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「漸く」ってなんて読む?読めそうで読めない難読漢字ランキングTOP10

LIMO / 2020年7月26日 10時15分

「漸く」ってなんて読む?読めそうで読めない難読漢字ランキングTOP10

「漸く」ってなんて読む?読めそうで読めない難読漢字ランキングTOP10

突然ですが、「漸く」という漢字を見てすぐに読めますか?「しばらく」「きりさく」「いただく」などさまざまな読み方が頭に浮かぶかもしれません。しかし、答えは「ようやく」です。「ようやく終わった」などの使い方をしますが、漢字は知らない方も多いのではないでしょうか。

2019年2月~3月に、文化庁が全国16歳以上の男女3590人を対象に行った「国語に関する世論調査(https://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/kokugo_yoronchosa/pdf/r1393038_02.pdf)」では、 日常の言葉遣いや話し方、文章の書き方など、国語についてどの程度関心があるか調べています。「非常に関心がある」(18.0%)と「ある程度関心がある」(58.5%)を合わせた「関心がある(計)」は 76.4%という結果が出ており、8割近い人が国語について興味を持っていることが分かります。

テレビ番組でもアイドルが難読漢字にチャレンジする企画が行われたり、漢字の書き順をクイズにしたりすることもあるため、「漢字」はそれだけ関心の高い分野なのかもしれません。そこで、本記事では「漸く」のように読めそうで読めない難読漢字をランキング形式で紹介していきます。

難読漢字とは?

まずは、難読漢字とはどういう漢字なのかを解説します。難読漢字とは一般の人にとって読みにくい漢字系文字の総称で、読み方が熟字訓など表外のもの、当用漢字外の漢字や国字が入っているものなどを指します。

難読漢字に関しては明確な基準はなく、「薔薇(ばら)」のように画数が多く難しそうな漢字であっても、過半数の人が読めるような漢字は難読とは呼びません。具体的には「蒲公英(たんぽぽ)」「潴(みずたまり)」のように、普段は平仮名で書いたり読んだりすることが多く、一般の人が答えられないものを難読漢字としています。

読めそうで読めない!難読漢字ランキングTOP10

それでは、読めそうで読めない難読漢字を紹介します。下位から発表していくので、だんだん難しく感じるかもしれません。どれくらい読めるか確認してみましょう。

10位:胡座(あぐら)

「あぐら」という言葉自体は使っても、漢字単体で見ると「あれ?」と思うこともあるのではないでしょうか。ちなみに「胡坐」はもともと貴族が座る高い座席や腰掛などの呼び名でしたが、江戸時代以降に座り方を指すようになりました。

9位:強ち(あながち)

「すなわち」「ただち」などさまざまな言葉が浮かびそうですが、答えは「あながち」。口に出すことはあっても、漢字はなかなか知らないものです。ちなみに「強か」は「したたか」と読みます。

8位:転寝(うたたね)

転がって寝る姿を想像して「ごろね」と読んでしまいそうですが、答えは「うたたね」。眠るつもりもないまま、うとうとと眠ることを指します。

7位:夥しい(おびただしい)

なかなか難しい漢字なので、読めた方も少ないのではないでしょうか。ちなみに「夥しい」という漢字の由来は「果実が多い」様子からだそうです。

6位:木耳(きくらげ)

「きくらげ」は干したクラゲの味に似ていることから付けられた名前です。「木耳」と書くのは、形が人間の耳に似ているからだそうです。

5位:口遊む(くちずさむ)

「くちあそむ」と読みたいところですが、答えは「くちずさむ」。思いつくままに、声に出して言ったり歌ったりすることを指します。口が遊ぶさまから連想すると良いかもしれません。

4位:準える(なぞらえる)

「準える」だけでなく、「准える」「擬える」も読み方は「なぞらえる」です。「準える」「准える」は基準にあわせる、「擬える」は似せるという意味で使います。

3位:設える(しつらえる)

目的のための設備をある場所に設けることを指します。「誂える(あつらえる)」と混同しそうな難読漢字です。

2位:然も(さも)

単純なのですが意外と読めないのが「然も」です。「然も自分の手柄かのように」など、本当にそれらしいさまを表すときに使います。

1位:具に(つぶさに)

読めそうで読めない難読漢字ランキング1位は「具に」です。「ぐに」と読みたくなってしまうこの漢字は「つぶさに」と読み、細かくて詳しいさまを指します。「詳細」という言葉に言い換えられるので、「具に」を使うことはあまりないかもしません。

読めないときは「手書きアプリ」を使ってみよう

地名や人名などに、普段見慣れない漢字が使われていることがあります。漢字が読めないと、PCやスマホで変換できずに困ることも。そんな難読漢字に出会ったときに便利なのが「手書きアプリ」です。指で手書きした文字から漢字の候補を出してくれるので、読めない漢字も変換できるようになります。読めなくてスッキリしない漢字があるときは、ぜひ試してみてください。

難読漢字は読めると楽しい

読めそうで読めない難読漢字ランキングを紹介しました。口にすることはあっても、漢字にすると読めないものもあったのではないでしょうか?普段使うことはあまりない難読漢字ですが、読めると面白くなってきます。ぜひ、今後も難読漢字に注目してみてください。

【参照】
文化庁「国語に関する世論調査(https://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/kokugo_yoronchosa/pdf/r1393038_02.pdf)」

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