hatarakikata/telework/cyousagaiyou0511.pdf)」の結果によると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染防止対策としてテレワークを実施する社員の割合は、昨年12月の15.7%から49.1%へと大幅に増加しています。その傾向は事務・営業職にとどまらず、現場作業・対人サービス業務などが中心の業種においても同様で、幅広い分野でテレワークの導入が拡大していることが分かりました。

このように人々の働き方を一変させた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ですが、その影響は生活のいたるところに及んでいます。そこで、今回はコロナ禍で起きたライフスタイルの変化と、新たに身に付いた習慣について取り上げます。

生活自由度の低下で人々のライフスタイルに変化が

国から緊急事態宣言が発令され、不要不急の外出自粛が求められるなかで、人々のライフスタイルの変化は日を追うごとに顕著になっていきました。現在では県をまたいでの移動や、一定の条件下のイベント実施などに対する規制が緩和されましたが、感染者数の増加が著しかった3~5月において、国民の日常生活は著しく制限された状況にありました。

人との接触を8割削減せよという要請のもと、企業が独自に導入したテレワーク対策や飲食店の営業自粛の成果は大きく、通勤電車や繁華街の閑散とした様子は記憶に新しいところでしょう。

家から出られない、親しい人に会えないという、これまで経験したことない生活自由度の低下は、人々のライフスタイルの変革を促しました。それらは、確かに最初のうちは不慣れでストレスを感じるものだったかもしれませんが、なかには時間の経過とともに心身に馴染んでいき、生活の質を向上させる新たな習慣となったものもあるようです。

コロナ禍の産物 身に付いた新習慣に注目

そこで、ステイホームが推奨される日々のなか、コロナ禍により身に付いた新習慣について、街の声を聞いてみました。

「テレワークで1日800歩くらいしか歩かなくなったので、とにかく太りました。1カ月で4kgも体重が増えたのを機に、youtubeを参考にして自宅で筋トレを始めました。」(30代・女性)

「飲食店が営業していなかった間に、自炊の習慣が身に付きました。やってみたら、意外と簡単だし自分好みの味付けにできるので、飲食店が営業再開した今でも自炊する日がほとんどですね。」(30代・男性)

「Zoom飲みは定期的にやっています。地方から上京して就職したので、地元の友達の顔を見て話せるのがとても楽しいです。なにより終電を気にせず飲めて終わったらすぐ寝られるのが最高です。」(20代・女性)

「テレワークがメインとなり、通勤時間が不要になったので家族で過ごす時間が増えました。これまでは妻に任せていましたが、子どもに宿題の分からないところを教えることもあり、家族間のコミュニケーションが増えました。」(40代・男性)

新しい生活様式の導入にむけて

テレビCMでも広報されていますが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)専門家会議からの提言をふまえて、5月に厚生労働省から「新しい生活様式(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_newlifestyle.html)」の実践例が提示されました。

こまめな手洗い、手指の消毒、三密を避けるといった日常生活における事例のほか、テレワークや時差通勤の推奨といった働き方の新しいスタイルの提案にいたるまで、毎日の暮らしのいろいろな場面で対策を行う必要性をアナウンスする内容です。徐々に規制が緩和されてはいるものの、ワクチンが完成していない状況下で、感染拡大の第二波に備える必要があり、コロナ禍以前とまったく同じように暮らすことは難しいといえます。

どうなる?withコロナ社会

特に東京都など人口密集地域では感染者数0名を達成するのが難しい状況にあることから、これからはwithコロナ社会について具体的に考えていく必要があるかもしれません。今回のコロナ禍で生じたライフスタイルの変化をうけて、人々は今後どのような展望を抱いているのか意見を聞いてみました。

「テレワークの導入で、満員電車から解放されて本当にストレスが減りました。これからも在宅でできる業務は引き続きテレワーク体制を続けたいです。」(女性・20代)

「ミニマリストをめざして必要最低限のモノだけで暮らす生活に満足していましたが、今回の一連のマスク、米やトイレットペーパーなどの生活必需品の欠品が非常にしんどかったので、今後はある程度のストックは置いておくようにするつもりです。」(男性・40代)

「今回のコロナ禍で家族の大切さを強く感じたので、働き方を見直したいと思いました。いざというときは自分の家族を守ることが最重要という意識を持って、もっと家庭を重視してワークライフバランスを整えていきたいと思います。」(女性・30代)

コロナ禍が人々に与えた恐怖心やストレスは非常に大きいものでしたが、自身を見つめなおす時間を経て、自分に合った生活スタイルや人生における優先順位を考えるひとつのきっかけになったといえるかもしれませんね。

【参照】
東京都「テレワーク導入率に関する緊急調査(https://www.hataraku.metro.tokyo.lg.jp/hatarakikata/telework/cyousagaiyou0511.pdf)」
厚生労働省「新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」の実践例(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_newlifestyle.html)」

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