アラフィフ世代が知っておきたい「老後生活費の相場」と「年金受給額」

LIMO / 2020年7月13日 20時15分

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アラフィフ世代が知っておきたい「老後生活費の相場」と「年金受給額」

「子供の受験と進学で、教育費の支払いが予想以上にあり、老後用の貯金にも手を付けている」大学受験を控えたお子さんや、大学に進学したお子さんのいるアラフィフ夫婦のご家庭ではそのようなこともあると思います。

そうなると気になっているのが「ところで、年金ってどれくらい貰えるの?」ということです。老後のライフプランを考える時に避けては通れない公的年金ですが、どれくらい貰えるのでしょうか?月々老後の生活にかかる費用の平均と併せてご紹介します。

そもそもの「年金の仕組み」をおさらい

日本年金機構「公的年金の種類と加入する制度(https://www.nenkin.go.jp/service/seidozenpan/shurui-seido/20140710.html)」によると、「公的年金には3種類あり、日本国内に住所のあるすべての人が加入を義務づけられています。」とあります。

国民年金:日本国内に住む20歳以上60歳未満のすべての人。第1号、第2号、第3号があります。
厚生年金:厚生年金保険の適用を受ける会社に勤務する全ての人。
共済年金:公務員・私立学校教職員など。

国民年金、厚生年金、共済年金の3種類があります。ご自身が加入されている年金は、どの種類ですか?

貰える年金の平均月額は?

アラフィフ世代の親は、もう年金をもらっている世代が多いでしょう。しかし、実の親でも実際にもらっている年金の額はなかかなき聞きづらいものです。一般的にはどれくらい貰えているのでしょうか?平成30年度末現在の年金の平均月額が、厚生労働省「平成30年度厚生年金保険・国民年金事業の概況(https://www.mhlw.go.jp/content/000578278.pdf)」に掲載されています。

厚生年金保険受給者の老齢年金:14万6千円
国民年金受給者の老齢年金:5万6千円
(平成30年度新規裁定者:新たに年金をもらい始める人は5万4千円)

上記の額はあくまでも平均月額です。自分がもらえる年金の予定額は「ねんきん定期便」を見ると分かります。しかし、それ自体をどこに保存したか?忘れている方も多いと思います。日本年金機構「大切なお知らせ、『ねんきん定期便』をお届けしています(https://www.nenkin.go.jp/service/nenkinkiroku/torikumi/teikibin/20150331-05.html)」によると「毎年誕生月に、ご自身の年金記録を記載した「ねんきん定期便」をお送りしています。」とあります。なくした場合には再発行してもらえますが、発送まで約2か月かかるそうなのでご注意ください。

まずは、自分の年金予定額を確認しましょう。

老後資金は、いくらあればいいの?

「退職後、子供が独立して年金生活になったら、悠々自適な生活を送れたらいいな」誰もがそんな夢を見ますが、実際どれくらいの収入があれば暮らしていけるのでしょうか?(公財)生命保険文化センター「令和元年度生活保障に関する調査(速報版)」まとまる(https://www.jili.or.jp/press/pdf/press_190920_2.pdf)」を見ると、夫婦2人の場合の生活費月額は下記のように記載されています。

最低日常生活費に必要な平均月額:22万1千円
ゆとりある老後生活費月額:36万1千円

老後のゆとりある生活のためには、22万1千円にプラス14万円必要との調査結果です。自分たち夫婦の「ねんきん定期便」の予定額を合算して確認してみましょう。

まず老後も支払い続けるものをリストアップ

上述の「貰える年金の額」も「生活に掛かる額」も、あくまでも「平均」です。自分たち夫婦の場合は、月にいくら必要なのかどうなのか?を洗い出しましょう。

高校3年生と1年生の娘のお母さんである主婦A子さんが年金に関して考え始めたきっかけは、娘たちの進学費用の洗い出しをしていた時でした。A子さんのような50代の夫婦にとって、このタイミングは大学進学で教育費の支出が最大になる時です。「大学の学費は足りるか?」を検証するため貯蓄の洗い出しをしました。

その流れで「ところで、退職金はどれくらい貰えるのか?」「住宅ローンの残債、あと何年払うの?いくら残っているのか?」「じゃあ、年金はどうなんだ?」と自分たちの老後資金も芋づる式に考えることになりました。ざっと計算すると、なかなか厳しい現実だということが分かりました。しかし、そのことに早く気が付けば気がつくほど、対策できる時間は増えます。

後悔先に立たず。退職後、年金を貰い始めて「まさかこんなに苦しい生活になるとは思いもしなかった」ということにならないように、自分の年金のことを知り、早期に対策を講じることがゆとりある老後への第一歩です。

【参考】
日本年金機構「公的年金の種類と加入する制度(https://www.nenkin.go.jp/service/seidozenpan/shurui-seido/20140710.html)」
厚生労働省「平成30年度厚生年金保険・国民年金事業の概況(https://www.mhlw.go.jp/content/000578278.pdf)」
日本年金機構「大切なお知らせ、『ねんきん定期便』をお届けしています(https://www.nenkin.go.jp/service/nenkinkiroku/torikumi/teikibin/20150331-05.html)」
(公財)生命保険文化センター「令和元年度生活保障に関する調査(速報版)」まとまる(https://www.jili.or.jp/press/pdf/press_190920_2.pdf)」

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