主婦になったらしっかりするハズ…婚活女子の約半数が「貯金0円」って本当？

共働き家庭が増えた現代でも、結婚後に家計のやりくりを妻に任せる家庭は多いようです。

それはどこかで昔から続く「家計を預かりしっかり運営するのが賢い妻」という理想像が続いているからかもしれません。また、男性に比べ財布のひもが固そうにも見える女性たち。

しかし、アンケートによるとそんな主婦を目指す「婚活女子」たちの多くが現状「貯金0円」生活を送っているというのです。

貯金はない。だけど結婚はしたい

冒険社プラコレが令和2年7月に20代から30代の女性1243名を対象に行った調査「20~30代女子のおカネの事情、夫婦の財布事情（https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000059.000021126.html）」によると、「結婚するために貯金はしたか」という問いに対し、49％の人が「していない」と回答。約半数の女性が結婚を意識するもお金は貯めていない状態であるという結果に。

「貯金している」派の多くは毎月1~3万円ほど貯金をして結婚式や結婚後の新生活に備えているようですが、その資金を貯めていない女性がこれほどいることに驚く男性や先輩主婦も多いのではないでしょうか。

貯金ゼロ女子だった妻

アラサーといわれる世代が貯金ゼロとは少々信じがたいという男性も多い中「今や貯金の鬼ともいえる妻ですが、結婚した当時は貯金0円でした」というのは結婚8年目のTさん。

「飲み会で知り合った妻は気遣いのできる明るい女性でした。『しっかりしていそうだな』と思ってそこから仲良くなったのですが、結婚してみたら貯金を全くしていなかったんです。当時30歳だった妻に『今までどうしてたの？』と思わず聞いてしまったのですが『出会いを求めたり、自分磨きをしていたらこうなった』と。

別に結婚相談所に登録をして会費を払っていたとかそういったまとまったお金の話ではなく、日常的に出会いにつながりそうな会に顔を出したり、少しでも好感度を持たれるように洋服を買いそろえたり、ジムで鍛えたりしていた結果、お金が全くたまらなかったと。妻は派遣社員だったし、女の子はそんなもんなのかと驚いたのを覚えています。

しかし、結婚後は『マイホーム資金』『子供の教育資金』という目標ができると妻は貯金の鬼に。服もめったに買わないし、夫婦で外食はもったいないと週末は彼女が腕を振るって節約料理を披露してくれます。見た目と違い金銭感覚のおかしな女性だったらと最初は焦りましたが、年齢やライフステージで使い分けのできる人だったのでほっとしました」

Tさんの妻のように、収入がギリギリで結婚を目指している女性の中には「婚活費用で手一杯」だったという人もいるようです。結婚後、家計のやりくりを任されるようになった妻がしっかりと貯金ができるようになったというのは朗報ですね。

高収入男性を狙う貯金ゼロ女子

一方、婚活中に貯金がないにもかかわらず焦ることのない女性もいるようです。「自分を磨いておけば、それなりの相手と結婚できる。焦らずしっかりと見極めて結婚すれば、自分にお金がなくても相手が持っているはず」などと一発逆転を狙う女性も少なくはありません。

しかし、収入が高い男性が必ずしも貯金が多いとは限りません。医師の男性と結婚したMさんは意外な出費に驚いたといいます。

「夫は医大の学費を支払うのに奨学金を借りていたんです。私も奨学金を借りていたのですが、2人の額を比べてびっくり。彼の返済する金額は私の比ではありませんでした。医師と結婚したので即座に大金持ち！なんて思っていましたが、付き合いも多いし奨学金の返済も多い。稼ぐ分出ていく金額も多いんだと学びました」

貯金0円女子の算段通りにいかないことも多々あるので、あまりパートナーに依存する考えは危険かもしれません。

カツカツに暮らすアラサー女子たち

オシャレや飲み会といった出費で貯金がない女性もいれば、収入自体が少なく結婚するまでとても貯金どころではないといった女性まで、アラサー女子の懐事情は様々です。

結婚後のお財布管理者がいまだ夫より妻の方が多い事実を考えると、貯金0円だったとしても散在してしまう人ばかりとも言い切れないのかもしれません。

「貯金もないのに結婚したい」と聞くと一瞬驚いてしまいますが、その内容をしっかりと理解し、結婚前にお互いの金銭感覚や習慣があるのかをチェックしておくことで「この人とだったらお金のストレスなく暮らしていけるのではないか」が確認でき、結婚後のストレスを減らしていけるのではないでしょうか。

【参照】
冒険社プラコレ「20~30代女子のおカネの事情、夫婦の財布事情（https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000059.000021126.html）」