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「預金をするとお金がかかる!?」貯蓄上手になるための、損をしない銀行口座の使い方。

LIMO / 2020年7月15日 19時15分

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「預金をするとお金がかかる!?」貯蓄上手になるための、損をしない銀行口座の使い方。

社会人であれば、ほぼ全員が銀行口座を持っているかと思います。複数持っている、という人もいらっしゃいますよね。ところで、その中に「お金を預けたままにしている」という口座はありませんか?

それ、放置しておくと、せっかく預けたお金が減っていくかもしれません…。

大切に寝かせておいた”虎の子預金”の残高が、気がつかないうちに減っていた!なんて悲しいことにならないよう、かしこい銀行口座の使い方について一緒に考えていきましょう。

「預けただけでお金が減る!?」

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大は、多くの業界に影響を与えています。銀行などの金融機関も例外ではありません。

日本銀行が公表した「預金種類別店頭表示金利の平均年利率等(https://www.boj.or.jp/statistics/dl/depo/tento/index.htm/)」の最新データ(2020年7月8日掲載分)からは、定期預金の預入期間別平均年利率は全体的に低くなっていることがわかりました。約1カ月前のデータと比較しても、預入期間が短いものを中心に0.001%ほど下がっています。

そもそも、国内銀行の普通預金の平均年利率は、現在0.001%と過去最低の水準。10万円を普通預金口座に1年間預けても、たった1円しか増えないということになります。つまり、金利を当てにしてもお金は増えないということです。

さらに、ここで問題になってきたのが「口座維持手数料」です。大手国内銀行を中心に導入される可能性が出てきています。お金を貯める・増やすために銀行に預金しているのに、手数料でマイナスになってしまっては意味がないですよね。

見直して見ませんか?「銀行口座の使い方」

そんな話をしてしまうと、「じゃあ銀行にお金を預けないほうがいいんじゃないの?」という声が聞こえてきそうですね。でも、銀行口座の使い方を整理すれば、目減りを避け、貯蓄額アップを目指していくことも可能です。

これからは「ただ銀行にお金を預けているだけ」ではなく、「よりお得な預け方」を自分で工夫していく時代になっているのかもしれません。

そこで、誰でも手軽に始められそうな方法が「銀行口座の整理」。ここからは、マネー上手さんたちがすでに実践している3つのポイントをご紹介していきましょう。

使っていない口座を解約

口座を開設したまま、特に入出金もなく放置している、なんてことはありませんか?「いつか使うかも」とそのままにしておくと、実は損をする可能性があります。

「休眠口座」という言葉をご存じですか?一般的に長期間入出金などの取引がおこなわれておらず、金融機関側からも預金者との連絡が取れなくなっている口座のことです。実は、2018年に施行された「休眠預金等活用法(https://www.fsa.go.jp/policy/kyuminyokin/kyuminyokin.html)」により、10年以上動きがない預金等は預金保険機構に管理が移ることに。詳しくいうと、あなたのお金だったものが民間の公益活動に使われてしまうことになるのです。

先述の口座維持手数料が導入されれば、知らないうちに残高がマイナスになっていく可能性も。「寝かせ過ぎた“”虎の子預金“が目減りしていた・・・」なんて損をする前に、使っていない口座を把握して整理することをオススメします。

用途別に口座を分ける

銀行口座は1つにまとめなければいけないわけではありません。複数持っていた方がお金は貯まりやすいともいわれています。用途別で口座を区別している人・区別していない人では貯蓄額に差があるという調査結果もあるほどです。ただし、口座数が多ければよいというわけではありません。日頃の管理や口座維持手数料の面も考慮し、必要な用途に絞って口座を持ちましょう。

シンプルに「貯蓄用と生活費用」に分けるだけでも、貯蓄へのモチベーションアップに効果が期待できそうです。お金の「色分け」にもつながり、節約や資金形成に対する意識も高まりそうですね。

ネット銀行を活用する

ネット専業銀行が普及してきましたね。スマホのアプリで残高を確認したり、送金したりできるので、とってもスマートで便利。振込手数料やATM手数料が無料になる銀行も多いです。入出金や振込をする機会が多い場合、手数料だけでも結構な出費になりますよね。

そして大きなメリットは、預金金利が高めであること。普通預金金利だけで見ても、0.1~0.2%の銀行も多いです。(※2020年7月中旬現在)

これを国内銀行の普通預金の平均年利0.001%と比較すると、100倍以上になります。今後口座維持手数料が導入されたとしても、金利が高ければ、多少は負担の軽減が期待できそうですよね。

まとめにかえて

COVID-19だけでなく、自然災害などの心配ごとが多い今日この頃。健康管理と同様、お金の管理も手堅くいきたいもの。使っていない銀行口座を断捨離・整理することで、入出金や貯蓄の進捗状況が分かりやすくなります。節約や貯蓄への意識アップへつながる効果も期待できそうですね。日頃からお金まわりを整理しておくことは、住宅ローン・教育費、さらには老後資金を準備していくうえでも、とても大切な視点になっていくのではないかと思います。

今回ご紹介した工夫は、いずれも銀行口座を整理するだけの簡単な方法ばかりなので、ぜひご検討を。

【ご参考】貯蓄とは

総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

【参考】
「預金種類別店頭表示金利の平均年利率等(https://www.boj.or.jp/statistics/dl/depo/tento/index.htm/)」日本銀行
「休眠預金等活用法(https://www.fsa.go.jp/policy/kyuminyokin/kyuminyokin.html)」金融庁
「金利一覧(https://www.aozorabank.co.jp/bank/kinri/index.html)」あおぞら銀行
「金利一覧(https://www.rakuten-bank.co.jp/interest/)」楽天銀行
「金利(https://gmo-aozora.com/contents/interest.html)」 GMOあおぞらネット銀行

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