お隣りもやってた!?「幼児向け通信教育」…費用に見合う効果はあるの?

LIMO / 2020年7月21日 10時0分

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お隣りもやってた!?「幼児向け通信教育」…費用に見合う効果はあるの?

子どもが生まれると、乳幼児から始められる通信教育のダイレクトメールが送られてくることもしばしば。「こんなに早くから?」と思いながらも、まわりにも受講している人が意外と多く、出遅れ感を抱いたことがある人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、小さな子ども(幼児から小学校低学年)に通信教育を受けさせた経験のあるママやパパからの、「やっていてよかった」と「メリットはなかった」という声をあわせてご紹介していきます。

「教育費の多少が学力に差をつける」と考える親は多い

塾や英語教室など学習系の習いごとだけでなく、スイミングやサッカーなどの運動系の習いごとなど、子どもの教育にはお金をかけようと思えばキリがありません。あれもこれもやらせてあげたいと考えるのが親心ですが、収入とのバランスが取れていなければ、家族の生活ごとひっくり返ってしまいかねません。

ソニー生命が今年2〜3月に行ったアンケート(大学生以下の子どもがいる20歳以上の男女を対象にインターネットで実施、有効サンプル1,000名/※1)によると、「子どもの学力・学歴は教育費をどれだけかけたかで決まる」と大なり小なり考えている親が、60%以上にのぼるという結果が。また、英才教育や早期知育に関しても、「子どもの将来のために重要だ」と考えている人が70%を超えており、子どもの教育への関心の高さがうかがえる結果となっています。

そんな親たちにとっては、小学校へ上がる前後の時期にどのような教育を受けさせるか、も気になることのひとつ。幼児向けの通信教育に入会する家庭も増えているようです(※2)。生活習慣を身につけるものや英語を学ぶものなど、一口に通信教育と言ってもさまざまなジャンルがあります。

費用は、どんな通信教育を選ぶかによってもちろん差はありますが、1カ月当たり1,000円弱〜4,000円程度が相場。多くの場合、子どもの年齢が上がるほど月額料金も高くなります。

「通信教育を受ける・受けない」を決める上で、家庭の経済状況を考慮するのはもちろんですが、「我が子にとって必要かどうか」についてはどうやって判断したらよいのでしょう。そこで手がかりとなるのは、やはり経験者たちの声。賛否両論あるコメントから、ぜひヒントを見つけてください。

「やっててよかった」…生活習慣や勉強意欲にプラスの効果

まず、通信教育を実際に受けさせて「よかった」と感じた親御さんの体験談を紹介します。通信教育で得られたメリットとは、どのようなものだったのでしょうか。

早寝早起きの習慣がついた

「我が家では、長女が幼稚園の年長になる頃から幼児向けの通信教育をスタートしました。小学生になるときのことも考えて、そろそろ生活リズムというものを意識してもらいたかったからです。もちろん、主人と私も長女への声かけなどは行っていますが、親に言われてやるのではなく、自分から動けるようになってほしかったというのが一番の思いです。当時申し込んだ通信教育には、起床から就寝までのタイムスケジュールを1枚のシートにしたものが付録としてついており、娘はその付録に興味津々。教材が届いた日から早速生活のスケジュールをマネしようとしている娘を見て、“さすがだな!”と付録に感心したのを覚えています。子どもに“なぜ”と“どうすべきなのか”をわかりやすく伝えられるのが、通信教育のメリットだと感じました」(34歳/6歳の女の子のママ)

自粛中の家庭学習ですごく役立った

「新型コロナの影響で新年度がなかなかスタートせず、小学校が休校となってしまって家にいた我が子。学校から課題が届いてはいたものの、まだ低学年のこともあってサクサク終わらせてしまい、手持ち無沙汰な状況が続いていました。そこで活躍してくれたのが、他でもない通信教育の教材たち。これまでは気が向いたらやるという程度で、学校の宿題がないとなかなか自分から机に向かって勉強しようとはしなかったのですが、休校中は他の習いごとも全てお休みだったため、通信教育の教材と向き合う時間がたっぷりとありました。通信教育の教材は、良い意味で子どもにとって“ひまつぶし”になったようでした。新しい問題が解けたときのおもしろさも感じた様子で、通信教育を続けていてよかったなと感じています」(37歳/7歳・5歳の男の子のママ)

「我が家には必要ないかも」…子どもが教材に馴染めない

次に、通信教育に対してメリットを感じなかったという親御さんの体験談を紹介します。子どもに十人十色の個性があるように、通信教育というしくみとの相性もそれぞれ違うようです。

おもちゃが増えるばかりで、子どもは無関心のまま

「幼児向けの通信教育に入会していたのですが、毎月おもちゃが送られてきて専用の収納スペースを用意しなければならないほどに。届くおもちゃに興味を示してくれればまだよかったのですが、我が子にはあまり魅力的でなかったのか、見向きもしないものがほとんど。結局、1年経たないうちに退会してしまいました」(29歳/3歳の男の子のパパ)

子どもがドリルをやることに馴染めない

「年長に進級するタイミングで、幼児向けの通信教育を始めました。学習系の幼稚園ではなかったので、小学校へ上がるまでに文字や数字に触れさせておこうと思って入会したんです。でも、ドリルに向き合うということ自体を嫌がる息子に、親である私の心が先に折れてしまって…。とりあえず小学校へ上がるまではと思って続けてみたものの、息子の“興味なし感”は結局変わることがなかったため退会しました」(31歳/6歳の男の子のママ)

家でやるのが性に合わない子どもも

「通信教育って、当たり前のことですけど、家でやるのが基本ですよね。スイミングや英会話など、教室に行けばやる気も出る娘でしたが、自宅で習いごと的なことをするのは嫌だったらしく、なかなか続けることができませんでした。自宅で時間を気にせずできるという手軽さが通信教育の魅力ですが、それが裏目に出るケースもあると思いますよ」(30歳/7歳の女の子ママ)

まとめ

通信教育は、自宅にいながら生活にまつわる基本的なルールや、学習を進めることができる便利な手段。しかし、続かなければ学習効果も上がりませんし、支出も毎月(年払いの場合は毎年)決まった額が発生するので、入会するかどうかは慎重に決める必要があります。お試し教材や事前の体験期間が用意されている場合は、ぜひそれを活用しましょう。

通信教育にメリットを感じている人もいれば、うちの子には合わなかったと回答している人もいましたね。利用するかどうかを決めるときに大切なのは「2つのバランス」です。

    〈子どもの興味〉〈家計〉

    〈通信教育の費用〉〈家計〉

さらに、夫婦で教育費の考え方について事前に議論しておくと、利用の有無を決めるのがスムーズにいくかもしれません。夏休みが近づいてくると、また通信教育の広告が増えてくるでしょう。それぞれの教育内容をしっかり把握し、子どもに合うものを選んであげたいですね。

【参考】
(※1)「子どもの教育資金に関する調査2020(https://www.sonylife.co.jp/company/news/2019/nr_200327.html)」ソニー生命
(※2)「教育産業市場に関する調査を実施(https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2289)」矢野経済研究所 2019年11月28日付プレスリリース

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