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妻が財布を握っている家庭は45%!そんなうちの旦那は、幸せ?不幸せ?

LIMO / 2020年7月25日 20時45分

妻が財布を握っている家庭は45%!そんなうちの旦那は、幸せ?不幸せ?

妻が財布を握っている家庭は45%!そんなうちの旦那は、幸せ?不幸せ?

「今月小遣い、足りないんだけど…」と夫から言われてドキッとする、もしくはご立腹の奥様、いるのではないでしょうか?この会話が成立する家庭は、妻が財布を握っている家庭です。世間では、妻が財布を握っている家庭はどれくらいあるのでしょうか?また、「夫婦別財布」「共同で管理している」の割合も一緒にみていきましょう。

家計の財布はどっちが握っている?

松井証券株式会社が、全国の結婚3年以内の20-30代男女400名(若年夫婦)、結婚30年以上の50-60代男女400名(熟年夫婦)、合計800名を対象にインターネット調査した「夫婦の家計管理事情に関する調査(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000120.000019241.html)」(令和2年6月に発表)の結果から次のような調査結果が出ています。

家計の財布を握っているのは?

妻:45.0%
夫:24.8%

妻が家計を管理している家庭が最も多い結果となりました。どちらが管理しても、紆余曲折あるのが家計管理ですが、様々なエピソードがあるようです。

妻が家計の管理:A子さんの場合

A子さんは、高校3年生と高校1年生の娘がいるアラフィフのワーママです。A子さんが家計を全面的に管理しています。大学受験を控え塾代がかさみ赤字が出る月が多くなったので、旦那に小遣い下げる交渉をしましたが案の定、抵抗されました。その際「どんな収支なのか見せて」と言われたので家計簿を見せました。

出費をすべて記載していたはずなのに、家計簿を見ると赤字になるほどの収支ではありませんでした。夫に「足りているじゃん」と寄りきられそうになりましたが、A子さんは思わず「分かりました、私では家計管理は力不足なので、どうぞあなたが全て管理してください」と大見得を切ったら「やっぱりお願いします」と差し戻されそうです。

後日、A子さんが旦那にインタビューしたところ「小遣いなど管理されているに不満があるものの、家計の様々な出し入れ(例えば学校の教材費やPTA費など)を管理する時間や気力がない、というのが本音」と言っていたそうです。

旦那が家計を管理:B子さんの場合

専業主婦のB子さんは、旦那から生活費を渡されて日々切り盛りしています。去年の春、冷蔵庫の冷凍庫部分が壊れたのでB子さんは旦那に「冷蔵庫を買ってほしい」とお願いしました。ところが旦那は「冷凍庫はダメだけど、まだ冷蔵の部分は使えるから大丈夫じゃん」と買い換えを渋らました。

しかし、夏になって旦那自身がいつでもアイスを食べられる環境を整えたくなったらしく「冷蔵庫、やっぱり買おうか」と手の平が裏返ったそうです。そこでB子さんは思わず「旦那はドがつくほどケチ」と友達に愚痴ってしまったそうです。

妻が財布を握っていることについて夫はどう思っているか?

前述の、妻が財布を握っている45.0%の家庭の旦那はそのことをどう感じているのでしょうか?その調査結果も出ています。

とても満足している:31.2%
やや満足している:43.5%
あまり満足していない:15.2%
まったく満足していない:10.1%

妻の家計管理に対し7割以上が満足しているという調査結果でした。前出のA子さんの旦那のように細々なお金の出し入れ管理をしないで済むところが満足7割の理由かもしれません。「口を出すなら手も出して」といわれるのが嫌なのかもしれません。

「夫婦別財布」「共同で管理している」の割合は?

夫婦共働きが増えている昨今、「夫婦別財布」という家庭もあります。前述の資料によると、家計を「別々に管理している」という夫婦は16.4%います。また「共同で管理している」と答えた夫婦も13.9%います。

ちなみに、共働きの世帯の割合はどれくらいなのでしょうか?独立行政法人 労働政策研究・研修機構の統計情報「専業主婦世帯と共働き世帯(https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/timeseries/pdf/g0212.pdf)」によると、下記の数字が出ています。

共働き世帯:1,245万世帯
専業主婦世帯:575万世帯

今はおおよそ3世帯に2世帯が共働き、1世帯が専業主婦世帯ということになります。

ちなみに、30年前はどうだったのでしょうか?前述の資料によると1980年は約1,100万世帯が専業主婦世帯、約600万世帯が共働き世帯でしたので、おおよそ3世帯に2世帯が専業主婦世帯、1世帯が共働きだったという計算になり、今とは逆の構成です。

夫婦別財布のC子さん夫妻:お互いの貯金額が分からない

C子さん夫妻は、夫婦ともフルタイムで働き、中学校2年生の娘さんがいます。住宅ローンや光熱費など引き落としされるものは旦那の給料から、食費や消耗品などの現金やカードで都度買うものは妻の給料から捻出していました。C子さんは旦那に「子供の将来の学費の貯金をしておいてね」と頼んでいたので「それなりに貯金しているだろう」と思って楽観視していました。しかし、中学2年生から塾に通い始めるときに貯金額を聞いたら、なんと50万円しかないのというのです。

C子さんは貯金額を確かめなかったこと、計画を立てていなかったことを後悔しました。幸い、C子さんは300万円のヘソクリをしていたのでことなきを得ましたが、もしなかったら大変なことになっていました。この後、夫婦別財布はやめ、共同管理にシフトしました。この際、夫には貯金が200万円あるとは伝えず、70万円しかないと伝えました。

女性の方がお金の管理は向いている⁈

魚市場が築地にあった頃、こんなことが言われていたそうです。「お女将さんがしっかりしているところは、勘定がしっかりしている」お金勘定については、どうやら女性の方がしっかりしていることが多いようです。ですから、妻に財布を管理されていても満足している夫が多いのかもしれません。

あなたの家庭はどのパターンでしょうか?

【参考】
松井証券株式会社が令和2年6月に発表した「夫婦の家計管理事情に関する調査(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000120.000019241.html)」
独立行政法人 労働政策研究・研修機構の統計情報「専業主婦世帯と共働き世帯(https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/timeseries/pdf/g0212.pdf)」

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